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関口紘一
[2010.03.15]

意欲溢れる若き芸術監督、セルゲイ・フィーリンのトークショー

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国立モスクワ音楽劇場バレエ団の芸術監督セルゲイ・フィーリンが4月13日からの来日公演に先駆けて来日。3月10日、チャコット渋谷本店B1のオーディオ・ビジュアルフロアで、トークショー&サイン会を行った。
セルゲイ・フィーリンと言えば、2008年のボリショイ・バレエ団の来日公演の『明るい小川』の舞台で、トゥシューズにチュチュを着けて軽やかに熱演した姿がいまだ記憶に新しい。
http://www.chacott-jp.com/magazine/world-report/from-tokyo/tokyo0901a.html
ボリショイ・バレエのイケメンスター、ダンサーだった彼も、今は国立モスクワ音楽劇場の若き芸術監督であり、来日公演の紹介に努めている。

 

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トークショーでは、さすがに若い。ひとり立ち上がって、ロシア語でしか語りかけられないもどかしさを漂わせながら、大いに語ってくれた。
まずは20年前。ボリショイ・バレエ学校の卒業に際して、フィーリンはモスクワ音楽劇場バレエに入団を誘われた。早速、当時の校長だったゴロフキナ先生に喜んでもらおうと思って報告すると、「いえ、あなたはボリショイ・バレエ団にいくのです」と言われたそうだ。
そんな縁があったこともあったので、フィーリンは現在、モスクワ音楽劇場バレエ団のレベルアップのために専心している。毎月10公演を行い、必ず新作を1作上演する、という目標を立てて、着実に実施している。ナチョ・デュアトの『ナ・フロレスタ』もレパートリーに採り入れたそうだ。
ダンサーは、マリーヤ・セメニャチェンコやセミョーン・チュージンといった若手をしきりに推奨。妊娠したため来日できなくなったナターリア・クラピービナに代わって『エスメラルダ』を踊る、ナターリア・ソーモアにも期待を掛けているようだった。
さらに、グルジア・バレエ団の来日公演中のニーナ・アナニアシヴィリから、メールをもらったので、これから公演会場に行くとのこと。かつてのボリショイ・バレエ団のプリンシパル・ダンサ−同士の、なかなかおもしろいメールのやりとりの内容も披露された。でもこれは当日、会場もでいらっしゃった方だけが聞けたエピソードなので公開は遠慮しよう。
今後は、ノイマイヤーの『人魚姫』を上演したり、ピエール・ラコットにも作品を創ってもらう予定だという。意欲的な若き芸術監督、セルゲイ・フィーリン率いる国立モスクワ音楽劇場バレエ団の来日公演に期待したい。

スタニスラフスキー&ネミロヴィチ=ダンチェンコ記念
国立モスクワ音楽劇場バレエ

●4/13(火)〜18(日)
●Bunkamuraオーチャードホール
●S席12,600円/A席10,600円/B席8,600円/C席5,000円
 3演目セットS券:34,200円(200セット限定)
(「オープニング・ガラ」「エスメラルダ」「白鳥の湖」の組合せ)
 2演目セットS席23,200円(200セット限定)
(「エスメラルダ」「白鳥の湖」の組合せ)
※「エスメラルダ」と「白鳥の湖」の日時は自由な組み合わせでお求め頂けます。
※キョードー東京(03-3498-6666)のみの取り扱いになります。
※限定枚数に達し次第、受付は終了となります。
●お問い合わせ=キョードー東京 03-3498-6666(10時~18時)
公式ホームページ http://mamt2010.jp/

◇「オープニング・ガラ」
●4/13(火)
●開演時間=19:00

◇「エスメラルダ」
●4/14(水)・15(木)
●出演=[エスメラルダ/フェビュス]
(14日)ナタリーヤ・レドフスカヤ/セミョーン・チュージン
(15日昼)ナターリヤ・ソーモア☆/ミハイル・プーホフ☆
(15日夜)ナターリヤ・レドフスカヤ/ゲオルギー・スミレフスキ☆
●開演時間=14日19:00、15日14:00と19:00

◇「白鳥の湖」
●4/17(土)・18(日)
●出演=[オデット・オディール/ジークフリート王子]
(17日昼)マリーヤ・セメニャチェンコ☆/ゲオルキー・スミレフスキ
(17日夜)ナターリヤ・ソーモア/セミョーン・チュージン
(18日昼)ナターリヤ・ソーモア/ミハイル・プーホフ☆
●開演時間=17日12:00と17:30、18日12:00

☆は3/9変更キャスト