「ミックス・プログラム」
今回の上演期間中、唯一のミックス・プログラムは、『Go For Broke』(ラトマンスキー)、『スペードの女王』(ローラン・プティ)、『シンフォニー・イン・C』(バランシーン)の3作で構成されていた。
『Go For Broke』は、今回がイギリス初演になるラトマンスキーが2005年に振付けた作品。音楽はストラヴィンスキーの『Jeu de cartes』。男女16人のダンサーが、前半は濃い紫の、後半はレモン・イエローの衣装に身を包み、衣装以上に鮮やかな個々人の技術を惜しみなく舞台で披露する小品。中にコール・ドのダンサーも含まれていたが、ボリショイ・バレエのダンサーの技術水準を知るにはうってつけの作品だと思う。ちょっと、構成にフォーサイスの影響を伺えたのはご愛嬌だろう。