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バレエ・ピラティスによるカラダ講座

バレエ・ピラティスによるバレリーナのカラダ講座 バレエのレッスンできっと役立つ情報を、現役ダンサーの藤野先生ならではの視点で解説します。

バレエ・ピラティスによるカラダ講座の記事一覧

【第41回】骨コントローラーへの道・ファイナル 〜骨の流れのように〜

ひとつの骨を意識できる。骨を張ったり広げたりする感覚を知ったら、最後は「骨の流れを合わせて動きを出す」というイメージを、できる限り紹介します。「骨の流れとは?」体中どこにある骨も、必ず関節で繋がっていて、必ず隣接する骨がいます。その「お隣さん」も他の骨と隣接していて、どんどん繋がっていって、体中の骨はどこでも「どこかからの一本の線で繋がっている」ということになります。例えば「手を動かす」といって、

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2018/09/21掲載

【第41回】Side Positionで肩関節&股関節 - エクササイズ-

横向きのポジションで腕の動きは鎖骨、肩甲骨から。脚の動きは骨盤から。腕や脚が最も長くなるラインと、根っこ部分の動きを向上しましょう。「サイドポジション」横向きのポジションで、注意すべきところを紹介します。今回のターゲットは芯からの動き。肋骨と骨盤がしっかりしている状態でエクササイズを行うことが必須です。両脚を一度揃えて、膝を90度ぐらいに曲げ、かかとも揃えて座骨の向こうに位置します。両脚を内もも同

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2018/09/21掲載

【第40回】骨コントローラーへの道・2章〜関節間の開き〜

「関節が詰まるように締まる」というのは、聞くだけでよろしくない印象。「軟骨がすり減る」などと聞けば、骨に圧力を加えて使ってしまうほど「間違った使い方」と感じるはず。これらの事象から「関節は広げるように使う」というのが、正しい考え方と捉えられるはずです。骨コントローラー第2弾は「関節は柔らかく開く」についてお話します。山折りになる側を開く基本的に関節とは、曲がったり伸びたりができる「動きのある箇所」

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2018/08/26掲載

【第40回】胸筋&腰筋ストレッチ - エクササイズ-

「胸を開く」「腰を伸ばす」とは一言で言ってもなかなか難しいもの。今回は割と簡単な胸と腰のストレッチと、ちょっと鍛える方法をご紹介します。胸のストレッチまずは胸筋ですが「胸上部の面積を広げる」ということにフォーカスしましょう。胸上部とは、範囲は狭いのですが、鎖骨下から脇の体温計を挟む位置までです。鎖骨の端と端から胸骨を通るハンモックで考えると、やはり両端が寄る、または下がると胸筋が垂れる、下がる。な

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2018/08/26掲載

【第39回】骨コントローラーへの道・序章~単体骨を操る~

全身には200本ほどの骨がある。骨が「形を作り」、骨を動かすことで次の形へ変化する。そんな全身の骨一本一本の動きを把握して、完璧にコントロールすることができれば...なんて夢見ることはありませんか?しかし上から下まで。前も後ろも、右も左も。なにせ200本もある骨をまとめて動かすことは、そう容易ではありません。まずは「ひとつの骨を意識する」ことから始めて、数回に渡り「骨コントローラー」となるべく、お

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2018/07/20掲載

【第39回】手足のユビのお導き - エクササイズ-

「エクササイズ」と聞くと「筋力を鍛えるもの」と真っ先に思いつくのでしょうが、今回の「感覚を知る」というのも立派なトレーニングであり、マラソンで例えると「走り方を考える」より前に「走る道を知る」という、とっても重要なポイントとなります。「手の指とアバラ(前鋸筋)」手の指。特に親指と小指の押し引きが、肩にどのような影響を及ぼすかの感覚です。脇の下アバラ部分に、肩甲骨を出すのか引くのかを決める「前鋸筋」

