
意外と知っていそうで知ら
なかった。間違って覚えてしまっていた。ど忘れしちゃって思い出せない!
困った場面に遭遇したあなたに、安心していただきましょう。
「今さら恥ずかしくて聞くに聞けないよ…」。そんなダンスや舞台に関す
る用語を集めてみました。 |
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フェッテ(仏/fouetté)
「鞭で打つ」という意味を持つ動作。脚を鞭にみたてて空中を打つイメージでしょうか。素早く脚を前方もしくは後方へ振り上げたり、素早く脚を回したり。今では、黒鳥のグラン・パ・ド・ドゥのコーダや『ドン・キホーテ』第3幕のグラン・パ・ド・ドゥのコーダなどでバレリーナが見せる華々しい回転技巧、グラン・フェッテ・ロン・ドゥ・ジャンブ・アン・トゥールナンgrand fouetté rond de jambe en tournant、俗に言う「32回転」を省略してフェッテと呼んでしまう方が多いようです。
数々バリエーションがあるようですが、日頃よく見かけるフェッテを解説してみましょう。
フェッテ・ソテ(fouetté sauté)
直訳すると、飛びながらフェッテ。動足を1番ポジションを通って正面に振り上げ、垂直に飛び上がります。その後、空中で体の向きだけを180度変え、第1アラベスクのポーズ、軸足はドゥミ・プリエに飛び降ります。体の向きを変えるときは、軸足のかかと、脚の内側からアン・ドゥオールさせていくように注意! また、一度振り上げた足は高さをキープすること。体の向きを変えるときに足が下がったりしては美しくありません。
どの作品で踊られるか。『ジゼル』第2幕、ウィリー達が集団で行ったり、死ぬまで踊らされるアルブレヒトが息も絶え絶えフェッテ・ソテを行っています。
グラン・フェッテ・アン・トゥールナン(grand fouetté en tournant)
前述の32回転がこの名称で呼ばれているのを耳にしますが、こちらはいわゆる「イタリアン・フェッテ」です。直訳すると回りながらする大きなフェッテ。よく目にするのはアン・ドゥダンで、『海賊』のヴァリエーションに出てきますね。アン・ファス(正面)に向いたまま動足をア・ラ・スゴンドに大きく振り上げます。軸足は(ドゥミ・)ポワント。その後8分の3だけアン・ドゥダンで回りながら動足をフェッテ。軸足はドゥミ・プリエに降り、第1ポジションを通過させるように大きく振り上げます。この後は180度体を振り返らせて(ドゥミ・)ポワントに立ちながらクロワゼのアティテュード・デリエールになります。
軸足の脚力と、完璧なバランス。そして、足を振り上げる際のドゥミ・プリエがキーポイントかもしれません。なぜ「イタリアン」というのか、ご存知の方、教えて下さい!(同じ疑問をお持ちの方、お答えできずごめんなさい)
グラン・フェッテ・ロン・ドゥ・ジャンブ・アン・トゥールナン(fouetté rond de jambe en tournant)
足で空中に4分の1円を描きながら回ります。こちらもアン・ドゥダン(内回り)とアン・ドゥオール(外回り)とありますが、日頃見かけるのはアン・ドゥオールでしょう。またチェケッティ・メソッドが主流かもしれません。アン・ドゥオールのピルエットの後、アン・ファスになりながら、フォンデュをドゥヴァン(前方)よりも内側、ややねじるように斜め前に行って、ここでフェッテ。前に出した足を勢いよくドゥミ・ロン・ドゥ・ジャンブします。その後、ポワントに立ちながらピルエット・アン・ドゥオールをしながら、動足をロン・ドゥ・ジャンブ・アン・レールする。
最初の16カウントで4つ目にダブルやトリプルで回ったり、体の向きを少しずつ回転させていったりと、32回転をより高度にさせて客席を沸かせられるバレリーナもいます。派手なパフォーマンスに比べて地味に見えても、スピードも一定で軸足もぶれることなく、「フェッテ」と「ロン・ドゥ・ジャンブ」そして回転のひとつひとつが目で確認できるように悠然と回る完璧さ、これまた素晴らしいものです。32回転ばかり練習して、得意顔になるのはくれぐれも注意しましょう。バレエはそれだけじゃありません。 |
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