バレエの絞り込み記事一覧

「日本のバレエはじまり物語」エリアナ・パヴロバとオリガ・サファイア その八 エリアナ・パヴロバと橘秋子

 よくいわれるように、エリアナ・パブロバの下からからは、多くの日本バレエの先駆者たちが巣立った。東勇作、貝谷八百子、橘秋子、服部智恵子、島田廣などがその代表的な人々である。しかしみな日本のバレエの先達らしく、それぞれ自身の目的をもっていたので、つぎつぎと彼女の下から去っていった。東勇作はエリアナの公演がほとんど小品ばかりだったので本格的な全幕バレエを志向して去り、貝谷、橘は自立して自身のバレエ団を

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2009/01/31掲載

「日本のバレエはじまり物語」エリアナ・パヴロバとオリガ・サファイア その七 オリガ・サファイアの遺品について

 むろん、「オリガ.サファイア展」で展示した彼女の遺品を解説するのにふさわしい人は、ほかにいると思われるが、暫定的にどんなものがあったか、主な書籍関係について簡単にご紹介させていただきたい。   まず、最も豪華な装丁で、一際、目をひいたスイチン社版のトルストイ作品集(全20巻)。これはオリガの夫君、清水威久の母校東京外国語大学に寄贈されているものである。革貼りの表紙に銅板などでレリーフが組み合わ

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2009/01/31掲載

「日本のバレエはじまり物語」エリアナ・パヴロバとオリガ・サファイア その六 オリガ・サファイアのロシア時代

 オリガ・サファイアは、サンクトペテルブルクで三つのバレエ学校に通っている。   最初は1918年頃に、ミクロス男爵のバレエ学校に入学した。この学校はガガーリン街にあり、ガガーリン御殿とも呼ばれた建物を使っていた。この建物は現在も残っている。ミクロス男爵については不明だが、ニコライ2世の愛人としてマリインスキー劇場で権勢をふるったマチルルダ・クセシンンスカヤの兄のクセシンスキーがキャラクター・ダン

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2009/01/31掲載

「日本のバレエはじまり物語」エリアナ・パヴロバとオリガ・サファイア その五 オリガ・サファイア

 オリガ・サファイアは、以前も述べたように1936年に、日本劇場でクラシック・バレエを教える、というひとつのはっきりした目的を持って、政治的な緊張が高まる時節に来日した。 その翌年からは外国人と日本人外交官の結婚は条例によって禁止されたから、今日からみると、日本のクラシック・バレエにとって際どい一年であったともいえる。   オリガは自分の職を探す必要はなく、旧ソ連を出発する際に準備を整え、はっき

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2009/01/31掲載

「日本のバレエはじまり物語」エリアナ・パヴロバとオリガ・サファイア その四 オリガ・サファイア

 7月22日(木)から26日(月)まで、チャコット渋谷本店でオリガ・サファイア展が開催(名古屋店は7月29日~8月2日、心斎橋店は8月5日~9日)されるので、今月はオリガ・サファイアについて。   オリガ・サファイアは1936年(昭和11年)5月14日に、旧ソ連から日本にやってきた。その当時は、この年の2月に二.二六事件が起き、翌37年7月には廬溝橋事件から日中戦争が勃発しており、日本とソ連は満

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2009/01/31掲載

「日本のバレエはじまり物語」エリアナ・パヴロバとオリガ・サファイア その三 エリアナ・パヴロバ

 日本にクラシック・バレエが入ってきた頃の状況について、前号までで少し触れた。今回は、エリアナ・パヴロバについて。   エリアナの来日には、彼女がたいへん美しいロシアの亡命貴族(しかも女性3人の家族だった)だったこと、日本人には未知のバレエという芸術家だったこと、彼女は日本への亡命を希望していたのではなく、やむなく日本に定着してしまったこと、などさまざまなポイントがある。   とりわけ、美しい

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2009/01/31掲載

「日本のバレエはじまり物語」エリアナ・パヴロバとオリガ・サファイア その二

 20世紀初頭、モスクワのボリショイ劇場はまだ地方の一劇場に甘んじていたが、サンクトペテルブルクでは、プティパが中心となって高度なクラシック・バレエを構築したマリインスキー劇場で、今日観る舞台とほとんど変らないバレエが盛んに上演されていた。余談だが、全盛時代のプティパのグランド・バレエの振付がどれほど精密細緻なものであったかは、ヴィハレフの舞踊譜に基づく『眠れる森の美女』や『バヤデルカ』などの本格

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2009/01/31掲載

「日本のバレエはじまり物語」エリアナ・パヴロバとオリガ・サファイア はじまりのはじまり

西欧で生れ、育ち、発展を遂げたクラシック・バレエが、日本に伝えられたのは、いつ頃のことだろうか。  ちなみに、西洋音楽が日本で最初に奏でられたのは、1551年山口の領主、大内義隆に宣教師フランシスコ・ザビエルが、 小型の鍵盤楽器を献上、演奏した時、と言われている。その後、西洋音楽は、宗教や軍隊、あるいは国家式典などと関連して日本に移入される。  ダンスには音楽のように定かな記録はないが、明治8

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2009/01/31掲載

トゥシューズ(英/pointe shoes)

日本語ではトゥシューズ。英語では違うんです! 「ポアントで立つ」と言ったときはトゥシューズで立つということ。 ピンクサテンのリボン付シューズ。使用開始は、『ラ・シルフィード』の初演、マリー・タリオーニからというのが定説です。彼女より前からつま先で立って踊ったバレリーナもいますが。ポアントの動きはプティパの振付で一気に多様になり、今ではフォーサイスなんてポワント・バランスの限界、それ以上は倒れる!

