バレエの絞り込み記事一覧

森山開次が創った繊細にして大胆な造型による鮮烈空間幻想

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi新国立劇場『曼荼羅の宇宙』森山開次:演出・振付・美術新国立劇場の2012-13のシーズンのダンスとして、森山開次の新作『曼荼羅の宇宙』が5日間6公演行われた。森山は和を素材としたダンスで注目され、新国立劇場では、『弱法師』(2003)『OKINA』(04)、その後09年には『狂ひそうろふ』を創っている。ヴェネチア・ヴィ

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2012/11/12掲載

ポリーナ・セミオノワ、ラスタ・トーマスが際立った「21世紀のエトワール・ガラ」

ワールドレポート/パリ三光 洋text by Hiroshi SankoThéâtre des Champs-Elysées シャンゼリゼ歌劇場Gala des Etoiles du XXIème siècle 「21世紀のエトワールガラ」シャンゼリゼ歌劇場の第15回「21世紀のエトワールガラ」がシーズン明けに開催された。 世界の檜舞台で活躍するエトワールたちが、わずか三日間だけ一堂に会するガラだ

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2012/11/12掲載

神戸里奈、橋本直樹が踊った快活明快な熊川版『ドン・キホーテ』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi SekiguchiK-BALLET COMPANY『ドン・キホーテ』熊川哲也:演出・再振付/美術/衣裳熊川哲也版『ドン・キホーテ』は2004年初演。熊川自身が振付・演出のみならず、舞台美術、衣裳まで手掛けた。そして彼にとって愛着の深い『ドン・キホーテ』という作品と、その背景となるスペイン文化へのイメージを舞台に写し取った。それだけ思い入

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2012/11/12掲載

11月はベルリンで最も哀愁漂う季節。

雨も多く、クリスマスマーケットもまだ出ていないので何となく街がさびしい感じです。 10月末でサマータイムも終わり、夜が1時間短くなりました。 10月13日 『ペールギュント』 今シーズン、『ペールギュント』1回目の公演。 Peer Gynt:ウラジーミル・マラーホフ Peer Gynt (語り):セバスチャン・ヒュク Solveig:ナディア・サイダコーワ Bergkönig:ジヌ・タマズラカウ

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2012/11/12掲載

シルク・ドゥ・ソレイユの『サルティンバンコ』の本番とバックステージを観ました!

マシュー・ボーンのカンパニーで、恋人役から夫婦役まで一緒に演じていた友人が『サルティンバンコ』のアシスタント・アーティストディレクターなので、バックステージも本番中、見学させてもらいました。 今回は、テントを使ってではなく、アリーナを使って1週間ずつアメリカのいろいろな州や国を回っているツアー公演です。ピッツバーグ大学のアリーナは、あまり広くないので、バックステージも狭いほうだと言っていました。

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2012/11/12掲載

オペラ座ダンサー・インタビュー : サブリナ・マレム

ワールドレポート/パリ大村真理子(マダム・フィガロ・ジャポン パリ支局長)text by Mariko OMURASabrina Mallem サブリナ・マレム(スジェ)公演当日まで、パートナーが変わること3回。10月15日、バランシンの『放蕩息子』でアレッシオ・カルボネを相手にサイレーンを初役した。魅惑的かつ悪の香りを漂わせての好演に、一度しか彼女の舞台がないことを惜しむ声もあるほどだった。20

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2012/11/12掲載

『ファースト・ポジション 夢に向かって踊れ!』に出演した 少女 "ミコ" にインタビュー!!

12月1日にロードショー公開される映画『ファースト・ポジション 夢に向かって踊れ』は、ニューヨークで開催されるバレエ・コンクール「ユース・アメリカ・グランプリ(YAGP)」に出場する6人の少年少女たちを追った、感動のドキュメンタリー。 ユース・アメリカ・グランプリは、世界の名門バレエスクールやバレエ団への足掛かりとなる国際的バレエ・コンクールだ。9歳から19歳までに出場資格があり、毎年、世界中から

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2012/11/08掲載

期待にたがわぬ演技で圧倒したエヴァン・マッキーのオネーギン

ワールドレポート/東京佐々木 三重子text by Mieko Sasaki東京バレエ団『オネーギン』ジョン・クランコ振付東京バレエ団が、プーシキンの原作に基づくクランコのドラマティック・バレエの傑作『オネーギン』を2年振りに再演した。同団のダンサーだけによる初演時と異なり、今回は、ダブルキャストの初日と3日目に、クランコゆかりのシュツットガルト・バレエ団から、オネーギン役にエヴァン・マッキーを、

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2012/10/10掲載

インドネシアの伝統と身体に触発された北村明子の『To Belong〜Dialogue〜』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchiインドネシア×日本 国際共同制作 『To Belong〜Dialogue〜』北村明子 振付.演出北村明子の『To Belong〜Dialogue〜』は、今年3月の東京でのワーク・イン・プログレスを経て、ジャカルタ、サリハラ劇場で4月に初演。このシアタートラムが国内初演となるインドネシアと日本の共同制作作品である。かねて

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2012/10/10掲載

エロスという生命の始源のエネルギーを求めたソロダンス『f』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi SekiguchiMOKK -solo-『f』 村本すみれ 演出・振付村本すみれが振付けたソロダンス「f」を観た。村本は日大芸術楽部出身で、中村信夫、加藤みや子に学んだのち、ダンスプロジェクトMOKKを立ち上げ、劇場空間にとらわれず、駐車場やコンテナボックスといった小空間でパフォーマンス行ってきた。『f』は、今年新たに始めたソロダンスの

