解説:文葉

クロワゼ・エファセ

(仏/croise・efface)

どちらもパの形容詞。極端な話、脚が交差されて見えるか見えないかの違い。

クロワゼは「交差した、十字の」。英語のcross。
正面からは交差して見えないのがエファセ。動詞effacer…消す、目立たなくさせるといった訳もありますが、「(体の一部を)引っ込める」という意味から。
実際引っ込めているかと言うと、…。かろうじて納得?どちらもおすましのポーズ、と私は考えます。

ご想像ください。鏡の前で左斜め前に身体を向けます。
右肩越しには観客がたくさんいる。観客側の脚(この場合右脚)を前に。第5ポジションも、右足を前方へタンジュするのも、クロワゼ。

ここで右足を前方へアチチュードしてみましょう。アチチュード・クロワゼ・ドゥヴァンというパができました。

アチチュード・クロワゼ・デリエールは? 後ろのアチチュードで、両脚をクロスさせるのだから…右でなく左足をアチチュード、です。

次は、右足を後ろの5番ポジションに。エファセで立っています。そこから右足を後方へタンジュ、左足を前方へタンジュ。タンジュがアチチュードやアラベスクになろうとエファセの状態です。

クロワゼに立つのを日常生活に活かすなら写真撮影で。モデル立ちと意識すると気恥ずかしくなりますが、やって損はなし。写真うつり良し。品良く見えることでしょう。女性は身体のどこかをクロスさせると魅力的なのです。例えばイヤリングの装着もわざと交差させて、右手を左耳に運ぶとエレガントにセクシー。ここぞというときは“クロワゼ”で勝負!ですね!?