【ニュース】第49回(2017年)舞踊批評家協会賞・新人賞・特別賞が決定した

毎年、この時期に行なわれている舞踊批評家協会賞・新人賞・特別賞が決まった。舞踊批評家協会賞は、日本舞踊から舞踏まで広くジャンルを超えて選定されるもの。舞踊批評家協会会員により運営される舞踊批評家協会が、毎年、選出している。今回から設定された特別賞には松山バレエ団の森下洋子に授与されることとなった。
授賞式は、受賞者及び関係者、舞踊批評家協会会員他が出席して、4月21日(土)千代田放送会館のラウンジ千代田で11時から行われる。
受賞理由は以下の通りになっている。

◎舞踊批評家協会賞◎
谷桃子バレエ団

創設者、谷桃子が培った古典と創作というバレエの礎を継承して、種々試みた企画とその取り組みに対して
勅使川原三郎
アルチュール・ランボーの極北の詩と拮抗する境地での勅使川原三郎のダンス的接近は詩と肉体のめくるめく展開で圧巻だった、その成果に対して
花柳基
清元『喜撰』の喜撰法師と常磐津『積恋雪関扉』の関守関兵衛、実は大伴黒主の卓越した演技の成果に対して

◎新人賞◎
市川ぼたん

長唄『二人道成寺』の桜子の格のある大らかな演技に対して
齋門由奈
舞踏の群舞に新たな魅力を与える優れた発想力、創作力に対して
米沢唯
新国立劇場バレエ団公演『眠れる森の美女』のオーロラ/カラボス、『白鳥の湖』、『シンデレラ』、『ジゼル』の主役、『バレエ・プリンセス』などでみせたクリエイティヴで意欲ある表現に対して

◎特別賞◎
森下洋子

現役のプリマとして新『白鳥の湖』などを踊り続け、新『白毛女』の中国公演で日中友好に尽くし、創立70周年を迎えた松山バレエ団を支えてきた功績に対して

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