シアターテレビジョン2008年5月毎週月曜日のダンス特集
来日記念 パリ・オペラ座バレエ特集

2年ぶりの来日公演がますます楽しみ!! 宮廷文化から生まれたバレエの伝統に培われた優れたダンサーたちが、典雅な舞台を創るパリ・オペラ座バレエの来日を記して、様々な魅力を捉えた番組を一挙に放映。ルテステュ&マルティネズが踊る『白鳥の湖』の最新映像をはじめ、テスマー&ドナールの『レ・シルフィード』、大ヒット映画『エトワール』、ルテステュのドキュメンタリー、ベランガール主演の『ランデヴー』などでパリ・オペラ座バレエの魅力を明らかに。さらにアンジュラン・プレルジョカージュによる『メディアの夢』も放送。来日公演がますます楽しみになるラインナップでお届けします。


ルテステュ、マルティネズ出演『白鳥の湖』
  2005年 パリ・オペラ座/振付:ヌレエフ/音楽:チャイコフスキー/出演:ルテステュ、マルティネズ、パケット、アレ、ダニエル、ジルベール、ティボー、フィアット、フルステー、ウルド=ブラーム、コゼット、ロンベール、ベレ、ラフォン
現在、パリ・オペラ座バレエの『白鳥の湖』の最高のペア、ルテステュとマルティネズが踊った舞台のライヴ映像で、エトワールが競演する豪華な配役が見物。このヌレエフ版では、ロットバルトが家庭教師ヴォルフガングが変身した姿だったり、ジークフリートの深層心理が描かれている。定評のあるルテステュのオディット/オディール、マルティネズのジークフリートに加えて、王子役を得意とするパケットがロットバルトを踊って、悪の魅力を発散。レベルの高い、現代的で緊迫感のある『白鳥の湖』。

テスマー、ドナール出演『ラ・シルフィード』
  1972年 パリ・オペラ座バレエ/振付:ラコット/音楽:シュナイツホーファー/出演:テスマー、ドナールほか
ロマンティック・バレエの傑作『ラ・シルフィード』は、1832年にパリ・オペラ座で初演。史上最高のバレリーナともいわれるタリオーニのポワントを使ったテクニックや裾の長いロマンティック・チュチュが注目を集めた。この作品は、パリ・オペラ座バレエでリファール作品などを踊ったラコットが、舞踊史の知識や丹念な調査をもって初演時の振付を復元したもの。収録時の最高位エトワールとして活躍していたテスマーとドナールが表現豊かに踊っている。

映画『エトワール』

2000年/フランス/監督:タヴェルニエ/出演:ルグリ、ル・リッシュ、デュポン、ジロー、ミテキ・クドー、藤井美帆ほか
パリ・オペラ座バレエのありのままの姿を描いて、バレエ映画として記録的に大ヒットした話題作。美の極みのようなオペラ座の舞台を作っているダンサーたちの楽屋に監督自らカメラを持ち込み、「引退したらどうするの?」「エトワールの娘で辛くなかった?」「代役なの?」などと素朴に問いかけ、素顔の彼らのヴィヴィッドな表情や意外な本音を引き出すことに成功している。本番中の緊迫感ではちきれそうな舞台裏や、踊る前の入念な準備、緊張から解放された笑顔など、じつに魅力的な表情がいっぱいの映像。

ドキュメンタリー『アニエス・ルテステュ〜エトワールを見つめて』

2005年/監督:イヨネスコ/出演:アニエス・ルテステュほか
ルテステュは、ギエムなき後のパリ・オペラ座のエトワールの誇りを支える気品とクールさを兼ね備えたバレリーナ。マルティネズと美男美女のカップルとしても知られる。ルテステュのオペラ座のバックステージや公演の合間の慌ただしいプライベート・タイム、イタリア公演時のルポルタージュなどで構成。マルティネズと踊る『イン・ザ・ミドル・サムホワット・エレヴェイテッド』『シェヘラザード』『ジゼル』『ドン・キホーテ』、ボッレと踊った『ラ・バヤデール』などの抜粋も収録。素顔のクールなルテステュと、華やかな衣裳を身につけて豪華な雰囲気を漂わす魅力を余すところなく捉えたドキュメンタリー。

ルテステュ出演『オテロの夢』

2005年/監督:イヨネスコ/振付:エクソン/出演:ルテステュ、エクソン
ニューヨーク出身でマルセイユ・バレエでピエトラガラの『シャクンタラー』に出演したこともあるダンサー兼、振付家のラリオ・エクソン。彼が振付けたオテロとデズデモーナのパ・ド・ドゥ。ベジャールの『リア王---プロスペロー』のミラノ大公役を踊って来日したこともある彼がオテロに扮し、ルテステュのデズデモーナとの愛と不信を踊る。映像効果を使って、愛し合っている時も自意識から次第に不信が沸き上がっていく心理を、流麗なダンスの中にくっきりと見せている。

