【シネマ】ボリショイ・バレエ in シネマ 2018/19シーズンのライヴビューイングが始まった

ステージ & ワークショップ/シネマ

ボリショイ・バレエ in シネマ 2018/19シーズンのライヴビューイングが、昨年暮の『ドン・キホーテ』(エカテリーナ・クリサノワ & セミョーン・チュージン)から始まった。

今年に入ってからは、1月30日の『くるみ割り人形』(ユーリ・グリコローヴィチ版)が上映予定。これは昨年12月23日にボリショイ劇場で収録した映像である。続いて2月27日には『ラ・シルフィード』。これはブルノンヴィルの原振付を英国ロイヤル・バレエ団のプリンパルだったヨハン・コボーが振付けたヴァージョン。コボーはデンマーク・ロイヤル・バレエ団で教育を受け踊っていた。3月27日にはグリゴローヴィチ版の『ラ・バヤでエール』。ニキヤ、ソロル、ガムザッティの生と死を賭けた恋のドラマ、そしてグリゴローヴィチならではのスペクタキュラーな群舞が見ものである。
4月24日は昨年1月22日に収録した『眠れる森の美女』で、これもグリゴローヴィチ版。オリガ・スミルノワのオーロラ姫とセミョーン・チュージンのデジレ王子、アレクセイ・ロバレーヴィチのカラボス、ユリア・ステワノワのリラの精というキャストである。近年ますます充実しているスミルノワのオーロラ姫に注目してもらいたい。
そして5月29日にはドミトリー・ショスタコヴィッチの音楽に、グリゴローヴィチが振付けた、旧ソ連時代のボリショイ・バレエの代表的作品『黄金時代』(2016年10月16日収録)が上演される。「狂乱」と言われた1920年を背景に、ショスタコーヴィチの音楽によるタンゴなどが有名だ。
6月29日には、『カルメン組曲』と『ペトルーシュカ』のダブルビルが上映される。
『カルメン組曲』は、20世紀の大スター、マイヤ・プリセツカヤがイニシアティヴをとって主演し、製作したバレエ。ビゼーのオペラ『カルメン』をプリセツカヤの夫君、ロデオン・シェチェドリンが編曲し、キューバで活躍していたアルベルト・アロンソが振付け、1967年に初演された。20世紀の傑作の一つである。『ペトルーシュカ』はストラヴィンスキーの音楽にミハイル・フォーキンが振付けて、バレエ・リュスの傑作として上演されてきた。ここでは、シュツットガルト・バレエにレディオヘッドの音楽を使って『レディオとジュリエット』などを振付けているエドワード・クルグの振り付けによる『ペトルーシュカ』が上映される。

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ボリショイ・バレエ in シネマ ⽇本公式サイト
http://bolshoi-cinema.jp/

The Bolshoi Ballet Season 2018-19 公式サイト
https://www.bolshoiballetincinema.com/

© Pathe Live
Japan agent dbi Inc.
配給︓ライブ・ビューイング・ジャパン

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