解説:文葉

マズルカ

(全国共通/Mazurka)

バレエ作品で、『コッペリア』や『白鳥の湖』の第3幕で踊られる「マズルカ」は、ポロネーズと同様、ポーランドを代表する民族舞曲の種類のひとつです。男女ペアが最初は舞台に大きな円を作ってから始まります。マズルカと聞いてショパンのことを思い出した方もいるかもしれません。祖国を愛した彼は、60近い情緒あふれる「マズルカ」を作曲し舞曲を芸術作品にまで洗練させました。風光明媚な「マゾヴィア地方」が起源とされ、マズル、オベレック、クヤヴィアクという3種類があります。18世紀半ば頃からロシアや西欧の社交場にも広く伝播しました。最初は3/8拍子でゆっくりだったのが、3/4拍子が標準になりテンポアップ。貴族に愛された優雅なポロネーズに比較して「ちゃきちゃきした」イメージです(笑)。庶民に愛された庶民の曲ですから。リズムは主に第2拍か第3拍が強くなりますが、小節ごとにまちまちです。
個人的に、「チャルダッシュ」と「マズルカ」がごっちゃになったり、どこの国の舞曲だったのかど忘れしたり…。「チャルダッシュ」はハンガリー。しかも、ジプシー音楽で、ゆったりした前半「ラッサン」と速くなる後半「フリスカ」とで曲調が変わります。どちらもプライド高そうに踊ってますよね、チャルダッシュって。