バレエの絞り込み記事一覧

創造する人間の深い苦悩の深淵を覗かせた、ウヴェ・ショルツの『春の祭典』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi「ストラヴィンスキー・トリプル・ビル」『火の鳥のパ・ド・ドゥ』マルコ・ゲッケ:振付、『悪魔の物語』(兵士の物語より)ユーリ・ン:演出・振付、江上悠:振付、『春の祭典』ウヴェ・ショルツ:振付20世紀を代表する音楽家であり、舞踊と深い関係を築いたことでも知られるイーゴリ・ストラヴィンスキーの音楽による、三つのダンスが上演さ

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2016/01/12掲載

『バイ』で有終の美を飾ったギエム、進化しつづけるギエムに感謝とエールを送りたい

ワールドレポート/東京佐々木 三重子text by Atsuko Suzunaシルヴィ・ギエム〈ライフ・イン・プログレス〉『バイ』マッツ・エック:振付、『テクネ』アクラム・カーン:振付、『ヒア・アンド・アフター』ラッセル・マリファント:振付・演出、『デュオ 2015』ウィリアム・フォーサイス:振付、『イン・ザ・ミドル・サムホワット・エレヴェイテッド』ウィリアム・フォーサイス:振付、『ドリーム・タイ

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2016/01/12掲載

世界屈指のバレエ指導者たちによる審査、ワークショップ

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこtext by Atsuko SuzunaYAGP2016日本予選4月22日〜29日にニューヨークで決選が行われる予定のダンサーの登竜門、ユース・アメリカ・グランプリ(YAGP)の日本予選が、兵庫県尼崎市のあましんアルカイックホール、アルカイックホール・オクトを会場に2015年11月18日〜22日に行われた。審査およびワークショップ指導にあたったのは、マ

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2016/01/12掲載

関典子、素我螺部により舞台上の舞台で踊られた個性的なダンス

ワールドレポート/大阪・名古屋すずな あつこtext by Atsuko Suzuna神戸文化ホール「STAGE ON STAGE ♯1」『瀕死の白鳥』関典子:振付、『鞄女』サイトウマコト&関典子:振付、『Black Tomato』今津雅晴:振付、『SELL OUR BODY 2』素我螺部(SCARABE):作公共ホール主催のダンス公演はまだまだ少ないが、今回、神戸文化ホール主催でオリジナリティ溢

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2016/01/12掲載

シャプランが美しく柔らかく描いたジュリエットとアスケロフの歯切れのいいロミオ

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchiマリインスキー・バレエ団『ロミオとジュリエット』レオニード・ラヴロフスキー:振付『ロミオとジュリエット』は、冒頭、ティムール・アスケロフ扮するロミオが純粋で爽やかな心をもった若者の清々しいソロヴァリエーションを踊る。しかし、その背後には、ロミオの踊りのラインを辿るようにロレンス神父(アンドレイ・ヤコヴレフ)が、黒いフー

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2016/01/12掲載

【第9回】すべては体幹(コア)にあり!

今回はいよいよ、カラダ講座で一番重要になる「腹筋部(コア)」の扱い方に迫ります。「腹筋を締める、使う、引き上げる」など色々聞いたり感じたりするところはあると思いますが、腹筋の仕組みを理解して、体の要(かなめ)となるコアを作りましょう! 「腹筋」は3重の腹巻き「腹直筋、腹斜筋、腹横筋」からなり、一番奥に位置する「腹横筋」が今回の主役となる「インナーマッスル」になります。「力を入れても締まらないベル

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2016/01/12掲載

【第9回】Chest Lift(チェストリフト)-エクササイズ-

まさに「腹筋」というエクササイズですが、やり方によっては表の腹直筋が筋金入りのガチガチになってしまいます。やはり奥の腹横筋を「しならせる」感覚を高めましょう。 「Chest Lift」 仰向けで立て膝、またはテーブルトップに脚を浮かせます。 両腕は体側で伸ばす、または後頭部に組みます。 息を吸って準備。深く吐きながら上体を起こす、または寝かせます。今回は「表の筋肉を程良く柔らかく」そして「イン

