これからバレエをはじめたいキッズ&ママ・パパへ

◆ バレエをはじめたいキッズ&ママ&パパへ 



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バレエのレッスンからは、得られるものがたくさんあります。
単純に踊りが上手になるということだけではなく、身体や心にも、いろいろな影響や変化がもたらされます。
レッスンではどんなことをしているの?実際にどんな影響・変化があった? バレエをはじめられたお子さんを持つママ・パパ、そして先生に、アンケートにお答えいただきました。

 

バレエのいいとこ!

 

一生ものの立ち姿、身のこなしを手にいれられる

バレエをはじめて感じた"イイトコ"。
多くの人が挙げるのはやはり、"姿勢がよくなった"こと。 中には「首が伸びてきてきれいな体型になりはじめた気がします」(あーちゃんさん)。「常に姿勢を意識するようになりました」(匿名ママさん)という声も。
このようにママ・パパが言うのはもちろん、先生方もバレエをはじめて一番変わるのは姿勢だ、とおっしゃいます。「バレエは背筋を伸ばし、上体を引き上げ、身体をまっすぐに保つので姿勢がよくなります」(永嶋伸子バレエスタジオ・永嶋伸子先生)。
同時に、フランスの宮廷文化の中で生まれた芸術であることから、その身体の使い方は常にエレガント。だから、立ち居振る舞いが美しくなります (菊地美樹バレエアカデミー・菊地美樹先生)。
美しい姿勢、エレガントな身のこなしは、一生ものの財産!!大人になりきる前の成長期に身体に覚えさせたら、これから先の人生も変わりそう!?

 

集中力・吸収力・積極性...精神面も強く

そして、これはすべてのお稽古事に通じることですが、ひとつのことを継続して行うことから学ぶ精神面での影響も大。それがバレエの場合には、「チャレンジ精神が芽生えた」(Niniさんほか)、「なんでも自分でやるようになった」(吉岡ママさんほか)、「やりとげようとする心が芽生えてきた」(江良さん)、ほか「集中力がついた」「しっかりしてきた」などの意見が圧倒的。
バレエは、さまざまなテクニックや型(ポーズ)を習得しなければなりません。そのためには、技術を自ら分析して理解する能力や、そのために注意深く先生の指導に耳をかたむける集中力が養われます。同じ動きの繰り返しの中で、コツコツ努力することが楽しく学べます(ピュアバレエアカデミー・大浦妙子先生)

 

芸術を身近に感じ、美意識が磨かれる

一方「バレエは情操教育です」とおっしゃる先生方も大勢。
「音楽に合わせて身体を動かすことは、どなたにとっても楽しいことだと思います」(チャコット・カルチャースタジオ・太田里美先生)。バレエのレッスンで用いる優雅なワルツやピアノの名曲などは、まさに情操教育の一環になるうえ、そうした音楽に身体を同調させることで、自然に美意識を磨くことにもつながります。「ミュージカルなど舞台を観るのが好きになった」「表現する楽しさを感じているようだ」「自分の身だしなみ、立ち居振る舞いにも気を遣うようになり女の子らしくなった」そんな声も多数。
でも何より、優雅なピアノの音に合わせて身体を動かすことは、自らの身体・動作を通して美を追求する心を芽生えさせると同時に、音楽や舞台芸術の世界に目覚めるきっかけにもなるのではないでしょうか。 バレエのレッスンは、芸術への夢の扉なのですね。

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このほかにも、
「お友だちを大切にしなくてはいけないこと、お約束を守らなくては舞台に立てないことがはじめて1年後には必ず理解できるようになります」(ピュアバレエアカデミー元町・大浦妙子先生)
「新しいお友だちが増えた」「大きい子、小さい子との関わりができた」「お姉さんたちをお手本に、面倒見がよくなり、お行儀がよくなった」など、子ども同士の世界の中で学べることも魅力ですね。

 

何歳からはじめたらいの?

