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関口 紘一 
[2013.12. 4]

第3回目を迎える「NHKバレエの饗宴2014」の上演演目が決定した

131202nhk_04.jpg 貞松・浜田バレエ団「ドン・キホーテ」
撮影:古都栄二(テス大阪)

毎年、この時期に開催されているNHKバレエの饗宴は今年、3回目を迎える。今回は初めて関西のバレエ団が参加する他、特定のカンパニーに所属せずに、共通の芸術意識から作品を創り、しばしば共に踊っているダンサーたちも登場する。
関西から初登場となる貞松・浜田バレエ団は『ドン・キホーテ』。これは2002年に、ボリショイ・バレエ団のスターダンサーだったニコライ・フョードロフを招いて、プティパ、ゴルスキーの振付を再演出したヴァージョンに、さらに貞松正一郎が手を加えた舞台だ。第1幕の抜粋が踊られる。出演は瀬島五月、アンドリュー・エルフィンストンほか。
Noismからウィリアム・フォーサイスのザ・フォーサイス・カンパニーに移って踊る島地保武と新国立劇場バレエ団のダンサーとして活躍し、近年はコンテンポラリー・ダンスにも積極的に挑戦している酒井はなが組むユニット「アルトノイ」は、バッハの音楽による新作(タイトル未定)を踊る。チェロ演奏は古川展生。
中村恩恵と首藤康之は、2008年に中村が大阪・野間バレエ団に振付け、その後マルセイユ・ダンス・フェスティバルに招聘されるなど再演を重ねている『The Well-Tempered』を踊る。この二人は近年、素晴らしい創作活動を続けているので、楽しみな舞台だ。音楽はバッハ、ピアノ演奏は若林顕。

131202nhk_02.jpg 吉田都「ラ・シルフィード」Photo:Hidemi Seto

スターダンサーズ・バレエ団はジョージ・バランシンの傑作『スコッチ・シンフォニー』。1952年、メンデルスゾーンの「交響曲第3番スコットランド」に振付けた作品だ。目にも鮮やかなスコットランドの衣裳と素晴らしいステップが楽しめる舞台。演出・振付指導はベン・ヒューズ、出演は林ゆりえ、吉瀬智弘はほか。
東京シティ・バレエ団は、今年7月に上演して話題を呼んだウヴェ・ショルツの『ベートーヴェン交響曲第7番』を再び上演する。音楽の構造と動きを共振させて、ベートーヴェンの荘厳な響きを舞台に鮮やかに表わした作品だ。出演は志賀育恵、佐合萌香、キム・セジョン他。
今回の吉田都は、パートナーは未定だが、ブルノンヴィル版の『ラ・シルフィード』からパ・ド・ドゥを踊る。繊細で軽やかな美しいダンス表現をみることは何よりも大きな楽しみである。
大井剛史が東京フィルハーモニー交響楽団を指揮する。

2014年3月29日17:00〜 NHKホール
詳細は http://www.nhk-p.co.jp/concert/

131202nhk_01.jpg スターダンサーズ・バレエ団 Photo:A.I Co.LTD. 131202nhk_03.jpg 首藤康之、中村恩恵「The Well-Tempered」Photo:MITSUO
131202nhk_05.jpg 島地保武、酒井はな Photo A.Groeschel 131202nhk_06.jpg 東京シティ・バレエ団 Photo:Takashi Shikama