荒部 好

『バレエのはじめ』

伊藤彩子著
  これは、バレエを習ってみたい、だけど・・・、と迷っている人のための道案内の本である。 誰でも、夢のように花やかなバレエの舞台を観て、美しいバレリーナの素晴らしい踊りを目の前 にすれば、自分もあの世界の一員になってみたい、と思うもの。でも、それにはクリアしなけ ればならない問題がいっぱいある、そこで迷い、結局、いつの間にかあきらめてしまう・・・。 そんな時、この本を読むと勇気づけられるかもしれない。未経験者、初心者のためのお役立ち本だから。

  バレエは思っているよりもずっと身近なもの、大人になってからでも、身体がかたくても、 太っていても大丈夫、さあ、とこの本は迷っている人の背中を押してくれるはずだ。

  目次を開けてみると、バレエをはじめる、レッスンのいろいろ、バレエファッションの楽しみ 、初舞台を踏むために、スタジオを選ぶ、バレエをみる、バレエデータ、という構成になってい る。実際にごくふつうの人がバレエをはじめるにあたって、迷うこと、わからないこと、疑問に 思うこと、をつぎつぎにあげて、現実にそって答えを出している。習う前に揃えなければならな い衣裳やシューズについて、髪型の整え方、先生の注意の聞き方、予習の仕方、いい生徒のなり 方etc.をアドヴァイスしてくれるのである。また、バレエを習うことが、自分の身体にとってど んな影響を与えるのか、についてもかなり親切に書かれている。

  そして、全国スタジオガイド、ショップガイド、映画やDVDガイド、ホームページガイドなど のデータも掲載されていて、バレエを習おうと思っている人には、使い勝手のある一冊といえる だろう。


「バレエのはじめ」
WAVE出版
1,470円  (本体価格1,400円)