ベランガールの初振付作! ベランガール振付・出演『ランデヴー』

2001年/監督:リシャール/振付・出演:ベランガール/音楽:ビョーク
『ドン・キホーテ』のバジルを踊ってエトワール昇格を決めたベランガールが、深夜のパリ・オペラ座ガルニエ宮を、風のように舞い踊る映像。ガルニエ宮に古くからある彫刻「ダンス」に魅了されてしまった"オペラ座の怪人"が、深夜、「ダンス」という言葉を使い、歌姫ビョークの音楽にのって、限りなくイメージを解放する。ベランガールのダンスの野性的な魅力が堪能できる。

プレルジョカージュ振付『メディアの夢』

  2004年 パリ・オペラ座/振付:プレルジョカージュ/音楽:ランツァ/出演:ジロー、ロモリ、アバニャート ほか
プレルジョカージュは、フランスのコンテンポラリー・ダンスの第一人者としてパリ・オペラ座バレエ、ニューヨーク・シティ・バレエなどに次々と斬新な作品を振付けている。今回お届けする『メディアの夢』は、パゾリーニ監督、マリア・カラス主演の映画で知られるエウリピデスのギリシャ悲劇が題材。パリ・オペラ座に振付け、世界初演された舞台。イアソンに裏切られたメディアが復讐のために子どもたちを殺す悲劇を、簡潔で繊細にかつ緊迫感溢れる鮮烈なダンスで描く。ロモリ演じるイアソンと、その恋人を演じるアバニャートの官能的なパ・ド・ドゥ、血にぬられたジローの凄絶なメディアの造型など、ダンサーの優れた表現力が衝撃的なイメージを見事に花開いている。


4ケ月連続放送!シリーズ ロシア・バレエの伝説

プリセツカヤ、リエパ、ヌレエフ、ゴドゥノフ。20世紀のロシア・バレエ史に伝説を残した4人の舞踊家の軌跡を辿るドキュメンタリー・シリーズがスタート!日本初公開の貴重映像や証言の数々が必見のシリーズです。
 

第2回 マリス・リエパ 〜栄光と失墜〜
 2006年/出演:マリス・リエパ、アンドリス・リエパほか
今年2月にロンドンでマリス・リエパのトリビュート公演が行われたが、このソ連時代のカリスマ的な大スターの栄光と悲惨を描いたドキュメンタリーを放映。『スパルタクス』のクラッススの歴史的名演により、プリセツカヤなどが熱狂し、おしもおされぬボリショイ・バレエの大スターとなったリエパが、しだいに舞台から遠ざけられ、ついには神殿とも崇めていたボリショイ劇場への立ち入りも拒否される。このドキュメンタリーは、息子のアンドリス、娘のイルゼなどの貴重な証言から、政治に翻弄されたバレエダンサー、リエパの生涯の真実に迫っている。
 
<今後の放送予定>
6月放送/第3回 ルドルフ・ヌレエフ(1938-1993)
7月放送/第4回 アレクサンドル・ゴドゥノフ(1949-1995)


シアターテレビジョン2007年6月毎週月曜日のダンス特集
来日記念 アメリカン・バレエ・シアター

来る7月、3年ぶりに来日する「アメリカン・バレエ・シアター(ABT)」を特集。ABTは、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場を拠点に、世界各国から集結したスターダンサーたちがドラマティックなバレエを上演。“世界一ゴージャスなバレエ団”として知られています。 来日公演を前に、プリンシパル・ダンサーのジリアン・マーフィーが録り下ろしインタビューで、来日公演の見所を語ります。バリシニコフやマカロワ、フェリ、ボッカ、ブフォネスといった歴代のスーパースターたちによるABTの精髄を極める舞台映像や、バレエ団の日常を捉えたドキュメンタリー映画をラインナップ。来日公演を前に、その魅力を先取りします。


現役プリマが語る来日公演の見所!
初放送!『ジリアン・マーフィー インタビュー』

  2008年4月/出演:ジリアン・マーフィー
7月の来日公演に先駆けて、ABTの美人プリンシパル、ジリアン・マーフィーが来日。6月に世界初演するトワイラ・サープの新作を踊る彼女は、ニョーヨークで通しのリハーサルを終えたばかり。日本公演でもこの新作を踊る、輝くばかりに美しいジリアンに早速インタビューした。サープの新作やそのノーマ・カマリの衣裳、ABTの今、出演する映画のことなどなど、最新情報と楽しい話題がいっぱいの特別インタビュー。

