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バレエ・ピラティスによるカラダ講座

バレエ・ピラティスによるバレリーナのカラダ講座 バレエのレッスンできっと役立つ情報を、現役ダンサーの藤野先生ならではの視点で解説します。

バレエ・ピラティスによるカラダ講座の記事一覧

【第31回】アルデンテお尻・実用編<脚を上げるために>

お尻の表面的な筋肉を締めずに、骨盤のを内から外へ広げるように使うことで、深層筋の働きにより「動く骨盤」を促す「アルデンテお尻」。 前回はアラベスクの軸足の在り方をお話したので、次にアルデンテお尻を生かした「骨盤で脚を上げる」方法をご紹介します。「リーダーは仙骨」 骨盤を後ろから見ると、真ん中の仙骨と、それを両側で挟む腸骨の、3つの骨が仙腸関節で繋がっています。 アルデンテお尻の定義を簡潔に説明し

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2017/11/15掲載

【第31回】アンデオール筋の強化&ストレッチ - エクササイズ-

上手にアンデオール(股関節の外旋)するための筋肉を鍛えます・・・と言いたいところですが、アンデオールは「如何に股関節を回すか」よりも「脚の動きに振り回されない体幹」に意識を向けることで、自然で強いものに育っていきます。今回のエクササイズも、動き脚のお尻周りの筋肉よりも、背骨と骨盤、土台の脚の状態に注目してみましょう。 「アンデオール筋トレ」四つん這いの姿勢を取り、片方の膝を浮かせ、パッセ方向に開

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2017/11/15掲載

【第30回】ビューティフルアラベスク

この連載も30回を迎えました!皆様のバレエライフに少しでもHappinessをプラスできればと願っております。 さて今回は、バレエのポーズといえば「アラベスク」。キレイなラインと、脚を上げる際の股関節まわりについてお話しましょう。「脚は持ち上げる?」 アラベスクで注意されることと言えば「もっと脚を上げて!」とか「膝を伸ばして!」とか。脚一本の重さをグイッと90度まで持ち上げるって、なかなか大変

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2017/10/13掲載

【第30回】ポールドブラ - エクササイズ-

今回はエクササイズというよりは実技になりますね。 内ももに入れる力の違いによって、変わってくるラインと、腹筋の入り具合の違いを追究してみましょう。 「まずはパラレルで」 まずは肩幅ぐらいのパラレル「開いた6番」で、ポールドブラ前。大きく前屈してみましょう。内ももの状態を見て下さい。脚をできるだけダラッとリラックスさせてみると、ももとお尻が大きく後ろに引けると思います。実はこれが「ももが固まる、

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2017/10/13掲載

【第29回】足の伸ばし方のホンネ(骨)

トゥシューズを履いてポワントで立つと、足首がグラグラと弱く感じる。つま先をしっかり伸ばせと注意されて頑張るけど、思うように伸びきらない。そもそも片足でルルヴェに立ち上がる力が無い。ジャンプの着地の音がうるさい・・・などなど。足周りや足首の「力や使い方」を考えることが山積みなのに、いざ「どうすればいいか分からない」という声が多いのではないでしょうか? 今回は足周りで意識が低く、忘れ去られがちな「骨

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2017/09/13掲載

【第29回】壁でポワント Single Leg Kick- エクササイズ-

中足骨の動きは「土踏まずを引くor出す」を決定付けるところがあります。足の骨や筋肉は、全身の体重を支え、地面の形状や状態により、「足が自ら力の入れ具合を知る」ところがあります。すなわち「体重を掛けないことには、足はどれぐらい力を入れれば良いか分からない」となり、中足骨が浮くような状態であれば、それは足首をペコペコ動かす程度の力しか入りません。 「壁でデュミポワント」 前回ご紹介した「ヒールライ

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2017/09/13掲載

【第28回】引き上げポイントと大きな動き

バレエと共にあるキーワードのような「引き上げ」という言葉。では「なぜ引き上げるのか?」とよくよく考えてみると、それは「意識していないと落ちている部分があるから」ということではないでしょうか? 厳しいことを言うようですが、普段の生活から引き上げるべきところが引き上がっていれば、バレエを踊る際に「引き上げるという行為」を省くことができ、更に他のことを上達させる「余裕ができる」ということになります。