 

バレエスタジオの多くは入学可能な年齢を設けていますが、その下限は"3歳"が一般的。理由は、トイレの心配がなくなり、ある程度の集中力も出てくるのがこのくらいの年齢だから。とはいえ、当然個人差はあります。

 

本格的に身に付けたいなら、小学校低学年までに、が理想的

もしも、バレエを本格的に続けることを考えているのであれば、「4、5歳くらいから小学校低学年の間にはじめるのが理想的」 というのが多くの先生方の考えです。理由は「運動神経の発達が一番盛んな時期にスタートするのがよい」「骨格が固まる前に立ち方、基本的な脚の使い方などを自然に身体に覚えさせたい」「筋肉がやわらかいうちに、身体の可動域を広げたい」などなど。また、小学校の高学年になると、トゥシューズを履いている同年代の子供が多い可能性もあり、そうした環境の中で初心者としてスタートするのは気持ち的にハードルが高いことも考えられます。

それでは実際にみなさん、何歳くらいからはじめているかというと、3歳〜4歳と答えたご家族が全体の約40%。続いて5歳〜6歳が36%(チャコット・カルチャースタジオ調べ)。その理由はというと、「トイレも安心できるようになり、最後までレッスンできそうだったので」「身体がしっかりしてきて、先生の言うこともきちんと聞けるようすだったので」など、やはり身体的に自立してきたことを理由にあげたご家族が多いようでした。また、「お友だちに誘われて」「わたし(ママ)が子どもの頃にやりたかったことなので」などの理由も目立ちました。

 

本人の目的意識がはっきりしていれば、何歳からでもバレエを学ぶ意義は大

逆に8歳以上ではじめられる方は「新体操の練習に役立てたくて」「お友だちの発表会を見て興味を持って」など、本人の目的と意思がはっきりしています。 ただ、どちらの先生も異口同音におっしゃるのは「プロを目指すのであれば小学校低学年までにはじめるのが理想的だが、趣味や教養の一環として学ぶのであれば何歳からでも大丈夫」ということ。参考までにお話しすると、あの吉田都さんは9歳、熊川哲也さんは10歳、とどちらもバレエのスタートは決して早くはありませんでした。 また、例外的ながらも「産後のお母さまがメインにはなりますが、母子でバレエを通してスキンシップを取れる親子バレエ(0〜2歳)のクラスもあります」(ピュアバレエアカデミー元町・大浦妙子先生)―こんな頼もしいクラスもあるようです。

 

 

どんなことをするの?

 

 

まずは、音楽に合わせて体を動かすことを好きになりましょう

バレエのレッスンでは、バレエの""と"動き"を身につけ、それを磨いていきます。ですから、初心者も世界のトップダンサーも、日々のレッスンで繰り返し行うバレエの基本動作は変わりません。これってなんだかすごいこと! けれども、小さなお子さんのためには、本格的なバレエのスタイルを学ぶ以前の準備として"プレ・バレエクラス"を設けている教室も多いようです。そうしたクラスでは、音楽に合わせスキップやジャンプをしながらリズムに乗る楽しさを学んだり、楽しくストレッチしながら柔軟性を養ったりします。そこで「もっと踊ってみたい」という欲が芽生えてきたらしめたものですね。

<レッスンの流れ>

[ ストレッチ ]

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ストレッチ ⇒ バーレッスン ⇒ センターレッスン、が一般的。
まず、ストレッチをして身体をほぐし、柔軟性を高めます。


[ バーレッスン ]
 

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続いて、バー(横棒)につかまって、1番〜5番までの決まった脚のポジションを取りながら、正しい姿勢で脚や腕の使い方を学びます。
小さい子の場合、バーを使わないでレッスンする教室もありますが、基本的な動作は同じです。
 

[ センターレッスン ] 

そして、バーから離れて、いろんなバレエのポジションを取りながら、移動を加え、身体を大きく動かします。ここからいよいよ"踊り"らしくなっていきます。

入門クラスでは、音楽やリズムに乗る楽しさを感じてもらうことを目的に、ステップやジャンプを組み合わせます。そして、徐々にバレエの型や動きを覚えてきたら、それらを組み合わせて踊る練習が加わります。あの名作バレエのワンシーン?なんて思う動きも出てきたりして、バレエがどんどん楽しくなっていきます!

 

 

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