初放送!バリシニコフの『くるみ割り人形』
1977年/演出・振付・制作:バリシニコフ(「雪片のワルツ」振付:ワイノーネン)/音楽:チャイコフスキー/指揮:シャーマーホーン/出演:バリシニコフ、カークランドほか
当時ABTのプリンシパル・ダンサーとして活躍していたバリシニコフの優雅でたいへん魅力的なダンスがたっぷりと楽しめる『くるみ割り人形』。クララを愛らしく踊ったゲルシー・カークランドのセンシティヴな表現も忘れ難い。美しい雪の国の情景や宮殿で人形たちが素晴らしい花のワルツを踊るシーンなど、ABTの優れたダンサーたちを使ったバリシニコフの洗練された演出が見物。ムーア人にはジョルジュ・デ・ラペーニャが、雪の精にはシンシア・ハーヴェが出演している。

バリシニコフ芸術監督時代のABTガラ!
バリシニコフほか出演『ABT at the MET』

 1984年アメリカン・バレエ・シアター/収録作品:フォーキン振付『レ・シルフィード』、バランシン振付『シルヴィア』よりパ・ド・ドゥ、マクミラン振付『トライアド』、マカロワ振付(プティパによる)『パキータ』/出演:バリシニコフ、ハーヴェイ、ヴァン・ハメル、マッケンロー、ラ・フォス、シンシア・グレゴリー、ブフォネス、ブラウン、ジャフィ
ハーヴェイとパートナーを組んだバリシニコフのロマンティックで流麗な踊りが見られる『レ・シルフィード』、「キーロフ・バレエ」(現・マリインスキー・バレエ)の伝統と格調の流れを発展させたマカロワの振付による『パキータ』は、ともにクラシック・バレエの美の頂点を極めた舞台。バランシン振付『シルヴィア』のパ・ド・ドゥが描く美しいライン、男女3人の関係をテーマに展開するマクミランの『トライアド』の複雑に入り組んだ精緻なダンス…。当時ABTの芸術監督を引き受けたバリシニコフが、意欲的にバレエ芸術の新しい方向性を目指した極め付きの作品を集めて上演したガラ。
 

ドキュメンタリーの巨匠が切り取ったバレエ団の日常!
映画『BALLET アメリカン・バレエ・シアターの世界』

   1995年/監督:ワイズマン/出演:フェリ、ボッカ、ジャフィ、マッケローほか
ドキュメンタリー映画の巨匠、ワイズマン監督がABTの日常に迫った本格的ドキュメンタリー。暮れなずむニューヨークの街から、日々繰り返される厳しいレッスンやリハーサルはもちろん、ダンサーの休息やスタンバイや契約交渉の時などの表情をヴィヴィッドに捉えている。さらに迫力満点の公演の条件交渉、ABTの創設メンバーにしてアメリカのバレエ界の至宝ともいうべき振付家、アグネス・デ・ミルの見識、旧ソ連の名花コルパコワや彼女のライバルだったマカロワのリハーサル光景など、貴重な映像が収められている。

日本初放送!
4ケ月連続放送中!
シリーズ ロシア・バレエの伝説

プリセツカヤ、リエパ、ヌレエフ、ゴドゥノフ。20世紀のロシア・バレエ史に伝説を残した4人の舞踊家の軌跡を辿るドキュメンタリー・シリーズ。日本初公開の貴重映像や証言の数々が必見のシリーズです。


初放送! 第3回「ルドルフ・ヌレエフ 〜死との契約〜」
 2006年/出演:ヌレエフ、プリセツカヤ ほか
旧ソ連から亡命、世界的大スターとなったバレエダンサー、ヌレエフ。そのスキャンダラスな伝説を彼の生涯をたどりつつ、まさにその時、間近に居た人々の証言によって描く。衝撃的亡命の反響はもちろん、デンマーク生まれのブルーンとの“ロマンス”、奇跡のパートナーシップを築いたフォンテーンとの“生活”、最愛の母のための“48時間”、そしてエイズ、じゃがいもがご馳走だと思っていた少年の巨万の富を得た人生の波瀾万丈が、まるで走馬灯がめぐるように映し出されている。
 

 <今後の放送予定>
7月放送/第4回 アレクサンドル・ゴドゥノフ(1949-1995)

※都合により、番組のタイトル、内容、 放送日時などが変更になる場合がありますので、ご了承下さい。
番組内容に関するお問合せ:シアター・テレビジョン
TEL. 03-5549-2435 (平日 10:00-18:00)
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TEL.0570-039-888 (年中無休10:00-20:00)
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