解説:文葉

ワークショプ

(英/workshop)

 新しい年を迎えて、皆さん「鑑賞はじめ」は何になりますか? 私は新しい空気を自分の中に取り入れたいな、そんな気分です。
ダンス会場でチラシの束をもらう。ふむふむと見ていると、その中に、集中クラスとか、ワークショップという言葉が目に飛び込んでくるときがありますよね。ワークショップは、通常の講習会と違って、教えられることよりも、「自分の作品」づくりに重きを置いているイメージがあります。先生を見て盗んで自分の糧にしよう!と自己開発。先生はその補助的役割でしょうか。その内容によって、未経験者OKなものから、ある公演の出演者を決める選考会を兼ねているワークショップもあって、経験ン年なんて記されてることも。私は学生時代、ルネサンス時代の画家について書かれた英文で、workshopを訳さねばならず、困惑したことがありました。ダンスやら演劇やらの言うなれば“体験型研究集会”といった意味のワークショップしかわからず、だけど、その時代にワークショップなんて企画されてないだろうし、なんだぁ???って思いまして。そのときは工房、もしくはだれそれの弟子と訳すように言われました。昔は巨大な石塊を削る彫刻やら、いくつもの顔料を溶かす壁画が主流だったんですもの。巨匠の工房に、たくさんのお弟子さんがお手伝いしていた。巨匠の作品づくりを手伝うかたわら、技法を学び取ったり、作品を作ってみたり。弟子仲間としのぎを削ることもあったでしょうし。仕事場かそうでないかの違いはあれど、師を受け継ぎながら自分なりの何かを作りだそうとするところは似てますね、今も昔も。