令和元年台風 19 号により、被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げますとともに、
被災地の一日も早い復旧をお祈り申し上げます。

今回で、15回目を迎える「リガインターナショナルダンスコンペティション」が4月26日〜29日まで開催されました。

今回で、15回目を迎える「リガインターナショナルダンスコンペティション」が4月26日〜29日まで開催されました。
今回は、20カ国からダンサーが集まりました。

Image-1リガ.jpg

IMG_0928.jpg

劇場

コンペティションは、クラッシック、コンテンポラリー、振付、民族舞踊の4つの部門があり、各部門はプロフェッショナルとアマチュアカテゴリーに分けて審査を行いました。
年齢別でソロ、デュオ、グループに分かれていたので、たくさんの方々が入賞する機会を得ました。
クラッシック部門では、カザフスタン国立バレエ学校やポーランド国立バレエ学校からの参加者が、基礎をしっかり見せた丁寧な踊りを見せてくれました。
ドイツのベルリン国立バレエ学校、ジョージア国立バレエ団からそれぞれ出場した日本のダンサー達も大活躍でした。
エストニア国立バレエ団から出場したワガノワバレエ学校卒業のMaria Petuhovaと、イタリア人Francesco Piccininのカップルは「グラン・パ・クラシック」のパ・ド ・ドゥで力強いテクニックと安定した踊りを披露しました。
クラッシック部門はソロの参加が多かったのですが、コンテンポラリー部門では、デュオやグループの参加が多数あり、それぞれとても個性豊かな作品が多かったのが印象に残っています。
全体的に、新体操のように身体の柔軟度や、ジャンプ、回転を見せる作品が多く、世界的に最近そのような傾向になっている事が審査員の中で話題になっていました。
芸術的な振り付け作品が少なくなってきている、残念なことだ。とおっしゃっている審査員の方もいらっしゃいましたが、時代とともに、色々変化して来ていると思います。
自分に合った作品を、個性豊かに踊り、何かを伝えることが大切だと思いました。

IMG_8255リガマスタークラス.jpg

マスタークラス

IMG_0914.jpg

マスタークラス

振付部門では、今年は飛び抜けて印象に残るようなグランプリに該当する作品はなかったのですが、平均して良いレベルの作品が揃いました。
ロシア、サンクトペテルブルクの振付大学からの参加が多く、ダンサーの質も素晴らしいものでした。

今年で15周年を迎えるコンクールですが、4月29日に「15周年記念ガラ公演」が、ラトビア国立歌劇場で開催されました。
今回1位を受賞した方々や、世界各国から歴代の入賞者等が集い、3時間に及ぶ華やかなパフォーマンスが開催されました。
ラトビア民族舞踊は国民に本当に愛されていて、観客は自然に手拍子になり、多いに盛り上がりました。

IMG_0962.jpg

ガラ

3e020656-fa08-4edf-b676-a33f4f5e9bee.jpg

表彰式

審査員

Nina Ananiashvili - People's Artist of USSR, Georgia, Russia; Georgian prima-ballerina and the Artistic Director of the Ballet company of Z. Paliashvili Opera and Ballet Professional State Theatre; the art director of V. Chabukiani Tbilisi ballet art state school (Georgia);

Viesturs Jansons - premier danseur and the teacher of Tallin State Ballet school (Estonia);

Marek Rózycki - Deputy Artistic Director of Berlin State balet School (Germany);

Yury Petukhov - Prof. The Vaganova Academy of Russian Ballet , Artistic Director of the Russian Classical Ballet Palace theatre, People's Artist of Russia, State Prize Laureate of Russia, Laureate to International Ballet competition (Russia);

Gunta Bāliņa - educator-coach of Latvian National Opera, Assoc.prof. of Latvian Academy of Culture (Latvia).

Gyuzel Apanaeva - People's Artist of Russia, Director of Moiseyev Dance Academy;

Emi Hariyama - International Arts Director, Founder Japan International Ballet company,visiting professor at Kobe College,Ballerina (Japan) ;

Kenneth Ludden - Director of Margot Fonteyn Academy of Ballet (USA);

Stefania Pigato - Choreographer and teacher of modern dance, Vicenza (Italy). Cooperates with Opus Ballet, Il Balletto di Toscana and other prestigious Choreographic centers. The creator of the Pigato Contemporary method. Laureate of international competitions (Italy);

4月28日
ラトビア国立歌劇場にて、JOHANN STRAUSS作曲「AT THE BLUE DANUBE」と言う、3幕構成のバレエを見ました。
ストーリーはシンプルで、男女の三角関係を描いたようなものでした。ヨハン・シュトラウスの音楽に合わせて、ダンサー達がロングドレスで軽やかに踊りました。
一般客にもなじみのある曲で、わかりやすく、爽やかな印象が残るバレエでした。
このバレエを見たのは初めてで、あまり聞いたことのない作品でしたが、客席は満員のお客様で埋まり、チケットも早々売り切れ状態でした。お客様は「白鳥の湖」など、名前の知られているバレエばかりではなく、劇場に行くということが日常的に身近だと言うこと、そして各地で様々な作品がありこの作品も現地では 人気のある作品だと伝わってきました。

スタッフ
音楽監督:Mārtiņš Ozoliņš
指揮者:Farhads Stade
振付:Aivars Leimanis
セット、衣装デザイン:Ināra Gauja
ビデオインストレーション:Ineta Sipunova

来月もヨーロッパからお届けいたします。

インタビュー & コラム

hariyama.jpg

針山 愛美 Emi Hariyama

13 歳でワガノワ・バレエ学校に短期留学、16歳でボリショイ・バレエ学校に3年間留学した後、モスクワ音楽劇場バレエ(ロシア)、エッセン・バレエ(ドイ ツ)、インターナショナルバレエ、サンノゼバレエ、ボストン・バレエ団(アメリカ)、と世界各地のバレエ団に入団し海外で活躍を続ける。
2004年8月からはベルリン国立バレエ団の一員に。

1996年:全日本バレエコンクールシニアの部第2位、パリ国際コンクール銀メダル(金メダル無し)
1997年:モスクワ国際バレエコンクール特別賞
2002年:毎日放送「情熱大陸」出演 、[エスティ ローダー ディファイニング ビューティ アワード]受賞
Emi Hariyama Official Page

2018emi_book.jpg

『世界を踊るトゥシューズ〜私とバレエ』

針山愛美/著 Emi Hariyama
体裁:四六版並製、240頁ISBN978-4-8460-1734-7 C0073(舞踊)

ページの先頭へ戻る