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2017/08/14掲載

【第28回】白鳥の羽ばたき&リニア股関節- エクササイズ-

今回は不思議なネーミングのオリジナルエクササイズです。 「白鳥の羽ばたき」 有名なバレエ「白鳥の湖」より、白鳥たちの特徴的なアームスの動きを、精密に考察していきます。 両腕をサイドラインでしっかり上げ下げする。まるで白鳥が羽ばたいているように・・・。 両腕を耳の横でしっかり上げる時に、脇下のあばら部分が意外と「上がっていない」ことが多いので、脇下2本目ぐらいの肋骨を、腕と共に思い切り持ち上げて

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2017/08/14掲載

【第27回】指に生命を吹き込む~薬指の実力~

「5つの指を使う」 今回のテーマは、手足の指を繊細に意識することで、体の動きや使い方に、より深みを与えるということ。奥が深いお話なので、頭で考えるより、実際に動かしながら感じてみてください。 手足の指は5本ずつ。親指を代表に、他の指が4本。全ての指がそれぞれの感覚を持ち、どの指をメインに使うかで、体の筋肉や関節の動きも大きく変わってきます。 腕を斜め下45度に構え、それぞれの指を単独で、思い切

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2017/07/12掲載

【第27回】足裏、あしゆびエクササイズ特集 - エクササイズ-

「あしゆびストレッチ」 指のスジは「伸ばすー普通ー引く」の状態で、何もしていない、意識していない時は「普通」に緩んでいます。なので「伸ばす」という力は、ゆびさき「末端へ向けて」押し出す感覚を知らなくてはなりません。 手であしゆびを一本ずつグイッと起こします。この状態は「手であしゆびのスジを引いた」ことになり、ストレッチというよりは「縮めた」形になります。そこであしゆびにグッと力を入れて、甲側の

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2017/07/12掲載

【第26回】背中の引き上げはオーラの源

〜背筋を伸ばす、引き上げる〜 人として「良い姿勢」を作るためのキーワードのような台詞ですが、果たして背中の何を、どのように上げるのか? 今回は「背中の使い方」から魅せる踊りへの変化。舞台で存在感、オーラを上げる方法をご紹介します。 「引けていないか?」 背中は弛むと丸くなる。ということで、背筋を起こすときには自然と、背骨を後方へ引こうとする力が生じます。特に頭と胸椎が前に出ると「猫背」になるの

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2017/06/15掲載

【第26回】背骨体操~!動かす、捻る - エクササイズ-

今回は僕のオリジナル体操。「背骨を直接動かす」ということを意識して、各関節の働きや、体幹の直接的な運動を感じて下さい。 「風車ポールドブラ」 肩幅くらいに脚を開いて立ち、腰に手を当てて、骨盤から頭まで風車のように上体を回します。 顔、胸、お腹など前面に付いているものを送り出すように動かすと、頭と肋骨と骨盤がバラバラの動きをして、腕や脚は堪えようとする緊張型の力が入ります。 本編で紹介した「後頭

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2017/06/15掲載

【第25回】まわるまわるよ股関節は回る〜球の動き〜

アンデオールに脚を開くに当たり、よく交わされる質問として「股関節はどっちにどう回すのか?」。今回は股関節の形状とその動き。そして全身に適応する「回転球の法則」で、流れるような踊りに繋げたいと思います。 「股関節の動きの良さはナンバーワン?」 股関節の形状は、割とメジャーで多くの人が知っているように思います。球の形をした大腿骨頭が骨盤の穴にすっぽりと入った形で、靱帯や筋肉の束縛を考えなければ、か

