解説:文葉

バランセ

(仏/balance)

揺れるようにして、バランスをとる動きのこと。

3拍子(6/8拍子ももちろん)に合わせて、左右に重心を移動させて足踏みする。ただそれだけの動きなのに!…難しいですよね。腕と脚がバラバラになってしまったり、腰が抜けてしまって思うように体全体が使えなかったり、優雅になめらかに理想はシルクのスカーフが舞うように!…程遠いよ、がっくし。シンプルなほど体全体が歌えるか否かが透けてきてしまうものですね。

動きは前後(アン・ナヴァンen avant、アン・ナリエールen arriere)、左右、回転(アン・トゥールナンen tournant)とあります。5番ポジションから、一歩踏み出しドゥミ・プリエ(1拍め)→もう片方の足を先の足の後ろク・ドゥ・ピエを通って→踏みあがる(2拍め)→降りてク・ドゥ・ピエに戻る(3拍め)。前後のあとに回転(ワルツステップ)をすることが多いでしょうか。回転のときのポイントは1拍目でプリエを外さないように、2、3拍目は歩いて、です。,br> バランセを大きく、なめらかに踊るには…。舞台のお稽古をしていて一度壁にぶつかりました。同じように回転のバランセをしても、背が高い人と一緒だと進む距離がそろわず、バレエ・ミストレスの先生に指摘されたのです。どうしたら大きくできるのか。このまま同じところを練習するのはよくないし、困った、どうしよぉ…。そのときに1拍目のプリエで前に進む準備、背中をぐぐっと押されたようにプリエをすることを学びました。そうすれば、伸ばしたより遠くに足を踏み出すことができます。前後の動きも同じですね。踏み出すときは脚だけを動かすのではなく、背中から腰骨も一緒にドゥミ・プリエするイメージ!とにかく体全体を踊らせるように。自分のまわりの空気をより多くかき回せるように動いてみましょう。