ニュース

その他ニュース: 最新の記事

その他ニュース: 月別アーカイブ

 
[2010.01.28]

バレエ・リュス100年記念 
"Les Nuits Blanches au Centre de Danse de Marais"

2009年にはバレエ・リュス100年を記して様々な催しが行われたが、パリではロシアから移住したバレリーナの事績を辿る “Les Nuits Blanches au Centre de Danse de Marais” が開催されました。

この一連のイベントは、20世紀にパリ、ロンドンを中心に活躍し、多くのすぐれた踊り手を育てたロシアの偉大なる教師たちを記念するもの。1917年のロシア革命以降、多くの教師がロシアからヨーロッパに移住し、学校や個人のスタジオでクラシック・バレエを指導しました。彼らの育てた優れたダンサーがその後、パリ・オペラ座や英国ロイヤル・バレエ団で活躍し、クラシック・バレエの隆盛をもたらしました。
彼らから直接指導を受けた世代もすでに高齢に達してきている今、偉大なる教師たちのクラスを再現して彼らの思想や教育方法を記録し、若い世代の生徒たちに伝えていこうという試みが行われています。

nina001.jpg

2009年11月14日には第1回としてニナ・ヴィルボワが取り上げられました。マルキ・ド・クエバス・バレエ団、パリ・オペラ座バレエ団でエトワールとして踊り、その後、多くのエトワールたちの役作りの指導をしました。この日には、ヤニック・スティファンがヴィルボワ自身が残した教えノートをもとにクラスを構成し、若い生徒たちにレッスンをしました。後半には『レ・シルフィード』の「ノクターン」の最初の部分を指導しました。晩年のヴィルボワに個人指導を受けたミテキ・クドウが思い出を語り、ヴィルボワへの感謝の言葉を述べました。
すでに決まっているこの後の日程は、2010年2月20日(土)エンリコ・チェケッティ、2月21日(日)マティルダ・クシェシンスカヤ、3月27日(土)タマラ・カルサヴィナ、28日(日)ノラ・キス、5月29日(土)オルガ・プレオバジェンスカヤ、5月30日(日)リューボフィ・エゴロワ。ただしスタジオで行われるため、参加者は限られています。

主催はヴェストリス・ソサエティー。この組織はクラシック・バレエの伝統を守ることを目的として設立され、このイベントのほかにもチェケッティ・マスター・クラス、ブルノンヴィル・クラスなどを企画して、若い世代に正統なクラシック・バレエを伝えていくことに努めています。
日本でのお問い合わせは井上バレエ団 諸角(KamIBF@aol.com)まで。