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関口紘一 
[2017.11.28]

英国ロイヤル・バレエ、ボリショイ・バレエなどの劇場上演バレエの映像が次々と公開される

英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン2017/18
『不思議の国のアリス』英国ロイヤル・バレエ
英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン2017/18では、12月早々からクリストファー・ウィールドン振付の大ヒット作『不思議の国のアリス』の上映が始まる。これは英国の作家ルイス・キャロルの世界的に有名な児童小説を、ウィールドンがジョビー・タルボットの音楽を使って振付た全3幕のバレエ。
庭師のジャックに好意を抱いていたアリスが、不思議の国に迷い込み、白うさぎやハートのジャック、ハートの女王、いかれ帽子屋などと出会いながら、様々な冒険を展開する様子をユーモラスにスピーディに描いたもの。
アリスに扮するのは、英国ロイヤル・バレエ団のプリンシパル、ローレン・カスパートソン、ハートのジャックにはフェデリコ・ボネッリ、白ウサギ/ルイス・キャロルにはジェームズ・ヘイ、ハートの女王/ママにはラウラ・モレーラ、マッドハッター/マジシャンにはスティーヴン・マックレーという豪華なキャストだ。
目まぐるしく変化する映像、色鮮やかな装置、派手な原色で作られた衣装などがアリスが迷い込んだワンダーランドを構成している。アリスが落下していくところや大きくなったり小さくなったりするシーン、トランプのドミノ倒しなど演出には様々に工夫が凝らされていて、息つく暇もないような変化に富んだストーリー展開が圧巻。上演するたびにソールドアウトする、英国ロイヤル・バレエの人気レパートリーである。
◆公式サイト http://tohotowa.co.jp/roh/

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ボリショイ・バレエ in シネマ Season 2017 – 2018
2017 - 18シーズンのボリショイ・バレエ団の舞台をライブ・ビューイングで見られる、「ボリショイ・バレエ in シネマ」が12月6日より始まる。これはボリショイ・バレエ団の全8作品を全国の映画館で1日限定で上映するというもの。
興味を惹く演目は、まず、ジャン・クリストフ=マイヨーがショスタコーヴィチの音楽によって、外国人として初めてボリショイ・バレエに振付けた『じゃじゃ馬馴らし』だ。この作品は、ジョン・クランコがスカルラッティ(クルト=ハインツ・シュトルツェ編曲)の音楽を使って振付けた傑作が名高く、現在もシュツットガルト・バレエやABTでもレパートリーとして上演されている人気演目である。しかし、マイヨーはクランコとは趣を変えて振付けた、と言う。今年の8月には「ルグリ・ガラ〜運命のバレエダンサー〜」で、ビアンカ役を初演したオルガ・スミルノワとルーセンシオ役のセミョーン・チュージンがパ・ド・ドゥを踊ったことは記憶に新しい。
その他には、今年の6月に急逝した振付家、セルゲイ・ヴィハレフが復元振付けた『コッペリア』。ジョン・ノイマイヤーがショパンの曲により振付けた『椿姫』は、来年のハンブルク・バレエ団の来日公演でも上演される予定。ボリショイ版との違いを体感できるかもしれない。主演はスヴェトラーナ・ザハーロワ。また、近年非常に多くの作品を発表していて、作りすぎではないかとの評言も聞こえてくる振付家、アレクセイ・ラトマンスキーによる『海賊』『ロミオとジュリエット』『パリの炎』、ボリショイ・バレエの一時代を築いたユーリ・グリゴローヴィチの『くるみ割り人形』『ジゼル』などがラインアップされている。
◆公式サイト http://bolshoi-cinema.jp/

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