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[2009.10. 2]

ユーモラスなコメントが楽しかった春野寿美礼の『ファニー・ガール』制作発表

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バーブラ・ストライサンドの名演で知られるミュージカル『ファニー・ガール』が、元宝塚歌劇団トップスター春野寿美礼主演で上演されることが決定した。
1910~30年代にヴォードビルの舞台やラジオで活躍した実在のコメディエンヌ、ファニー・ブライスと、彼女と共にショービジネスに生きる人々の生き様が描かれた作品。1964年にブロードウェイで初演され、1968年にはハリウッドで映画化されるほどの大ヒットとなった。バーブラは、この作品でアカデミー主演女優賞も獲得している。今回の上演には、春野を中心に、ミュージカル畑と演劇畑から個性が光るキャストが集まった。演出は、宝塚歌劇団の正塚晴彦。宝塚以外で本格的なミュージカルを手掛けるのは初めてだ。

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9月27日、公演会場である赤坂ACTシアターで制作発表会が行われた。
記者と抽選で選ばれたファンが客席を賑わす中、春野寿美礼、綱島郷太郎、田中利花、阿部裕が役のイメージに合った衣装を着けてステージに登場。今回は、舞台上で本番さながらのパフォーマンスを楽しめる嬉しい趣向。幕開きから、4人で「パレードに雨を降らせないで」というリズミカルな曲をお披露目した。早くもノリノリな4重唱から、作品の持つ軽快で前向きな雰囲気が伝わる。

続いて、4人に演出の正塚が加わってトークがスタート。宝塚時代から共に仕事をしてきた春野と正塚が再び顔を合わせるとあって、観客席から期待が伝わってくる。正塚が「男役であれだけやった人ですから、今度は生身の姿をさらけ出していただいて…」とコメントするなど、随所で笑いが起こるざっくばらんな会見となった。出席できなかった剣幸と橋本じゅんからは、ビデオメッセージがスクリーンに映し出された。剣は春野演じるファニーの母親役、橋本はファニーの良き理解者である振付家役を演じる。

続いて記者と観客からの質問に答えた後、いよいよ春野がソロナンバー「ピープル」を披露。圧巻であった。宝塚在団中から屈指の歌唱力に、ますます磨きがかかっている。退団後第1作だったミュージカル『マルグリット』でも難曲を歌いこなし、次のステップがこの『ファニー・ガール』になる。パフォーマンス中の眩さとトーク中の自然体な姿のギャップも可愛く、今から彼女のファニー・ブライスが楽しみだ。

喜劇女優の物語ということで、出演者もユーモアを交えたコメントが印象的だった。
◎正塚晴彦(上演台本・演出)
「宝塚の外で本格的なミュージカルを演出するのは初めてですが、特別の気負いといったものはありません。演出家としての役割を誠実につとめるだけです。できることは何でもやるぞという姿勢で、お客様に現実を忘れて楽しんでいただければと思います」
◎春野寿美礼(ファニー・ブライス役)
「バーブラ・ストライサンドは憧れの人だったので、まさか今回こういう形で自分がやらせていただけるとは、驚きと同時に大変嬉しい気持ちです。バーブラの存在の大きさを意識しすぎることなく、稽古場で自分の感じることを自由に表現していきたいです」
◎綱島郷太郎(ファニーの憧れの男性で後に夫になる、ニック・アーンスタイン役)
「春野さんが出演された『マルグリット』を拝見したとき、泣いてしまうほど感動しまして、すごく素敵な女優さんだなと思ったことを覚えています。もとはあまりミュージカルは見ないほうなのですが(笑)、ミュージカルもいいなあと。今回共演させていただけて光栄です」
◎田中利花(ファニーの母親の親友役)
「ファニーを幼い頃から知っているので、言いにくいこともズケズケ言ってしまうような役どころです(笑)。1969年の作品なので、古き良き時代を思い出しながら観ていただければ」
◎阿部裕(プロデューサー、ジークフェルド役)
「レビュー界を代表するプロデューサーという役でございます。普段は役者としてプロデューサーの皆様には平身低頭している訳ですが(笑)、これを機に思い切り偉そうにしてみたいと思います(笑)」

(三方玲子)

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ブロードウェイ・ミュージカル『ファニー・ガール』

上演台本・演出=正塚晴彦(宝塚歌劇団)、原作・脚色=イソベル・レナート、音楽=ジューリ・スタイン、作詞=ボブ・メリル
出演=春野寿美礼、綱島郷太郎、剣幸、橋本じゅん、田中利花、阿部裕、小山萌子、藤浦功一、遠山大輔、遠山裕介ほか

東京公演

2010年1月8日(金)~1月17日(日)赤坂ACTシアター
S席11,500円/A席8,000円(全席指定・税込)お問い合わせ=キョードー東京 03-3498-6666

大阪公演
2010年1月27日(水)~1月30日(土)梅田芸術劇場メインホール
S席11,500円/A席8,000円/B席4,000円(全席指定・税込)お問い合わせ=梅田芸術劇場 06-6377-3800
公式サイトhttp://www.umegei.com/m2010/funny_girl.html