(解説:文葉)

カンブレ

(仏/ cambre)

 バレエの用語で、上体を弓なりに軽く後ろに反ったり、左右に曲げたりすること。もとは軽く弓形に曲げるという動詞cambrer です。

上体というと腰から上と思われがちですが、このカンブレは、胸(背骨で言えば胸椎)をゆるやかに品よく反ります。その時もたくさん反ろうと頑張りすぎておなかを突き出してしまってはいけません。反る前に首と胸をまっすぐに引き上げてから、さらに引っ張られるイメージであくまで実った稲穂が重みでたわむように反っていきます。ポー・ドゥ・ブラをつけられるのであれば、後ろに反る際は肩をぐっと下げて前に出した腕を美しく、首筋も誰よりも美しく長く見せましょう。

そもそも胸椎は通常バレエを習っていない人ならばカンブレとは逆向きに弓形になっているわけですから、それを真逆するカンブレに似た動きは日常生活では出てこないわけで、ここを柔らかくしなやかにするのはなかなか難しいかもしれません。でもでもでも!普段からカンブレの練習を私は推奨いたします。バレエでアラベスクなど他の動きやポーズに好影響があるだけでなく、デコルテ美人になれちゃうのですから。あとは肩こりにもよさそう。これはやって損はないというもの。隣にいる人に差をつけてしまいましょう♪