ブロードウェイのお芝居、『ハリー・ポッターと呪いの子』がトニー賞の演劇部門で作品賞を受賞しましたね!

その他5部門受賞しました!!

さて、前回の観劇の続きです。
メインキャラクターたちは、オリジナルキャストでウエストエンドのキャストが、ブロードウェイでも演じていますが素晴らしいです! 
ニュースで「ハーマイオニー」が黒人の女性が演じることで、物議をかもした時に、 作者J・K・ローリングが「私は、本に一度もハーマイオニーがどんな肌の色かなど書いていないわ」というのを何かで読んだことがありますが、流石ですね。
あの、しっかり者のキャラクターが一番大事なのですよね。本というのは、読む人の想像で言葉からマジックが起こり、読者はそれぞれの世界を空想しながら読み続けますからね。
また、今までの物語でも魔法が幾つかありますが、それがその通りに演じられるのがびっくりです!!

image2.jpeg

客席から「オー!」となんどもどよめきが起こり、拍手も起こります。そして、物語も過去の話などで、語られていなかったことなどに触れるとそこでも観客が「あー・・・」とため息や、なるほど。といった声をいっせいにあげます。1600名の他人同士の観客が一体になって物語を体験していくのが、なんとも言えない気持ちになります。

image1.jpeg

image3.jpeg

最後に、セットについてです。有名な森のシーンがあるのですが、セットは学校のままです!ブロードウェイなので、大掛かりなセットで森を表現するのかと思うと、役者たちが前に向かって歩くだけで、森のシーンになります。なので、観客は、ビジュルアル的には、学校のセットにいるキャラクターたちを見ているのですが、内容は森のシーンとわかっているので、役者と一緒に個々の森を想像している感じです。

小道具のスーツケースも汽車になったり色々な役をしますが、姿形はスーツケースのままなので、これも観客が物語から違うのを想像します。こういうのは素敵ですね!
本とお芝居ですよね。物語の世界に連れて行ってくれるのは!
家族連れ、大人の男性のグループ、女性のグループなど、客層も広かったです。子供たちがこの年齢から生の劇場のお芝居を観るきっかけになるのは素晴らしいですね!

image4.jpeg

image5.jpeg

インタビュー & コラム

tomotani.jpg

友谷 真実 Mami Tomotani

マーサ・グラハム・サマースクール、劇団四季研究所、川副バレエスクールでダンスを学ぶ。
★主な出演作品:
ニュー・アドべンチュアーズ『くるみ割り人形』(クララ、キューピット役ほか)、『白鳥の湖』、『カーマン』、『エドワード・シザーハンズ』(ペグ 役ほか)、『Highland Fling』(愛と幻想のシルフィード)、州立バレエ・リンツにてロバート・プール、オルガ・コボス、ピーター・ミカなどの作品(オース トリア)、 アルティ・ブヨウ・フェスティバル(京都)、ベノルト・マンブレイの振付作;スイセイ・ミュージカル『フェーム』、『ピアニスト』; 劇団四季『キャッツ』、『ジーザス・クライスト=スーパースター』、『アスペクツ・オブ・ラブ』、『ウエストサイド物語』、『オペラ座の怪人』、『ハン ス』、『オンディーヌ』など
★TV/映画:『くるみ割り人形』(BBC)他。
★振付作品:『just feel it?以・真・伝・心』個人のプロローグ(02年);アルティ・ブヨウ・フェスティバル(98年)、他。
http://ameblo.jp/mami-tomotani/

ページの先頭へ戻る