バレエの絞り込み記事一覧

均整のとれたバランスの良い身体と美貌、美しかったハミルトンのカナヤ

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi牧阿佐美バレヱ団牧阿佐美、ドミニク・ウォルッシシュ、三谷恭三『時の彼方に〜ア・ビアント〜』『時の彼方に〜ア・ビアント〜』は今回は、故高円宮殿下の十年式年祭にあたって再演された。原作:島田雅彦、音楽:三枝成彰、そして演出・振付を牧阿佐美、ドミニク・ウォルシュ、三谷恭三が分担して担当するという、複雑な制作の過程を経て創られ

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2012/09/10掲載

差押られた心と身体を読み解く。まことクラヴ『蜜室』

ワールドレポート/東京浦野 芳子text by Yoshiko Uranoまことクラヴ+『蜜室』構成・演出・振付:遠田誠ダンスとは、もしかしたら最高の "謎解き" である。『蜜室(みっしつ)』と銘打ったまことクラヴ+、の今回の公演。席に置いてあった公演リーフレットにいきなり"差押物件標目票"のシール。舞台に渡された"差押"とプリントされたテープ。そしてその向こうから現れた人々は身体の随所を"差押"

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2012/09/10掲載

グランド・ピルエット(仏/grande pirouette)

人が自分の力で美しく回転する。ダンスに限らず、フィギュアスケートでも体操でも、回転技は華がありますね。また、日舞の、なめらかで足が床に吸い付いたキリッとした回転には、背筋が伸び目の覚める心地がします。そんな数多ある回転技の中でも、バレエダンサーが磨き上げたものは格別です。力任せじゃないし電動でもないのに、くるくるくるくるくる...。ドゥミ・プリエのプレパレーションがあるだけですし。どんな仕掛けがあ

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2012/09/10掲載

秋の爽やかな風が心地よいベルリンです。

8月13日、新シーズンがスタートしました。 まずは、例年のことですが、新しいメンバーが加わりました。 女性は Ekaterina Doganova (ロシア) Cécile Kaltenbach(フランス) Ilenia Montagnoli,(イタリア) Jordan Mullin(ニュージーランド) Alice Williamson(英国) Patricia Zhou (カナダ) 男性は C

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2012/09/10掲載

ニューヨークで行われた「ブロードウェイ・エクスペリエンス」(TBE)サマー2週間プログラムが大成功で終わりました!

今回は、日本から15, 16歳の5名が参加しました。今月は、このプログラムの1週目をお伝えします。 ニューヨークに着き、1日セントラルパーク、リンカンセンター・ツアーなど観光し、次の日から早速、第1週目が始まりました。 まずは、ダンスのクラス分けテストがあり、私も審査委員で参加しました。お互い知らない者同士なので緊張もありましたが、皆さんよくがんばりました。ジャズのコンビネーションですが、ターンな

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2012/09/10掲載

新シーズンはマリー=アニエス・ジロの新作、バレエ学校創設三百周年記念公演

ワールドレポート/パリ三光 洋text by Hiroshi SankoBallet de l'Opera national de Paris  パリ・オペラ座バレエ団Programme de la saison 2012-2013 2012・2013年シーズンのプログラム2012・13年シーズンはブリジット・ルフェーブル舞踊監督の16シーズン目となる。今年もクラシック・バレエはわずか2作品でコン

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2012/09/10掲載

アンドリス・リエパとド・バナが再創造したルービンシュタィンの『クレオパトラ』

ワールドレポート/パリ三光 洋text by Hiroshi SankoThéâtre des Champs-Élysées シャンゼリゼ歌劇場Kremlin Ballet  Les Saisons russes du XXIeme siecle クレムリン・バレエ団「21世紀のバレエ・リュス」エッフェル塔を遠望するシャンゼリゼ歌劇場で第4回目の「21世紀のバレエ・リュス」が6月28日から7月1日

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2012/09/10掲載

今年も感動を届けた、オールニッポンバレエガラ2012

ワールドレポート/東京浦野 芳子text by Yoshiko Uranoオールニッポンバレエガラコンサート 2012実行委員会/西島千博 伊藤範子 遠藤康行 酒井はな 志賀育恵 島地保武 中村恩恵 山本隆之 森田健太郎今年で2回目を迎えるこのガラは、東日本大震災の被災地の、バレエなど芸術活動に対する支援を目的とした、有志によるチャリティである。すべてが出演者らによる手作り、すなわちふだんは踊るこ

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2012/09/10掲載

黄昏の港を借景とした野外公演の醍醐味を堪能させた東京バレエ団『ボレロ』ほか

ワールドレポート/東京佐々木 三重子text by Mieko Sasaki〈横浜ベイサイドバレエ〉東京バレエ団:モーリス・ベジャール振付『ギリシャの踊り』『ボレロ』/アルベルト・アロンソ振付『カルメン』より横浜港の大桟橋とベイブリッジをバックに赤レンガ倉庫の敷地に組まれた特設ステージで、東京バレエ団が上演した〈横浜ベイサイドバレエ〉は、夜空の下、潮の匂いを運ぶ風を浴びながら鑑賞するという、夏の夜

