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関口 紘一 
[2011.07.15]

シディ・ラルビ・シェルカウイが手塚治虫をダンスにする!

シディ・ラルビ・シェルカウイは、昨年、首藤康之も参加したアポクリフ』の日本公演を行って話題を呼んだが、2012年2月には手塚治虫を題材としたダンスを上演するという。
7月5日には、シディ・ラルビ・シェルカウイ、松谷孝征手塚プロ社長、加藤真規Bunkamura プロデューサー、森山未來が出席して記者会見が行われた。

シェルカウイは幼い頃から手塚治虫のアニメや漫画に親しんで育った、という。実際、パリなどヨーロッパのテレビでは日本のアニメが盛んに放映されているだけに、子供時代に日本のアニメに熱中していたというアーティストのエピソードを耳にすることも多い。例えば、パリ・オペラ座のエトワール、ジョゼ・マルティネスが、ヒーローだったマジンガーZのフィギュアを東京の上野で発見して大喜びしている、などと言った話には’少年マルティンス’のスピリットが彷彿としていて、思わず微笑んでしまう。http://www.chacott-jp.com/magazine/world-report/from-paris/paris1102c.html

もちろん、シェルカウイは手塚漫画をそのままダンスにして上演するのではない。「私は『鉄腕アトム』を観て育ち、人間とロボットとの共生に心惹かれた。そして35歳になった今もそれを信じている」と語り、つぎはぎだらけでいろいろなコンポーネントを持っている『どろろ』の百鬼丸は、自分もモロッコ系ベルギー人としてモロッコとベルギーの文化をもっているので共感した、ともいう。そして手塚作品を語ることは宇宙を語ることと同じで不可能だが、自分がテヅカの歴史の中に入れることは最高に幸運だし、実際に彼と一緒に仕事をしていた人とともに創れることは素晴らしい、と手塚のダンスを創れることにまさに手放しの喜びようだった。
シェルカウイは、真っ白な紙から世界を創る手塚が漫画を描く動き、にダンスをイメージする。紙は神に通じるとも語っていた。
英国のミュージッシャン・DJのニティソン・ソーニーが音楽を担当。出演は「手塚治虫は教科書みたいなものだった」と語る森山未來、大植真太郎ほかの海外アーティストと少林寺武僧や書道家鈴木稲水などが出演する。
製作は、サドラーズ・ウエルズ ロンドン、Bunkamura、イーストマン プロダクション(ベルギー)で、手塚プロダクションが制作協力する。
世界初演は9月6日からサドラーズ・ウエルズ劇場、日本初演は2012年2月23日からBunkamura オーチャードホール。

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