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2018/07/20掲載

【第38回】美しい首からのメッセージ

現代の生活スタイルのせいか、首の姿勢が崩れている人が目立ちます。首筋のスッと伸びた人を見かけると、自然と目がいってしまうはず。首のラインの素敵な人は、それ相当な努力、意識をされているはずです。普段からそうではない首の形に、必要な時だけ起こそうとする力は、やはり「不慣れな無理な力」を発揮してしまうので、いつも「美しい首のライン」を維持して、自然と踊りに繋がっていくポイントをお話しましょう。首のいいと

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2018/06/14掲載

【第38回】首体操&Hinge Back - エクササイズ-

脊柱を「首、胸、腰」の3つのパーツに分けて考えたときの、それぞれの「頂点と付け根」を意識して、ストレッチ&エクササイズします。首体操首を丸ごとたくさん動かそうとすると、必要以上の力が入って緊張を生み出してしまうので、「頂点と付け根」を分けて。一点の動きに強い意識を向けて行いましょう。頂点:頭を前後に動かすのは、強い弱い、得手不得手が個人差で大きく、またどちらが弱いのか本人が分かりにくいので「横軸の

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2018/06/14掲載

【第37回】 Lower Lift&Jack Knife - エクササイズ-

どちらもダイナミックで、腹筋に負荷の大きいエクササイズです。慣れないうちは動きの大きさを控えて、動きの性質、方向性を感じながら、ゆっくり試してみてください。 「ローワーリフト」 仰向けになり、両脚を伸ばして揃え、まっすぐに天井に向けます。息を吸いながら両脚を床の方に下げていき、吐きながら元の位置へ上げて戻します。重たい脚を「持ち上げていよう」とすると、腹筋は引っ張って固まることで精一杯。股関節

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2018/06/13掲載

【第37回】 エネルギーは想像力で計る・前編〜光と影の関係〜

軸を感じて。5番にしっかり締めてまっすぐに立つ。片方の脚を上げても倒れないようにバランスを取る。 色々と「外してはいけないポジション」や「崩してはいけない姿勢」などの制約の中で、力いっぱい固まっている人を時々見かけます。 せっかく使うエネルギーですから、封じ込める=締める、固めるよりも、解き放つ=開く、伸ばすことで、優雅な踊りに繋げたい。 そんな「エネルギーの流れ、方向性」をイメージするための

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2018/06/13掲載

【第36回】 軸脚に教えてもらう軸 〜軸脚独立記念日〜

前回で手に入れた足首の強さに加えて、今回は「軸脚を軸と成るべくしてたてる」方法を考えていきます。 「片脚立ち」の土台の側の脚を「軸脚」としてお話します。 まずは写真AとBを見比べてみて、何がどう違うか?どちらが正しく感じられるか?考えてみてください。片方の脚でしっかり立つとなると「体重を軸脚に移す」と考えて、股関節の側面、横ポケットの大転子に乗りかかっていくかと思います。しかしこれは「体重を掛け

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2018/04/14掲載

【第36回】 裏ももスローストレッチ - エクササイズ-

ピラティスでも「裏ももを○○して使う」と頻繁に指摘されますが、大多数の人が「裏ももで何をどのようにすればいいか分からない」という反応を示し、教えている方も受けている方も、ショックを受けた顔を隠せずにいられません。 裏ももは急激な判断と衝撃を与えると、ビックリして固まってしまうけれど、的確な指示を与えないと、周りがどんなに忙しく働いていても「僕は何をすればいいの〜?」と呆けてしまう、なかなか手強い

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2018/04/14掲載

【第35回】 負けない足首、折れない心

トゥシューズを履いて様々なテクニックをこなす中、初心者でも熟練者でも頻繁に感じる「足首の弱さ」。ほんの少し立ち方がズレただけでクキッと崩れてポワントから落っこちてしまう。時にひどいケガにも繋がってしまうので、出来れば強化して「安心感のある強さ」を手に入れたいところですよね。皆さんはどのようなトレーニングを考えていますか? 今回は「強い足首」から自信を得ること。そこから繋がる「引き上げへの道」につ