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2012/08/10掲載

悲劇のドラマをいっそう深めた緻密な演出、井上バレエ団100回公演『ジゼル』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi井上バレエ団関直人 振付、ブリュノ・コーアペ 脚色・演出『ジゼル』井上バレエ団は第100回公演(井上博文によるバレエ劇場50回、井上バレエ団50回)を迎えて、ピーター・ファーマー美術による『ジゼル』を上演した。そして同時に出産のため舞台活動を休止していたプリマバレリーナ島田衣子の本格的復帰公演となった。(他日公演は宮嵜

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2012/08/10掲載

登場人物の把握に優れたダンサーたちによる楽しい舞台だった『真夏の夜の夢』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi東京シティ・バレエ団中島伸欣 台本・演出、中島伸欣、石井清子 振付『真夏の夜の夢』東京シティ・バレエ団の『真夏の夜の夢』は、2003年に提携したティラこうとうで初めて上演した全幕バレエだが、とても楽しい舞台に仕上がっている。特に第2幕の構成は、無駄がなく密度があってかつ物語の展開自体が活き活きとしていて、心楽しく見られ

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2012/08/10掲載

洗練されたプログラム構成だった「下村由理恵バレエ・リサイタル」

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi SekiguchiDANCE for Life 下村由理恵バレエ・リサイタル2012下村由理恵 振付『水の精霊』、篠原聖一 振付『Charlie』『Adagietto』『Season』下村由理恵バレエ・リサイタルがDANCE for Life主催により、8年ぶりに青山円形劇場で開催された。下村由理恵振付『水の精霊』、篠原聖一振付『Cha

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2012/08/10掲載

息の合ったスズペルギーのリーズとマニュネのコラのパ・ド・ドゥが楽しい『ラ・フィーユ・マル・ガルデ』

ワールドレポート/パリ三光 洋text by Hiroshi SankoBallet de l'Opéra national de Paris パリ・オペラ座バレエ団Frederick Ashton ¨La Fille mal gardée¨ フレデリック・アシュトン振付『ラ・フィーユ・マル・ガルデ』7月に入って『ラ・フィーユ・マル・ガルデ』の第2キャストを見た。 リーズはプルミエール・ダンスーズ

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2012/08/10掲載

暑い日本に帰ってきました。

この日記が更新されるころに一度ベルリンに戻ります。日本のバレエ界、夏は大忙しです。 ベルリンは7月、8月中旬までシーズンオフです、、、では夏休みの話題から。 7月8日 ロサンゼルスで本番。 ホセ・カレーニョさんと黒鳥のグラン・パ・ド・ドゥを踊る機会がありました。 ホセさんは素晴らしい方で、本当にいろいろなことを学びました。 バレエは、やはりテクニックだけではないと言うことを、改めて再確認。 数分

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2012/08/10掲載

ア・ラ・スゴンド(仏 / à la seconde)

直訳すると「2番に」という意味ですが、バレエ特有の用語で、「横方向に」と覚えましょう。通常は脚の動作に使われますが、アームス、腕の置く位置でも横に広げることを「ア・ラ・スゴンドに」ということもあるようです。 グラン・バットマン・ア・ラ・スゴンド。デヴェロッペ・ア・ラ・スゴンド。フォンデュ、タンジュ、デガジェ、ジェテ、フラッペ...などなど、横に脚を出した状態になるならば、「ア・ラ・スゴンド」が付き

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2012/08/10掲載

バレエ映画『First Position』を見ました!

プロのバレエダンサーを目指すために、「the Youth America Grand Prix」に挑戦する9歳〜19歳の子供たちのドキュメンタリーです。 まだ、仕事として何がしたいのか、自分に何が合っているかなど解らない年齢、(17歳)までに進路を決めないと遅いと言われているバレエ界。子供たちのために、悔いのないようにそれぞれの家族の協力など・・・。 見ていて、子供らしいことをさせないで、こんな過

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2012/08/10掲載

オペラ座ダンサー・インタビュー:フランソワ ・アリュ

ワールドレポート/パリ大村真理子(マダム・フィガロ・ジャポン パリ支局長)text by Mariko OMURAFrançois Alu フランソワ・アリュ( コリフェ)コリフェに上がった2011〜12年シーズン後半、若いエネルギーいっぱいに快走。与えられた大任をどれも見事にこなした頼もしい18歳。『リーズの結婚』でアラン初役を7月13日に果たした彼。『ラ・バヤデール』でブロンズ・アイドルを踊り

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2012/08/10掲載

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