解説:文葉

タン・ルベ 

(仏/ temps leve)

 先月は「タン・リエtemps lie」でした。
「タン・リエ」が水平方向での運動、体重移動とするならば、今月の「タン・ルベ」は垂直方向です。片足で踏み切って、ポーズを変えずにそのまま降りる。「跳ね上がる」動作のことです。飛び技に「ソテ」がありますが、あくまでjump。タン・ルベはhopで違うんですね。

音楽用語にもタン・ルベはあって「弱拍」の意味だそう。一見バレエと関係ないかと思いきや、非常に腹に落ちてしまいました、私。
センターレッスンで「ジュテ、タン・ルベ」の組み合わせがあったとします。イチと・ニと…とカウントに合わせてそれを行っている姿を想像しましょう。動きの大きさ、曲のリズムと強弱が2つ比較して違うでしょう。ジュテが主、タン・ルベは従。「イチ」ジュテ踏み切り、続く「と」では後ろ足をクペにして、タン・ルベ踏み切り、「ニ」でタン・ルベ着地。弱拍で飛び上がってタン・ルベに入ってますよね。

しかし、いくらサブの動きだからといっても、飛び上がる際の軸足がヘロヘロじゃいけません。つま先までしっかり伸ばされカールされた状態で、つま先は床から数センチかはしっかり離れること。となるとタン・ルベもそれなりに飛ぶから、ジュテはさらに大きく飛ばないとなのですね。カールしたつま先が床から離れて見えることはソテでも同じ。ウワッっと華やかに、飛び技で魅せるためにとても重要で、なおかつ一目でいけてる・いけてないが判断できると思うんです。飛ぶときの数ある注意事項にひとつ付け加えてみてはいかがでしょう。