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[2006.05.10]

りゅーとぴあレジデンシャルダンスカンパニーNoism06
活動延長および新作『sense-datum』制作発表

りゅーとぴあ新潟市芸術文化会館にて、ダンスカンパニーNoismの活動延長発表と新作の制作発表が行われました。
Noismは演出振付家であり自身もダンサーである、金森穣氏が芸術監督をつとめるダンスカンパニーとして、2004年4月に誕生。東京や大阪などの中心 都市ではなく「地方から発信される芸術」も可能であると信じて新潟市が劇場専属のダンスカンパニーとして設立しました。
当初2007年8月まで、3年の活動期間を予定していたカンパニーが2年目を迎えたこの時期に、さらに3年活動を延長すると発表。2010年8月まで延長されることに決定しました。

「この2年間の実績と評価は期待以上のものでした。地方都市から生まれた世界最高のもの、新潟市の特長として“踊り好きDNA”をこれからもアピールして いきたい。また、平成19年4月に新潟市が政令市へ移行した時の切り札にもなりえるNoism。活動延長を希望する声も多く、3年の延長を決めました。金 森氏は演出振付以外でもしっかりと取り組んでくれており、人間的にもとても良い。彼ならばもう3年延長することで、また面白いことをやってくれるでしょ う」と、新潟市長。

「最初は3年が長いのか短いのかわからなかった。2年経ってみて、今までとこれからを考えた時に、3年間はやはり短かったので延長できたことは嬉しいです」と金森氏。
「今までのように“Noism”の存在を認めてもらえる足場を固めながら、より遠く海外へ、同時により近くも活動していきたい。カンパニーの活動は3年延 長しますが、ダンサーは1年計画のオーディションです。できれば同じ時間、努力、共に何かを経験した仲間を創っていきたいですが、様々な理由でメンバーの 入れ替え入れはあります。
05の時に所属していた島地はフォーサイスのカンパニーへ行きました。良かったという気持ちと、Noismとしては複雑な気持ちもありますが、この Noismという環境があったこらこそそこまでのレベルに到達できたと彼自身も言っています。新潟から世界へ出て行くことができたのです。
また、セカンドシーズン新メンバーとして入った石川はダンス経験は浅く、身体もまだまだ小さくNoismの中では浮いてしまうけれど、彼は役者をずっとやっていたので、きっと新しい要素を入れてくれると思って採用しました。
Noismは環境であったり、ダンサーの質であったり、はっきり言って日本一です」と力強い金森氏の話が続きました。

新作『sense-datum』については、
「スタジオ公演でダンサーの身体が近く、まさに汗が飛んでくる距離。観客自身がまるで舞台に引き上げられた様な感覚になるでしょう。 『SHIKAKU』(2004年作品)よりも密度が濃く、今までと明らかに違う。ダンサーが体感するもの、“からだが何を感じるか”、観客が何を感じるか の実験です」と。

振付がNoism06となっているのは何故ですか、という質問に対しては
「動きというのは“瞬間”と“瞬間”、形の連続です。あるテーマ、システムに沿って、“形(フォルム)”を創り、形と形のつなぎはそれぞれダンサーが創 る。今回は一人33個のフォルム、十人で330個のフォルムから20分の作品を創ったので、振付はNoism06としています」
政令市、新潟市のNoismとしては、という質問には
「アルビレックスのように親しまれ、広く大勢の人に支持されたい。新潟をしょって、市民の誇りになれると信じています。欧米では劇場文化が根付いていて、 どこどこの都市にはナントカというカンパニーがある、というように、ダンスカンパニーがトレードマークにもなっています。日本の他県にもそういったカンパ ニーができれば、より“新潟にはりゅーとぴあがあって、Noismがある”と言われるようになるでしょう。将来的にはそうなってほしい、今は1チームだけ なので・・・」と金森氏。

会見の後には実際に、カンパニーメンバーがリハーサルを行う様子が公開されました。
“フォルム”と“フォルム”が巧みに組み合わされた複雑な動きが繰り広げられ、金森氏は鋭い視線でダンサー全ての動きを見ながら細かく指示を出していました。
330のフォルムで創り上げられるこの『sense-datum』、いったいどんな作品に仕上がるのか、期待できそうです。

Noism06「sense-datum」
●構成・演出=金森穣 音楽=平本正宏 振付・出演=Noism06
●ツアー日程
・~5月14日 りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館
・5月22日~24日 [大阪] DANCE BOX Theater dB
・5月27日・28日 [金沢] 金沢21世紀美術館 シアター21
・6月1日・2日  [仙台] エル・パーク仙台 スタジオホール
・6月10日    [つくば]つくばカピオホール
・6月23日・24日  [静岡] 静岡県舞台芸術公園 楕円堂
金森穣HP http://www.jokanamori.com/
Noism06 http://www.jokanamori.com/Noism/top-1.html