ブロードウェイのお芝居『ハリー・ポッターと呪いの子』の2部作を観ました!!
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- コラム 友谷真実
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非ミュージカルの作品としては週あたり最高の売上を記録したので、とにかくチケットが取れないみたいですが、夫が誕生日プレゼントとしてチケットを取ってくれました。私の年だとプレゼントは普通、イヤリングやネックレスなのでしょうが、私はこのチケットの方がとても嬉しかったです。
この作品は、2つの公演に分かれているので両方観ないと完結しません。それぞれを別の日に観に行くこともできるそうですが、曜日が決まっており、仕事と重なっていたため、私は1日で両公演を観ることにしました。
お昼公演でパート1(休憩を入れて2時間半ぐらい)、同じ長さぐらいのパート2を夜公演で観ました。
私は仕事柄、劇場で一日中リハーサルなどを経験しているので全然苦ではありませんでしたが、子供もたくさん観に来ていて、みんなずっと真剣に観ていましたよ。
昼公演から戻ってくると、隣に同じ人たちが座っているので、皆さんお互い会話をしていました。劇場で一緒に作品を観ているうちに親近感が湧いてくるようです。:)私の隣の席はワシントンから来ているという女性でした。彼女はプレヴュー公演を見ていて今回が2回目の観劇ということでした。そして、「私の観た感想を聞きたい。どう思った?」と聞かれました。
私は「とにかく面白い!!本を読んでいる感じです!!最近、リバイバルや映画、またディズニーのアニメがミュージカルになるのが多いので、知っている物語をどう舞台にするのかというのを観に行く感じで、物語に驚きはありません。でも、『ハリー・ポッターと呪いの子』は、新しい物語を上演しているのでとても新鮮です。」と答えました。また後ろに座っていた男性の二人組は、『ウィキッド』以来の新鮮さがあるね!と話していました。
「ハリー・ポッター」の作者J・K・ローリングも「内容を知られないようにしたい、お客さんが初めて物語を知る時の驚き、それを経験してほしい。無の状態で舞台を観て楽しんでほしい。」と言っています。劇場のあちこちに「Keep The Secret.」とありましたが、本当のファンは、やはりこの J・K・ローリングの気持ちを理解し、映像も含めてソーシャルメディアに出さないのでしょうね。
私は何も調べず、内容も全く知らなかったので、「ハリー・ポッター」のミュージカルと思って観に行きました。。。いつ歌い出すのだろう? どんなメロディーなのだろうと。。。:)
大人の役者さんがハリーを演じている写真を見たときは、「ハリーの役をこなせる子役がいなかったのだろうなー。」と思っていました。。。はい、私は相変わらずです。そしてこの天然ボケのおかげでこの誕生日プレゼントの観劇は最高に面白かったです!
この作品がお芝居であること、ハリーが大人であることなど、何もかもが驚きでした!! そしてその後に続く、お話の逆転や、スリザリンのドラコの息子、スコーピウスのキャラクターなど驚きの連続で本当に本を読んでいる気持ちになりました。もう一度、二度観に行きたいです。。。でも高額なので何年か待たないといけないのでしょうね。
「ハリー・ポッター」には、やっぱり芝居から歌やダンスなどいらなかったです。少し、ダンスがありますが上手に入っています。私も芝居の振付をするので、芝居にダンスや歌が上手に入っているのは大好きです。
とにかく、ミュージカルにしなくてありがとう! と思いました。まだまだ色々と書きたいので、続きは次回にアップしますね。楽しみにしていてください。
インタビュー & コラム
友谷 真実 Mami Tomotani
マーサ・グラハム・サマースクール、劇団四季研究所、川副バレエスクールでダンスを学ぶ。
★主な出演作品:
ニュー・アドべンチュアーズ『くるみ割り人形』(クララ、キューピット役ほか)、『白鳥の湖』、『カーマン』、『エドワード・シザーハンズ』(ペグ 役ほか)、『Highland Fling』(愛と幻想のシルフィード)、州立バレエ・リンツにてロバート・プール、オルガ・コボス、ピーター・ミカなどの作品(オース トリア)、 アルティ・ブヨウ・フェスティバル(京都)、ベノルト・マンブレイの振付作;スイセイ・ミュージカル『フェーム』、『ピアニスト』; 劇団四季『キャッツ』、『ジーザス・クライスト=スーパースター』、『アスペクツ・オブ・ラブ』、『ウエストサイド物語』、『オペラ座の怪人』、『ハン ス』、『オンディーヌ』など
★TV/映画:『くるみ割り人形』(BBC)他。
★振付作品:『just feel it?以・真・伝・心』個人のプロローグ(02年);アルティ・ブヨウ・フェスティバル(98年)、他。
http://ameblo.jp/mami-tomotani/