解説:文葉

二の舞 (にのまい)

他人の失敗を繰り返してしまうことを、「二の舞を演じる」と言います。よく「二の舞を踏む」と誤用されますが、これは、二で始まる別の慣用句、「二の足を踏む」(=躊躇する)と混同してしまった結果です。
この「二の舞」、伎楽(ぎがく)と呼ばれる古代の舞楽の、「安摩(あま)」と「二之舞」で対となり一つの作品でした。「安摩」の舞の後、別な舞人が登場し「安摩」を真似しようとするのですが、 うまく真似られず滑稽な様をあざ笑う。という内容から、「二の舞」は失敗して嘲笑をかうという意味になったのでした。 ちなみに、伎楽は、インド・チベット地方から百済を経て日本に伝承された仮面舞踊劇のようなもの。日本書紀にもその名が出てくるほど歴史の古い芸能です。 現在では「二之舞」の伝承は消滅し、「安摩」のみしか踊られないそうです。私もそうですが、すすんで二の舞を演じる人はいないってことですかね。 私、二の舞を演じまいと周囲を観察する癖があるかも。これは要領のいい次女だからか?!