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2016/01/12掲載

【公演直前インタビュー】 設立 12年目を迎えた、Noismのメイン・ダンサーで副芸術監督の井関佐和子に聞く

----近々の Noismの公演は、横浜の KAAT神奈川芸術劇場で劇的舞踊『カルメン』の再演ですね。(新潟 1月29日、31日、KAAT2月19日、21日)、Noismの再演はいつも大きな改変がありますが、今回も振付などは変えた部分はあるのでしょうか?井関 いえ、今回は特に大きな変更はしていません。『カルメン』は、『ホフマン物語』(2010年)に続く「劇的舞踊」のシリーズで、2014年に Noi

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2016/01/04掲載

【第8回】番外編 体は最高の楽器~音楽性~

バレエや他のいかなるジャンルのダンスも、「音楽と共に踊る」というのは、切っても切れない親密な関係にあります。音楽は「耳で聞いて、体を合わせて踊る」ということではなく「体で感じて、体で音を奏でる」ということは、ダンサーよりも音楽家の方が身についているのではないかと思います。 音楽には大きく分けて3つの性質があります。 リズム感=テンポ、スピード、長さの感覚。 音 量 =力、動き、表現の強弱の感覚

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2015/12/16掲載

【第8回】Hundred(ハンドレッド)-エクササイズ-

半身を起こして腹筋が締まった状態で、腕や脚に運動させながら強制吐気を行い、コアを鍛える・・・というのが本来の目的ですが、今回お伝えしたいのは、 ・腕や脚に力が入りすぎない ・腹筋を使うこと、体勢を固定することで息が詰まらない ・歌うように滑らかに呼吸をし、全身のハーモニーを整える 両足を揃えて斜め45°にキープして、半身を起こして両腕を腿の向こうへ伸ばす。 両腕を真っ直ぐのまま、手元に置いてあ

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2015/12/16掲載

11月から12月にかけてベルリンと日本を二往復しました。

その間、パリで起こったテロやヨーロッパの難民問題、ロシアと各国との関係など、いろいろと厳しいニュースが報道されました。ヨーロッパの中心であるドイツのベルリンでも緊迫した状態が続くと思いますが、芸術文化には影響しないで欲しいと強く思います。芸術がその緊迫を解く力になって欲しい、そんな願いでいっぱいです。 実際には、ベルリンは普段とあまり変わらない雰囲気、クリスマス・マーケットに訪れる人々が溢れ、華や

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2015/12/10掲載

ブロードウェイの新作ミュージカル『Allegiance(アレジアンス)』が幕を開けました!

「やっとこの時が来たね。この時だよね。」と、アメリカ人も皆さん話しています。 「この時」とは。ほとんどのミュージカルでは、アジア人の出演者は一人、あるいは二人いるぐらいでアジア人が多く出演するミュージカルは、白人から見たアジア人を白人に良いように作られています。有名な『ミス・サイゴン』でも、アジア人は娼婦役しかなく、結局撃たれて子供は白人の手に渡る、と解釈している団体もいます。また、これはある記事

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2015/12/10掲載

福岡雄大のホフマンと小野絢子のアントニアが際立った、ダレル振付の『ホフマン物語』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi新国立劇場バレエ団『ホフマン物語』ピーター・ダレル:振付スコットランドのグラスゴーを本拠とするスコティッシュ・バレエ団(ウエスタン・シアター・バレエ団から発展)の創設者で振付家のピーター・ダレルの代表作『ホフマン物語』を、新国立劇場バレエ団が上演した。スコティッシュ・バレエ団で踊った新国立劇場舞踊芸術監督の大原永子にと