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2012/10/10掲載

トゥール・ドゥ・フォルス(仏/tour de force)

フランス語で「回転」のほかに、「業(わざ)、手練、芸当」といった意味のあるtourに、「力を要する」という意味のde forceがくっついて、フランス語でも「離れ業、力わざ」といった慣用句になり、英語でも同様に使われるこの用語。芸術上の力作、驚嘆するような離れ業、その手腕を指すわけですが、バレエでは、男性が見せるあの回転技のことを言うんですね。例えば、『海賊』のメドゥーラとアリのグラン・パ・ド・ド

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2012/10/10掲載

9月、公演シーズン開始です。

例年のごとく、3つのオペラ劇場での公演が始まり忙しくなってきました。 ベルリンは秋を通り越して、時折冬のような寒さですが、まだ太陽が顔をのぞかせています。(冬になると全くグレーな太陽など程遠い空になってしまいます) 9月20日 念願だった、ピナ・バウシュの公演を現地で見ることができました。 この日は、平日だったのですが『オネーギン』のゲネプロ(19日)と本番(21日)の中日で何と休日。それで、思

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2012/10/10掲載

さて、日本人参加者5名のうち2名が『モダンミリー』に...

さて、日本人参加者5名のうち2名が『モダンミリー』に、3名が『フェーム』のクラス・パフォーマンスに出演することになり、そのリハーサルがTBEの第2週目にありました。このパフォーマンスは、みんなが一致団結して一生懸命作品を創ります。演技が得意な子、歌が得意な子、踊りが得意な子がいますが、『モダンミリー』チームは、年齢も上の子が多く、タップにも挑戦しました。鹿児島からの喜元和ちゃんも難しいコーラスを覚

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2012/10/10掲載

パリ・オペラ座インタビュー :ジョシュア・オファルト

ワールドレポート/パリ大村真理子(マダム・フィガロ・ジャポン パリ支局長)text by Mariko OMURAJosua Hoffalt ジョシュア・オファルト(エトワール)前シーズン、『ラ・バヤデール』でエトワールに任命され、この夏の「第13回世界パレエフェスティヴァル」で来日文句なしのプルミエ・ダンスールへの昇格から、今か今かと待たれたオファルトのエトワール任命。3月7日に『ラ・バヤデール

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2012/10/10掲載

デュポンとル・リッシュの風格のあるパ・ド・ドゥ、オール・バランシン・プロ

ワールドレポート/パリ三光 洋text by Hiroshi SankoBallet de l'Opéra national de Paris パリ・オペラ座バレエ団"Sérénade" "Agon" "Le Fils prodigue" by George Balanchine 『セレナーデ』『アゴン』『放蕩息子』ジョージ・バランシン振付パリ・オペラ座バレエ団の新シーズンがオール・バランシン・プ

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2012/10/10掲載

第3回ブルノンヴィル・サマー・セミナーin東京 レポート&前デンマーク王立バレエ団芸術監督 フランク・アンダーソン インタビュー

オーギュスト・ブルノンヴィル(1805~1879)は、19世紀前半のロマンティック・バレエ最盛期に活躍した、デンマークの振付家。有名な作品には『ナポリ』『ゼンツァーノの花祭り』そして不朽の名作『ラ・シルフィード』などがある。 ブルノンヴィル・スタイルと言うとまず思い浮かべるのは、ダイナミックなジャンプやキレのよいアレグロ、軽快な足さばき。作品中にはそうしたスーパーテクニックの数々が散りばめられてい

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2012/09/19掲載

世代の異なるダンサーの競演とロシア勢の躍進が目立った世界バレエフェスティバル

ワールドレポート/東京佐々木 三重子text by Mieko SasakiThe 13th World Ballet Festival第13回世界バレエフェスティバルオリンピックが4年に一度の国際的なスポーツの祭典なら、≪世界バレエフェスティバル≫は3年に一度のバレエの祭典。開催地が変わるオリンピックと異なり、≪世界バレエフェスティバル≫の開催地は初回から東京で、各国のスターダンサーが、所属する

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2012/09/10掲載

ロシア皇帝、妃、皇太子、ラスプーチン、クシェシンスカヤ、破滅の輪舞が回る・・・

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi小林紀子バレエ・シアターケネス・マクミラン振付『アナスタシア』ケネス・マクミラン振付の『アナスタシア』日本初演は見事な舞台だった。小林紀子バレエ・シアター創立40周年記念公演の第1回公演だが、2001年の『ソリテイル』以来、マクミラン作品を上演し続けて力を蓄えてきた成果を、昨年の『マノン』に次いで存分に発揮し舞台だった

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2012/09/10掲載

松岡梨絵、遅沢佑介、スチュワート・キャシディの好演が光った『真夏の夜の夢』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi SekiguchiK バレエ カンパニーTriple Billサー・フレデリック・アシュトン振付『ラプソディ』『真夏の夜の夢』、熊川哲也 振付『ヴォルフガング』K バレエ カンパニーのトリプル・ビルは、アシュトン振付『ラプソディ』、熊川哲也振付『ヴォルフガング』、アシュトン振付『真夏の夜の夢』だった。まず『ラプソディ』は、ラフマニノフの

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2012/09/10掲載

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