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2009/01/21掲載

チュチュ(仏/tutu)

ある人が着ると、観客をうっとりさせてくれるもの。そう、バレリーナの代表的な 衣裳のひとつです。先日、待ちに待ったパリ・オペラ座の『ジュエルズ』来日公演に 行って。オペラ座ダンサーのすばらしさ、振付のおもしろさを堪能して。さらに!衣 裳に感慨を受けました。チュチュの歴史と振付の歴史、そしてバレエの歴史が、エメ ラルド・ルビー・ダイヤモンドの3幕の中で眺められることに気づいたときです。 チュチュは

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2009/01/21掲載

ダンスール・ノーブルとダンス・キャラクテール(仏/danseur noble / danse de charactere)

2004年もあとわずかとなり、街はクリスマスシーズンまっさかり、年末年始特有の気ぜわしい雰囲気になってきました。そしてまた、大切な人と観れば温かな気持ちになれそうな『くるみ割り人形』の季節でもあります。王子様とお菓子の国での華麗なダンス。クララ(マーシャ)と一緒に見る甘い夢の世界には欠かせません。ところで、三大バレエ(=02年12月分参照)や『シンデレラ』といったバレエ作品では、王子様と民族舞踊が

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2009/01/21掲載

タン・ルベ(仏/temps leve)

先月は「タン・リエtemps lie」でした。 「タン・リエ」が水平方向での運動、体重移動とするならば、今月の「タン・ルベ」は垂直方向です。片足で踏み切って、ポーズを変えずにそのまま降りる。「跳ね上がる」動作のことです。飛び技に「ソテ」がありますが、あくまでjump。タン・ルベはhopで違うんですね。 音楽用語にもタン・ルベはあって「弱拍」の意味だそう。一見バレエと関係ないかと思いきや、非常に腹

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2009/01/21掲載

タン・リエ(仏/temps lie)

直訳すると「つながった拍」となるのでしょうか。タンは時間、拍。リエは結ばれた、縛られたという意味です。バレエでやわらかいドゥミ・プリエで足を5番から4番または2番ポジションをとおりながら前後左右に重心の移動を行う一連の動作をいいます。バーレッスンのタンジュの中に組み合わせられることが多いと思います。またセンターレッスンでもポ-・ドゥ・ブラと組み合わせることもありますね。タン・リエは、片方から一方に

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2009/01/21掲載

タンジュ(仏/tendu)

正式名称は、バットマン・タンジュ(仏/battement tendu)。バットマンは英語でいうところのbeating。打つ。今回のタンジュのほか、バットマン・デガジェや、バットマン・フラッペ、バットマン・フォンデュ、バットマン・デヴェロペ、グラン・バットマンと、1番ないしは5番ポジションから片足を前、横、後ろと外側へ足を差し出す動作がほとんどで、グランは空中に振り上げるのとは逆に、プティ・バットマ

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2009/01/21掲載

センター(英/center、仏/centre)

バー・レッスンが終わると、バーを片づけ、センター・レッスンが始まります。何故に、「センター」なのか。壁に沿って一列に並んでいた人が、稽古場の真ん中でレッスンするから? とにかく、今度は何もつかまらずに踊ります。バー・レッスンは比較的脚に意識が行きがちですが、センターになったらば、ボディス(上半身)にも意識を向けていかなくてはなりません。もちろん、腕も。あまり難しく考えなくても、音楽をよ~く聞いて、

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2009/01/21掲載

ストゥニュー(仏/soutenu)

英語で言うとsustain支えるという意味の動詞から生まれた言葉で、「支えられた、維持された、変わることのない、弱まることのない、一貫した」といった意味を持ちます。 バレエでストゥニューというと、2種類の動きが頭に浮かびます。一つは軸となる脚はドゥミ・プリエをしながら、動かす脚は前後、横方向にかかとを押し出すようにぐぐっと引き伸ばします。膝の後ろもお尻も背中も、全身が引き伸ばされて気持ち良くなるく

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2009/01/21掲載

シルフィード(仏/Sylphide)

「ラ・シルフィード(La Sylphide)」と「レ・シルフィード(Les Sylphides)」「あー、なんてまぎらわしいっ!」 今ではすんなり作品名と内容が一致しているバレエ愛好家の方々も、過去に少なくとも1回はこんないらだちを覚えたにちがいない。フランス語の文法をご存じだったのでなければ。同じシルフィードだし、「ラ」と「レ」って同じラ行だし。表記ミス?なんてことはなく、生まれも育ちも違うれっ

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2009/01/21掲載

フェッテ(仏/fouette)

「鞭で打つ」という意味を持つ動作。脚を鞭にみたてて空中を打つイメージでしょうか。素早く脚を前方もしくは後方へ振り上げたり、素早く脚を回したり。今では、黒鳥のグラン・パ・ド・ドゥのコーダや『ドン・キホーテ』第3幕のグラン・パ・ド・ドゥのコーダなどでバレリーナが見せる華々しい回転技巧、グラン・フェッテ・ロン・ドゥ・ジャンブ・アン・トゥールナンgrand fouette rond de jambe en

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2009/01/21掲載

ファイイ(仏/failli)

pas failliは、グリッサードと同じくつなぎの動きのグループに入ります。ダンスは形式的に断片がつなぎ合わさっただけじゃなくエネルギーの波動だと思うので、つなぎだからといっておろそかにすることはできません。装飾とか空間移動とか助走とか、それぞれに課せられたものは違えどもエネルギーは滞ることはありませんし、そこには意味があるのですから。「~しそこなう」という意味のフランス語ですが、バレエでは「避

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2009/01/21掲載

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