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2015/12/10掲載

オペラ座ダンサー・インタビュー:マリオン・バルボー

ワールドレポート/パリ大村真理子(マダム・フィガロ・ジャポン パリ支局長)text by Mariko OMURAMarion Barbeau マリオン・バルボー(2016年1月1日よりスジェ)11月3日に行われた昇級コンクールの結果、スジェのポストを一位で得たマリオン。バスチーユでの年末公演『ラ・バヤデール』ではグラン・パ、プルミエ・オンブルに加え、ガムザッティも踊る。 マリオン・バルボーは20

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2015/12/10掲載

クランコの全幕傑作『オネーギン』『ロミオとジュリエット』現代作品を上演したシュツットガルト・バレエ

ワールドレポート/東京佐々木 三重子text by Mieko Sasakiシュツットガルト・バレエ団『ロミオとジュリエット』『オネーギン』ジョン・クランコ:振付、ガラ公演「シュツットガルトの奇跡」シュツットガルト・バレエ団が3年振り10度目の来日をした。全幕物語バレエの名手として知られるジョン・クランコにより1961年に創設されたバレエ団で、わずかの間に世界的なバレエ団の仲間入りを果たした。クラ

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2015/12/10掲載

白石あゆ美の優れた身体能力と宮尾俊太郎の落着いた演技が光った『白鳥の湖』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi SekiguchiK バレエ カンパニー『白鳥湖』熊川哲也:演出・再振付、マリウス・プティパ、レフ・イワノフ:原振付K バレエ カンパニーの熊川哲也の演出・再振付による『白鳥の湖』を観た。K バレエ カンパニーの『白鳥の湖』は2003年に初演された。そしてこの熊川哲也版『白鳥の湖』には、オデット/オディールを1人のバレリーナが踊りきるも

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2015/12/10掲載

若手の沖香菜子&梅澤紘貴のペアがフレッシュな魅力を発揮した、東京バレエ団『ドン・キホーテ』

ワールドレポート/東京佐々木 三重子text by Mieko Sasaki東京バレエ団『ドン・キホーテ』ウラジーミル・ワシーリエフ:新演出・振付東京バレエ団が、〈Dance Dance Dance @ YOKOHAMA 2015〉のパートナー事業として、ワシーリエフ版『ドン・キホーテ』を上演した。同バレエ団は、7月末にこの演目を〈世界バレエフェスティバル〉の全幕特別プログラムとしてゲストを招いて

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2015/12/10掲載

異様な雰囲気の中のパリ・オペラ座『ラ・バヤデール』でオニール八菜はガムザッティを踊った

ワールドレポート/パリ三光 洋text by Hiroshi SankoBallet de l'Opéra national de Paris パリ・オペラ座バレエ団"La Bayadère" Rudolf Noureev 『ラ・バヤデール』ルドルフ・ヌレエフ:振付パリでは11月13日の夜に市内と郊外で同時多発テロが起こり、約130名が亡くなった。それを受けて、14日からは三日間にわたりフランス共

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2015/12/10掲載

『ボレロ』の鮮烈なエロティシズムと『セビリア組曲』の華麗な踊りが圧巻、スペイン国立バレエ団

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchiスペイン国立舞踊団Aプログラム『ファルーカ』『ビバ・ナバーラ』『ボレロ』『セビリア組曲』アントニオ・ナハーロ:芸術監督スペイン国立バレエ団がフィギュア・スケートの振付も手掛けるアントニオ・ナハーロ芸術監督就任後2回目で、3年振りとなる来日公演を行った。ファン・キンテーロ振付の『ファルーカ』で開幕した。3人の男性舞踊手が

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2015/12/10掲載

オペラ座ダンサー・インタビュー:パスカル・オーバン

ワールドレポート/パリ大村真理子(マダム・フィガロ・ジャポン パリ支局長)text by Mariko OMURAPascal Aubin パスカル・オーバン(コリフェ)オペラ座のパブリック・スペースを活用し、9月25日から10月11日まで開催されたボリス・シャルマッツの「20世紀のための20人のダンサー」。 地下のロトンド・デザボネで、パスカルはピナ・バウシュ、ロビンズ、そしてミュージカル作品を

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2015/11/18掲載

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