ニューヨークのダンス集団「THE MOVEMENT」が日本初公演『Electric CIty』を4月に東京、名古屋、大阪で上演する。
これはニューヨークのアポロシアターのコンテスト「アマチュアナイト」で年間ランキングダンス部門1位となったり、マドンナのショーのダンサーに抜擢されるなど目覚まし活躍をみせ、08年にはニューズウィークの「世界が尊敬する日本人100人」にも選ばれたTAKAHIROが、やはりニューヨークのエンジェル・フェリシィアーノとともに振付・演出するエンターテイメント・ダンスショー。TAKAHIROは07年には服部有吉が振付けた『ラプソディ・イン・ブルー』にも出演したが、昨年、自身が出演する『SIX DOORS』をプロデュースしてニューヨーク、東京公演を成功させるなど今、大いに注目されているダンサー、振付家だ。
この『Electric CIty』は、昨年夏、『SIX DOORS』を観た元宝塚男役のトップスター、湖月わたるが「ぜひ次回公演に参加したい」とTAKAHIROに直談判したことがきっかけとなって創られたという。
2月21日、東京・渋谷のライブハウスで『Electric CIty』の制作発表会見が行われた。まず、TAKAHIRO、エンジェル、湖月わたる、ブライアン、アノインティッド、ヒストリーの六人のパフォーマーが登場。名刺がわりとはいえ、なかなか鋭いエッジの利いたダンスを披露した。
アノインティッドはヴォイスパーカッショニストなので、マイクを手にして変幻する声で全体のリズムをとる。そしてTAKAHIROを先頭に6人が次々とアピールした。
ジャズ、ヒップホップをベースに、"人種のるつぼ” といわれるニューヨークに共存する、様々なスタイルのダンスを融合させたショー、というだけあってニューヨークの街の匂いが発散されて、ブロードウェイを行き交う人々がそのまま踊り出したようなアーバンな気分が劇場の空間いっぱいに横溢した。
生と死といったような抽象的なテーマではなく、誰もが身近に感じるテーマを身体表現で訴える、というステージを目指しているところもシンプルかつストレートでじつにいい。ほんとうに久しぶりにフィジカルで小気味いいシェイプアップされた身体が、縦横にクロスするニューヨークのダンスをたっぷり楽しむことができそうだ。

『ELECTRIC CITY』