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2017/05/10掲載

【第25回】タンジュで床磨き。5番ルルヴェとパンシェ - エクササイズ-

股関節の回転球の動き、使い方の違いを感じることで、脚の動き、流れ、強さに大きな変化を与えます。 「足裏で床をピカピカに」 両手バーに掴まり、一番ポジションで横タンジュを反復します。タンジュで脚を出す時、どの方向に出しても、股関節は自然と「脚を少し持ち上げよう」とする力から入ってしまいます。これが球の上半分の「脚を引く」という流れ。脚に付けたい力は「地面を押す。出す方向に伸ばす」なので、引いてし

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2017/05/10掲載

【第24回】お腹の中の手綱(たづな)〜腸腰筋の目覚め〜

体の大黒柱となる背骨。あらゆる動きの原動力となる脚。これらを股関節越しに結ぶ「腸腰筋」というものを知ってもらい、上手に扱うことで更に動きやすく、踊り易くなる方向性をお伝えします。 「腸腰筋とは?」 体幹トレーニングがメジャーになる中、割と注目度が高くなっているこの「腸腰筋」。表面からパッと触れる部分の全くない、なかなか本格的なインナーマッスルです。イラストでその形状と位置を確認しても、実際に力

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2017/04/14掲載

【第24回】Standing Roll Up with the Wall - エクササイズ-

背筋の伸び上がりと、しなやかな動きを目的としたエクササイズです。今回のテーマに従い、腸腰筋を意識して。骨盤と下腹部に一定の強い力を入れたまま。強固な軸の動きを感じられるように目指しましょう。 「壁を使ったロールアップ」 骨盤背部を壁に当てて、脚は適度に斜めに立ちます。 脚を踏ん張る力を入れることで、壁に対して骨盤を「押しつける」という、「脚の力で骨盤を押し上げる」という感覚を入れましょう。 背

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2017/04/14掲載

【第23回】バーレッスンの心得〜バーの持ち方&肩の持ち方〜

バレエのレッスンは必ずこの「バーレッスン」に始まり、プロのダンサーでもフルで1クラスする中で、センターに向かう前に必ず通るお稽古のプロセスとなっています。 では、「バーレッスン」とは何の為にするのでしょうか? その真意を追求すると、色々な答えが出てくるでしょうが、僕の正直な答えとしては「それがバレエのスタイルだから」「バレエを始めた時からそうだったから」。アンケートを取ってみても、そう答える人

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2017/03/13掲載

【第23回】Push Up & Inverted 'V' - エクササイズ-

本編では「肩甲骨を前に出す」すなわち「肩が腕に向かって押せる力」が必要ということでした。今回は、女性でも腕立て伏せがちゃんと出来る力を、肩に与える為のポイントをお伝えします。 「プッシュアップ〜腕立て伏せのポーズ〜」 腕立て伏せと言えば誰もが「例の姿勢で腕を曲げ伸ばし」を想像しますが、正しい「肩の体重支持」を維持しなければ、ただ腕の筋肉を酷使するだけの運動になってしまいます。女性の場合は特に、

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2017/03/13掲載

【第22回】「進めっ!骨盤底筋!!」

「骨盤底筋とは?」 今回のテーマは、あらゆる体幹トレーニングの中で重要な鍵となる「骨盤底筋」の働き。最近では割とよく聞く言葉となりましたが、実際はどのように使うのか、まだまだ謎の多い部位。今回僕がお伝えする方法を感じられるようになれば、踊りはもちろん、私生活においてもカラダがどんどん変化していきますよ!骨盤底筋とは、骨盤内の底で左右の骨盤パーツを繋ぐ「網のような」筋肉の固まり。下腹部のインナーマ

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2017/02/13掲載

【第22回】Swan Dive&大腿筋のストレッチ - エクササイズ-

体が持つ筋肉の力としては最強クラスを誇る「大腿筋」。実は伸ばすことが難しいそのストレッチ方法と、使うときの方向性をご紹介します。 「運命は回転方向にあり」 太もものストレッチと言えば、写真のような感じが定番ですね。大腿筋の状態とその役割をシンプルに説明すると、 「膝から股関節へ(上へ)締まる=引く、止める、持ち上げる(脚を)」 「股関節から膝へ(下へ)絞る=押す、動く、押し上げる(体を)」 と

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2017/02/13掲載

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