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【速報】恩田 陸さんの新作バレエ小説「spring」が連載スタート!

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「次回作はバレエをテーマに──」
『蜜蜂と遠雷』で直木賞・本屋大賞をW受賞された直後から、インタビュー等で新作の構想をおはなしされていた小説家・恩田 陸さん。その待望の新連載が、PR誌「ちくま」(筑摩書房)2020年3月号(3/1刊行)より遂にスタートを切りました。

小説ファンだけでなく、バレエ界にも大きな期待が膨らんだ連載のタイトルは「spring」。
男性ダンサーを主人公に据えた本作の執筆までには、なんと6年の時間がかかったそうです。
取材時のエピソードや舞台作品からの新たな気づき等、第一回執筆直前の様々な想いが、webちくま特別インタビュー「祭典前夜のプレパラシオン」にて語られています。

ここで少しだけ、インタビューの様子をのぞいてみましょう。
まずは、「spring」という連載タイトルの由来が気になりますが...... 

"恩田:まずひとつは「春」です。クラシック・バレエにとってもコンテンポラリーにとっても「春の祭典」(ニジンスキー振付、ストラヴィンスキー作曲・1913年初演)は重要な作品だと感じていて、そのタイトルから。それと、春は人が外に出ていって踊りたくなるような季節じゃないかな、とも。「spring」という単語は面白く、季節を表す以外にもたとえば「泉」や「バネ」といった意味が複数あります。" 


バレエファンとしては、思わず気になってしまうキーワードです。
また、『蜜蜂と遠雷』では瑞々しく描かれたピアノコンクールが大変印象的でした。今回も、ダンサーたちが舞踊で競いあうのでしょうか?


"恩田:今回は、そういった順位を争うような物語とはちょっと違う感じにしたいな、と思っています。(中略)1人のダンサーにとって「踊る」とはどういうことなんだろう、「踊りたい」とはどういう感情なのか、ダンサーとはどういう存在なのか、といった問いにより焦点をあてて描きたいです。どういう時に人は「踊りたい」と思うのか、「踊れるようになる」とはどういうことなのか。(中略)そういった踊ることの深みも、書いていきたいと考えています。"

取材を重ねたからこそ迷いも生まれたというご執筆に、深いところから眼差しを向けられていることが伝わってきます。これからどのような作品世界が広がっていくのか想像が尽きませんが、最後に、こちらのメッセージを――。

"ー(筑摩書房 編集部) 一日たりとも、一瞬たりとも同じ身体で踊ることがないからこそ、ダンサーという存在に惹かれてしまいます。

恩田:「ダンスを観たい」と思ってしまう。私はもともとジャズのビッグバンドをやっていたんですが、ジャズのスタンダードナンバーにはミュージカル曲が多いんです。最初はあまりミュージカルは得意でなかったけれど、音楽をきっかけに観るようになって、そこからコンテンポラリー・ダンスにも興味を持って、さらにそこからクラシック・バレエも観るようになって──
人間が踊っているのを観て「面白い」と感じるのはなぜなんだろう、と考えています。踊りを観ている人は一体何に対して快感を感じているのか。そのあたりも、作品で描けるとよいのですが。"


( " "内は全てwebちくま特別インタビュー「祭典前夜のプレパラシオン」より抜粋 )

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■連載直前インタビューの全文は、こちら。
http://www.webchikuma.jp/articles/-/1958

■PR誌「ちくま」のご注文方法は、こちら。 
https://www.chikumashobo.co.jp/blog/pr_chikuma/

※PR誌「ちくま」についてのお問い合わせは、
全て筑摩書房営業部(03-5687-2680/平日9:15〜17:15)までお願いいたします。



恩田 陸(おんだ りく)

1964年、宮城県生まれ。92年『六番目の小夜子』でデビュー。2005年『夜のピクニック』で第26回吉川英治文学新人賞および第2回本屋大賞を受賞。06年『ユージニア』で第59回日本推理作家協会賞を受賞。07年『中庭の出来事』で第20回山本周五郎賞を受賞。17年『蜜蜂と遠雷』で第156回直木三十五賞、第14回本屋大賞を受賞。近著に『祝祭と予感』『歩道橋シネマ』『ドミノin上海』などがある。

 

 

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