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『"One Flat Thing, reproduced" William
Forsythe ×Thiery De Mey』
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"One Flat Thing, reproduced" William Forsythe ×Thiery De Mey
5,500円
(本体価格5,239円)
発売/アルバトロス株式会社
2008年2月2日発売

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2000年に初演され、06年には彩の国さいたま芸術劇場でも上演された、フォーサイスの "One Flat Thing, reproduced" が映像となって発売される。フォーサイス自身がインタビューの中でも語っているが、ダンスの舞台をそのまま撮影したものではない。
アンヌテレサ・ドゥ・ケースマイケルのダンスに音楽を作曲したりパーカッショニストとして参加しているティエリー・ドゥ・メイが監督した、舞台とは異なったダンス映像の作品である。ちなみに、ドゥ・メイはローザスとともに来日し、パーカッション演奏を披露したこともある。また、妹のメアリーもベルギーのダンサーで、ローザスの初期にはともに活動していたはずである。そして、ドゥ・メイは、”Rosas Danst Rosas” の映像も監督として制作している。
それから、テーブルを轟音とともに押し出してくるオープニングで有名なフォーサイスの "One Flat Thing, reproduced" は、元々、オペラハウスの大きな舞台で上演する『ロバート・スコットの尋問』と言う作品から派生したものだった、とフォーサイスはインタビューで語っている。とすると、この作品もいくつかのヴァージョンがあるそうだが、1991年のフランクフルト・バレエ団の初来日の際にもってきた作品である。
私の記憶によると、この『ロバート・スコットの尋問』は、東京では上演されなかった。そのため、私事で恐縮だが、京都までこのカンパニーを追いかけていたことを思い出した。しかし、あの時上演された舞台は、 "One Flat Thing, reproduced" とは似ても似つかぬまったく違う作品だった。
また、インタビューでは、 "One Flat Thing, reproduced" で20台ものテーブルが登場するのは、南極探検の冒険談に触発された氷のイメージだとも語っている。
やはり、このダンスの極限あるいはダンスの否定ともいうべきダンスについて、フォーサイス自身の言葉を聞くことは、まことに興味深いものがる。
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("One
Flat Thing, reproduced"のダンス映像26分、ウィリアム・フォーサイス=インタビュー、ブックレット付) |
『ウィリアム・フォーサイス フロム・ア・クラシカル・ポジション』
WILLIAM FORSYTHE FROM A CLASSICAL POSITION JUST DANCING AROUND?
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『ウィリアム・フォーサイス』
ワーナーミュージック・ジャパン発行
4,900円
(本体価格4,667円)
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『フロム・ア・クラシカル・ポジション』は、1992年に収録されたもの。フォーサイスとダナ・カスパーセンによる、ダンスの基本的な流れを見せる動きが映しだされている。このデュオの動きからダンスが創られるということを感得させる、フォーサイス的な説得力が感じられる映像である。音楽はフォーサイスとコンビを組むことの多いトム・ヴィレムス。
もうひとつの映像は、映画『リービング・ラスベガス』の監督、マイク・フィギスによるドキュメンタリー『ジャスト・ダンシング・アラウンド』。フォーサイスとフランクフルト・バレエ団が3週間後に、『失われた委曲/ザ・ロス・オブ・スモール・ディテール』の初日を控えたリハーサルから始まる。
そして、フォーサイスと彼の優秀なダンサーたちが紆余曲折を経ながら、初日の幕が開き、フォーサイスが大喜びするまでを描いている。
また、フィギス監督によるインタビュー映像も収録されている。ここでは、アメリカ人フォーサイスが、アステアに熱中した日々やダンス・コンテストに参加した頃のことなど、青春時代の思い出を語っているのが印象深い。
今日のコンテンポラリー・ダンスの最先端をゆく、フォーサイスのアーティストとしての面と人間的な面を両面から描き出した映像で、フランクフルト・バレエ団の最後の日々を捉えているいるという意味でも貴重なDVDである。
(荒部 好)
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