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[2014.09.19]

開幕直前!東京バレエ団創立50周年記念シリーズ『ドン・キホーテ』

東京バレエ団創立50周年の記念シリーズとして9/19(金)〜21(日)東京・ゆうぽうとホールで上演される、『ドン・キホーテ』(全2幕)の本番直前のリハーサルが公開された。

1409tokyoballet07.jpg Photo:Shinji Hosono

19世紀にプティパ振付で初演され、その後ボリショイ・バレエの振付家ゴールスキーによって大幅に改訂されたこの作品を、さらに現代的な感覚で見直したというウラジーミル・ワシリーエフによる演出・振付で今回上演される。
東京バレエ団が『ドン・キホーテ』を初演した2001年にも、全面的に協力したのがロシア・バレエ界の英雄とも言われるボリショイ・バレエの20世紀最高の男性ダンサー、ウラジーミル・ワシリーエフ。そのワシーリエフが、12年ぶりにこの作品を監修・指導する。さらに、ワシーリエフの指名でアシスタントとして指導するのは、東京バレエ団初演の際にキトリを演じた斎藤友佳理。盤石の構えで入念なリハーサルが行われていた。

「僕の先生が言っていたことだ。おまえの美しいポジションは今は必要ない。踊りの美しさを追求するのは毎日のレッスンの中ですることだ。でも、このバレエを踊るときには、そのことを全て忘れなくてはいけない。いま踊っている役、やっていることを自分で信じ込まないといけない」と、ワシーリエフはよく通る声で熱心に語っていた。バレエのテクニック的なことよりも、細かい仕草ひとつにも「月を見るとか、新鮮な空気だと感じている」と意味を持たせたり、作品の物語としての完成度を高めていく。
また、音楽にも非常にこだわり「こういうテンポで振り向いて」、たとえばバラの花を落とすタイミングひとつにも「音通りに」と、斎藤から指示が飛んだ。

1409tokyoballet01.jpg Photo:Shinji Hosono

さらに、舞台を支える全てのダンサー達に向け「アーティストの皆さん、主要な登場人物がどんなに良く踊ってくれても、それはあるべき成功のうちの半分にしかならない。なぜかというと、周りの民衆が重要なんです。その民衆の一人ひとりが自分の人生を生きているのです」と語り、リハーサル中も周囲を取り巻くそれぞれに、動きや立ち位置などの細かい指示が出されていた。
伝説のダンサーワシーリエフと斎藤の指導を受けた個々が光る、東京バレエ団の『ドン・キホーテ』。端々まで全てが見逃せない、熱い舞台となりそうだ。

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東京バレエ団創立50周年記念シリーズ6
『ドン・キホーテ』全2幕


●9/19(金)〜21(日)
●ゆうぽうとホール
●振付・演出:ウラジーミル・ワシーリエフ(マリウス・プティパ/アレクサンドル・ゴールスキーによる)
●出演=
9/19(金)・21(日)アナスタシア・スタシュケヴィチ☆/デヴィッド・ホールバーグ
9/20(土)上野水香/柄本弾

◇その他都市公演
9/27(土)14:00 シンフォニア岩国コンサートホール 0827-29-1600
(沖香菜子&梅澤紘貴主演)

詳細はこちら http://www.chacott-jp.com/magazine/information/stageinfo1/506-2.html