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関口 紘一 
[2015.03.18]

バレエ・アステラ ス2015 (Ballet Asteras 2015)出演者の募集が始まった!

2009年8月から始まって震災の年を除いて毎年開催され、昨年、5回目を迎えた新国立劇場バレエ研修所主催の「バレエ・アステラス」が出演者を募集している。
この企画は、海外バレエ団で踊っているダンサーを新国立劇場の舞台に招いて、日本で活躍中のダンサーやバレエ研修所研修生とともに踊り、日頃の訓練の成果を披露してもらう、というもの。

tokyo1308h_0460.jpg パ・ド・ドゥ、バレエ・アステラス2013より
「眠れる森の美女」オニール 八菜、フロロン・メラック
撮影:瀬戸秀美

第1回ではボリショイ・バレエ団の唯一の日本人ソリストだった岩田守弘が登場して『サタネラ』を踊り、さすがと感心させられる跳躍を見せた。第2回ではABTのソリストとして、加治屋百合子がジャレット・マシューズと『ドン・キホーテ』のパ・ド・ドゥを踊り会場を沸かせた。その後、加治屋はヒューストン・バレエにプリンシパルとして移籍したことは周知の通り。そして2013年には、4月8日にオデット/オディールにデビューすることが決まったパリ・オペラ座バレエ団のオニール 八菜が、フロロン・メラックと『眠れる森の美女』のパ・ド・ドゥを踊った。その後オニールは昇級試験にもトップ合格し、コリフェにさらに昨年末にはスジェに昇格している、などなどアステラスに登場したダンサーたちは、その後の動静にも目が離せない。

私などの海外旅行の範囲は限られているが、それでもかなりの回数をバレエの取材のために出かけたことがある。そして出かけるたびに、その地のバレエ団を見ることにしているのだが、そこには必ずと言っていいほど日本人のダンサーが所属して踊っていて、懐かしいだけでなくなにか晴れやかな気持ちにさせられる。日本人はほんとうに踊ることが好きだと思う。もしかしたら、踊りを愛する民族として日本人はロシア人とともに世界のトップではないか、と思わせられるくらいだ。
また、日本人のダンサーは海外のカンパニーで踊ると上手くなりプロ意識が身に付くといわれる。海外のカンパニーで踊った経験がなければものにならない、という意見さえ聞かれることがある。確かに日本ではあまり経験することができない、競争社会の最中に1人で身をおくことで、プロフェッショナルの意識が高まることは間違いないだろう。それを日本で訓練を積んでいるダンサーが見ることも、また、意義のあることである。
Dance Cubeを読んでいただいているダンサーの中で、海外のカンパニーで活躍されている方、ぜひ、この機会に日本の新国立劇場の舞台に登場して、その実力を披瀝していただきたい、と願う。

応募方法は、下記アドレスにアクセスしてください。
http://www.nntt.jac.go.jp/ballet/performance/150212_006292.html
http://www.nntt.jac.go.jp/ballet/training/news/detail/150219_006337.html