意外と知っていそうで知ら なかった。間違って覚えてしまっていた。ど忘れしちゃって思い出せない!
困った場面に遭遇したあなたに、安心していただきましょう。
「今さら恥ずかしくて聞くに聞けないよ…」。そんなダンスや舞台に関す る用語を集めてみました。













シニヨン(英・仏/ chignon)

バレエを習う人には親しみのある「お団子」ヘア。 きれいにお団子をした子たちとすれ違うと、誰もが「バレエがんばってるんだな」とわかるでしょう。 あの清潔感にこちらまで心が洗われるようです。 もともとシニヨンはフランス語で「束髪」や「まげ」の意味で、発音記号どおりに発音するとシニョン。 しかも、束ねた髪をサイドや後頭部でねじる、くるくるとまとめるといった、アップスタイルの総称だそうです。 レッスン前に、襟足も乱さずぴしっと、短時間できれいに仕上げている人の姿をみると、職人芸だなぁと尊敬というか、なんだか素敵と思ってしまうのですが…私だけですかね。

グリッサード(仏/glissade)

「滑る」の意。パとパをつなぐステップで、いわば助走のようなものでしょうか。 アッサンブレやグラン・パ・ドゥ・シャ、パ・ドゥ・シャといったジャンプ系の華々しいパの前に付いてきます。 床の上を平行移動する動きで、5番ドゥミ・プリエから始まります。 重心移動させずに片足をすり出しタンジュ、重心を移動させながら残された足もタンジュを通って5番ドゥミ・プリエへ閉じる。 このとき、足の交換はそのときどきでしたりしなかったり。横滑りが多いように思いますが、どの方向にも行われます。
グリッサードは確かにメインディッシュではありません。ところが侮ることなかれ。意外と難しくありませんか?  潤滑油が足らないと機械全体に支障が出るように、この動きも美しく決まらないと踊りが雑な印象になってしまいます。

重心移動の瞬間は、ひざを伸ばしきった両脚で一瞬床から両足が離れるので、初めてやってみてジャンプする!と覚えてしまう方もいるかもしれません。 でも、それはちょっと危険。速いリズムでのアンシェヌマン(一連のステップ)では勢いをつけすぎてしまいます。 あくまで「すべる」ように。頭を上下しすぎないように。でも、機械じゃないし上下しちゃいますよね。 そのときは、脚力まかせにしないこと。目指すはあくまで脱力系のパです。 背筋をまっすぐにして、上半身の引き上げがしっかりできていれば、まるで操り人形のように両脚から力が抜けるでしょう。 女性ならグリッサードは軽やかに、かつしなやかにできるようになりたいですね。グリッサードを連続して練習してみましょう。 (蟹になった気分になりそうですが…) そうすれば引き上げてお腹から移動する感覚が掴めるはずです。

もうひとつアンシェヌマンを美しく決めるために注意したいポイントは、5番にしまうときの後からくる足ですね。 きちんとアン・ドゥオールされていますか? 足の裏全体を床にすりましたか? 5番にきれいに収まりましたか?  次のステップをきれいにつなぐために、ひと呼吸。この瞬間を大切にしてあげましょう。 そうすればアンシェヌマン全体の印象も潤った感じになって、次にくる主役のジャンプが自然ときれいに大きくできるはずです 。
(解説:文葉)

 

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