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[2009.09.24]

「視覚も聴覚もぶるぶる震わせる」と藤原紀香、『キャバレー』制作発表で

ブロードウェイミュージカル『キャバレー』の制作発表が、9月14日に都内で開かれた。『キャバレー』は1966年にブロードウェイで初演され、トニー賞8部門に輝いた傑作ミュージカル。1972年にライザ・ミネリ主演で映画化された。サム・メンデス演出によるリバイバル版をはじめ日本でも度々上演されている人気作。歌姫サリーとクリフ、未亡人シュナイダーとユダヤ人シュルツの2組の恋物語を軸に、1920年代ナチス台頭前夜のベルリンの姿が、キャバレー「キット・カット・クラブ」の退廃的なショーとともに描かれる。
 

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制作発表の冒頭では、諸星和己扮するMCの紹介で、歌姫サリー・ボウルズ役の藤原紀香が登場。ストロベリーブロンドのウィッグと、胸元が大きく開いたピンクのドレスに身を包んで、主題歌「キャバレー」を熱唱。大胆なスリットから太ももの蝶のタトゥーをのぞかせ、セクシーな振付で魅せた。藤原は、今年1月の『ドロウジー・シャペロン』に続いて2度目のミュージカル出演。「ショーガールの役は、女優としていつかやりたいと思っていました。夢のような素敵な役をいただける巡り合わせに感謝しています」と喜びを口にし、「(サリーと自分は)たくましく生きていこう、何があっても前を向いていこうというところが似ている。お客さまの視覚も聴覚もぶるぶる震わせるような舞台にしたい」と意気込んだ。
 

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狂言回しのMC役の諸星は、ブロードウェイで『キャバレー』のオーディションを受けたこともあるという。「ニューヨークで初めて観たミュージカルが『キャバレー』でした。衝撃を受けて、いつか演じたいと思っていた役で非常に嬉しいです」と語った。サリーと恋に落ちるアメリカ人作家、クリフに抜擢されたのは阿部力。ミュージカル初挑戦ながら、「この公演のあと、僕はうらやましがられる男ランキングでナンバー1になるかもしれない」とコメントする余裕も見せた。

演出は、『エリザベート』『モーツァルト!』などをヒットさせてきた小池修一郎。「1966年に作られた作品を2010年に上演するにあたって、今の時代に対する視点と、エンターテインメントの一級品であることの接点を探っていきたい」と明かし、「『キャバレー』では、恋愛において女性(サリー)が積極的に男性(クリフ)を攻めていく。女性には共感してもらえるだろうし、男性には阿部君が藤原さんに襲われるシーンなど面白いと思ってもらえるのでは」とコメントした。

『キャバレー』と言えば、ダンスシーンも気になる。映画版では、かのボブ・フォッシーがミュージカル映画史に残る絶品のショーシーンを振り付けたことでも有名。近年日本で上演されたバージョンでは、来日版のロブ・マーシャル振付、松尾スズキ版の康本雅子振付など、それぞれに印象的だった。今回は振付を桜木涼介が担当。『スカーレット・ピンパーネル』、『太王四神記』など小池修一郎が手掛けた宝塚作品で経験を積んできた若い才能にも注目したい。

(三方玲子)

 

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ブロードウェイミュージカル『キャバレー』

  • ●2010年1月7日(木)~1月29日(金)
  • ●日生劇場
  • ●脚本=ジョー・マステロフ
  • ●作曲=ジョン・カンダー
  • ●作詞=フレッド・エブ
  • ●修辞・訳詞・演出=小池修一郎
  • ●出演=藤原紀香/諸星和己/阿部力/木場勝己/高嶺ふぶき/戸井勝海/杜けあき/ほか
  • ●S席12,600円/A席8,400円/B席4,200円/キャバレーシート30,000円(ペアシート・プログラム1冊付き)
  • ●お問い合わせ=ホリプロチケットセンター 03-3490-4949
  • ●公式サイト http://2010cabaret.jp/