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2018/03/22掲載

【第35回】 様々な FootWork 〜足裏の意識と強化〜 - エクササイズ-

ルルヴェアップ、ダウンのエクササイズを通じて、「足裏を使っている」という意識や、体の土台として「全身を支えながらも動ける」という強さのコントロールを得ます。 「足の表か裏かを認識する」 足に力を入れてつま先を伸ばす、ハイルルヴェに立ち上がるなど、力を入れるのは当然ですが「足のどこにどのような力と動き」が入っているか?を、ちゃんと認識する必要があります。まずは足の甲、表と、足の裏を使っての違いを

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2018/03/22掲載

【第34回】 大きな筋肉は大らかに~大殿筋の本領~

アルデンテお尻で「表ふっくら中しっかり」などの表現で、大殿筋などの表面の強い筋肉(表層筋)には「あまり力を入れない」とお伝えしてきました。それから生徒さんに「力を入れてはいけないのですか?」とよく質問を受けます。筋肉の力、働きなくしては体は動かないので、「全く力を入れない、脱力状態ではない」という答えになりますが、かなり曖昧で理解できない方が多いと思います。 今回は大殿筋などの「大きな筋肉の使い方

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2018/02/15掲載

【第34回】 Mermaid & Star- エクササイズ-

以前ご紹介したことのあるエクササイズですが、腕や脚へと繋がる大きな筋肉群に焦点を当てて、その流れを良くしたいと思います。 「マーメイド・プラス」 前回は「あぐら」で座った状態でしたが、今回は地面を脚で押す力を加える為、「Z字座り」で行います。 「背中から腕を最大に押し出す」を強調した動きをします。 腕を真っ直ぐ横に伸ばした状態で、中指へと向かう「芯のライン」を見定めて、その起点となる背骨の位置

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2018/02/15掲載

【第33回】 ジャンプの軌跡〜イメージして跳ぶ〜

クオリティの高いジャンプを求めるのに必要なものとは何か?脚力?気合い?若さ?確かにこれらの「筋力」に関わるものは、ジャンプの威力にプラスとなりますが、現時点で持ち得ないパワーを身に付け、劇的な変化を生み出すほど鍛えるのは、ちょっと無理があります。 ジャンプの見所と言えば「高さ、華やかさ」かもしれませんが、成功か失敗かが分かるポイントとなれば、それは「着地の瞬間」と言えるでしょう。 「鮮やかに着地」

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2018/01/17掲載

【第33回】 ジャンプの為の楽しいエクササイズ- エクササイズ-

今回のエクササイズは、ジャンプの高さや移動の「感覚を養う」ための、ちょっと子供遊びのような練習法をご紹介します。 「反復跳び」 「どこまで移動する?」という感覚を、自分で決めて、その力を正確に体に教え込むエクササイズです。 皆さんがご存じの反復跳びは、シャッシャと横っ飛びして瞬発力、体力を養うものですが、このエクササイズの目的は移動幅とコントロールです。 まずは両腕を広げて、その幅を直径とする

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2018/01/17掲載

【第32回】 引き上げ研究会

今回は「引き上げ」について熱く語ってみたいと思います。 「引き上げとは?」 もっと引き上げて。そもそも「何のために引き上げる」のか?と考えたことはありますか?答えは「動きやすくするため」です。じゃあ「何が引き上がっていれば」?答えは「全部」です。バレエレッスンの際に「さあ引き上げよう」と思うことは、引き上がっていない部分を認識して「落ちていない状態」にするということになりますので、「引き上げる

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2017/12/15掲載

【第32回】 ゾウさんのお鼻〜Elephant Mod〜- エクササイズ-

「ゾウさんのお鼻」 上体をRollDownさせて、足腰をしっかり固定して、背骨が自然に引き伸ばされている状態で体をスイングさせます。写真では伝わらない「どの部位を動かしているか?」を意識するエクササイズです。 腕が地面に触れてしまう人は、写真のように腕組みして、できるだけリラックスして垂らして下さい。 腰椎のみ。胸椎のみ。頸椎(首)のみ。それぞれを単独で「動かしている」とイメージして、違いを感じ

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2017/12/15掲載

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