第15回ペルミ国際バレエ・コンクール（第15回エカテリーナ・マクシモワ記念ロシア・オープン・バレエ・コンクール"アラベスク2018"　The XV Russian Open Ballet Competition "Arabesque-2018" named after Ekaterina Maximova）がペルミ国立オペラ・バレエ劇場で4月11日開幕した。コンクール事務局および劇場の報道によると、開会式での第一部は、このコンクールの過去の受賞者たちとペルミ・バレエ学校の生徒たちがマリウス・プティパ生誕200年を記念して数々のプティパの名作を踊るガラ・コンサートだった。第二部ではロシアの文豪トルストイ生誕190年を記念して、彼の文学を基にペルミ国際バレエ・コンクールで過去入賞した振付家たちが創作した作品が初演された。
今回のコンクール参加者はロシア、日本、韓国、ドイツ、スペイン、アイルランド、ブラジル、イスラエル、モンゴル、ウクライナ、ベラルーシ、ラトヴィア、カザフスタン、キルギスタン、ウズベキスタンの16カ国から13〜17歳のジュニア・グループ38名、18〜25歳のシニア・グループ114名、コンテンポラリー振付コンクール部門で74名の振付家、34名の演技者、合計260名となった。
12〜14日に行われた第1次予選を通過したのは152名中77名、そのうち日本人は11名だった。
1992年にこのペルミ国際バレエ・コンクールでグランプリを受賞し、現在はロシア、ウラン・ウデの国立ブリヤートオペラ・バレエ劇場バレエ団の芸術監督を務める岩田守弘も今回、審査員となっている。

第15回ペルミ国際バレエ・コンクール"アラベスク2018"
第一次予選を通過した日本人参加者

5　井関エレナ――ドイツ（ジュニア）Elena Iseki
12　河合 保希――日本（ジュニア）Homare Kawai
23　つかもと うらら――日本（ジュニア）Urara Tsukamoto
39　かわかみ しゅうご――日本（シニア）Syugo Kawakami
46　金指 承太郎――日本（シニア） Gotaro Kanazasi
59　五島 温大――ドイツ（シニア）Haruto Goto
64　いけだ つよし――日本（シニア）Tsuyoshi Ikeda
71　河合 宥――日本（シニア）Yu Kawai
72　小野寺 正太――日本（シニア）Shota Onodera
86　ふくだ ゆか――日本（シニア） Yuka Fukuda
87　柴崎 文里――日本（シニア）Ayari Sybasaki
107　たんどう みずき――日本（シニア） Midzuki Tando
109　さかの めぐみ――日本（シニア） Megumi Sakano

コンクール全体の日程は以下のとおり。第一次予選でベストを尽くした参加者に惜しみないエールを送るとともに、準決勝へ進む参加者のさらなる健闘を祈りたい。

　

ステージ ＆ ワークショップ／コンクール

［ライター］

香月 圭