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[2009.09.24]

『シェルブールの雨傘』を井上芳雄、白羽ゆりで上演

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フランスの港町シェルブールを舞台に、ミシェル・ルグランの切ない音楽、色彩の美しさ、そして若きカトリーヌ・ドヌーヴの初々しさが強い印象を残した『シェルブールの雨傘』。フランス映画界の巨匠ジャック・ドゥミ監督が脚本・作詞も手掛け、1964年にカンヌ国際映画祭でパルムドールに輝いたミュージカル映画だ。日本では1997年に松岡英明&小川範子、2000年に坂本昌行&藤谷美紀などさまざまなコンビが演じてきた名作を、井上芳雄&白羽ゆりの主演コンビで上演することが決定。9月9日、都内で制作発表が行われた。
 

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全編にわたってセリフにメロディがついている難曲ぞろいのミュージカルに、期待に十二分に応えてくれる安定した歌唱力を持つキャストがそろった。ミュージカル界の“プリンス”井上をはじめ、宝塚卒業後はじめての舞台出演となる白羽も、女性らしく美しい声質の持ち主。ミュージカルでも活躍する歌手のANZA、白羽と同じく宝塚退団後第1作となる出雲綾、『ミス・サイゴン』などミュージカルでも活躍中の岸田敏志、そして芝居心のある歌声が胸を打つ香寿たつき。制作発表の冒頭では、井上と白羽が、主人公ギイと恋人ジュヌヴィエーヴに扮して主題歌を聞かせてくれた。

そして期待したいのは、13年ぶりに東宝作品を手掛ける謝珠栄の演出。自ら主宰する「TSミュージカルファンデーション」では、『タン・ビエットの唄』、『天翔ける風に』をはじめ完成度の高いオリジナルミュージカルを精力的に発表している。ミュージカルナンバーと群舞が流れるように展開する、色彩の美しい演出は必見。2008年には第43回紀伊國屋演劇賞・個人賞を受賞している。今回の雨が降るシーンの演出について聞かれると、「特別兵器をご用意していますので、楽しみにしていただければ」とコメント。

出席者の印象に残ったコメントは、
謝珠栄(演出・振付)
「映画を初めて観たとき、色彩の鮮やかさに驚かされ、ドヌーヴの美しさに嫉妬し、ルグランの音楽に感動し、ラストシーンで人生ってなんて儚く切ないのかとハンカチで涙を拭ったことを憶えています。その感動をお客さまにもお伝えできたら」
井上芳雄(主人公、ギイ)
「全編歌で展開していく作品。フランス語特有の流れるような楽曲を日本語でどんなふうに聴かせられるか、新しい方法論を探っていきたいです。年配の方々に評判の良い作品で、期待を裏切らないよう頑張りたい」
白羽ゆり(ギイの恋人、ジュヌヴィエーヴ)
「映画を観て、ドヌーヴの美しさ、楽曲の美しさに感動しました。それを再現できたら。16歳の役なのですが、宝塚退団後すぐの、男性と組むのも初めてというフレッシュな気持ちが役作りに生きればと思います」
出雲綾(ギイのおば、エリーズ)
「憧れの東宝ミュージカルに出演できて光栄です。病弱な優しい女性の役なのですが、品のあるフランスのおばさんの雰囲気を出せるようにと考えています」
岸田敏志(ジュヌヴィエーヴに求婚する、宝石商カサール)
「できればあの素晴らしい主題歌を歌いたかったけれど(笑)、宝石商カサールにも素敵なメロディがたくさんあるので、今から楽しみです」
香寿たつき(ジュヌヴィエーヴの母、エムリー夫人)
「宝塚時代に『ロシュフォールの恋人たち』のワンシーンを演じて、フランスのミュージカル映画って素敵だなと感じたことを思い出しました。謝先生がどんな演出をなさるのか、私たちのどんな新たな魅力を引き出してくださるか楽しみです」
ANZA(ギイを慕う看護師、マドレーヌ役)は舞台出演中のため欠席だった。

(三方玲子)

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ミュージカル『シェルブールの雨傘』

  • ●12月5日(土)~12月28日(月)
  • ●日生劇場
  • ●脚本・作詞=ジャック・ドゥミ
  • ●音楽=ミシェル・ルグラン
  • ●演出・振付=謝珠栄
  • ●翻訳・訳詞=竜真知子
  • ●出演=井上芳雄/白羽ゆり/ANZA/出雲綾/岸田敏志/香寿たつき/ほか
  • ●S席11,000円/A席5,500円
  • ●お問い合わせ=東宝テレザーブ 03-3201-7777
  • ※2010年1月に大阪公演あり。
  • ●公式サイト http://www.tohostage.com/cherbourg/