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関口 紘一 
[2011.07.19]

9月〜11月、 フェスティバル/トーキョー11(F/T11)が開催される

第4回のフェスティバル/トーキョーが、9月16日〜11月13日にかけて都内各所で開催されることとなり、記者発表が7月6日、ホテルメトロポリタンで行われた。
フェスティバル/トーキョー主催の13演目、公募プログラムの11演目、参加作品6演目、提携事業1プログラムがおよそ2ヶ月間にわたって上演される。
オープニングはフェスティバル/トーキョーの委嘱作品で、<宮沢賢治/夢の島から---->として、飴屋法水/構成演出『じめん』とロメオ・カステルッチ/構成演出『わたくしという現象』。都立夢の島公園内の多目的コロシアムで上演される。
ロッセリーニのネオリアリズモの傑作映画『無防備都市』をモティーフとして、ドイツ西部の炭坑地域・重工業地帯の現実を描く『無防備都市----ルール地方三部作・第二部』(ルネ・ポレシュ作・演出)も注目される。
『風景画----東京・池袋』維新派/構成:松本雄吉、『トータル・リビング 1986--2011』遊園地再生事業団/作・演出:宮沢章夫ほかのアーティストが登場して作品ンコンセプトを語った。
ダンスの舞台は、記者会見にも登壇した白井剛の構成・振付・演出による『静物画--still life』。そしてジェローム・ベル構成・演出の『ザ・ショー・マスト・ゴー・オン』が上演される。

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白井の『静物画---still life』は京都芸術センターで制作され昨年初演されたもの。見えるものを、見える通りに描くこと・・・「絵筆を体に替えて、画家とモデルのようにお互いを写生する。あるいは相手の体を鏡にして、自分の姿を確認する。」そうしたことを繰り返すうちに「無心に探りつづけるうちに、次第に自分と相手の境界が薄れ、気付くとなにかを共有している瞬間がある・・・」といった、そこに「在るもの」を知覚する身体を踊る作品となる。これは歴史的建造物である自由学園明日館 講堂で10月27日〜30日に上演される。
ジェローム・ベルは、昨年11月、アンヌテレサ・ドゥ・ケールマイケルの『3Abschied ドライアップシード』の一つのパートを演出。マーラーの『大地の歌』の「告別」を、ハイドンの『告別交響曲』の演奏スタイルを借りて、13人の演奏家たちが演奏が終わった順番に舞台上で死んでいくというパフォーマンスを見せた。なかなかエスプリの利いたアーティストとして知られる。
ベルの『ザ・ショー・マスト・ゴー・オン』は、2001年にパリのテアトル・ド・ラ・ヴィルで初演されて以来、世界の50都市以上で上演されてきた。この作品は、超有名なビートルズ、デヴィッド・ボーイ、クイーンなどのポップスソングをDJがプレイし、それに合わせてパフォーマーたちが踊り出す。すると観客は時に笑い、ともに踊り、そこにはいわゆる振付はないが様々な現代の表情を映すパフォーマンスが演じられる、というもの。
今回は日本ヴァージョンが制作されるが、公募オーディションにより、さまざまなバックグラウンドを持つ男性13名、女性13名のパフォーマーが決定した。
世界中で様々な波紋を巻き起こしたジェローム・ベルの『ザ・ショー・マスト・ゴー・オン』。日本ではどんな反響が起きるだろうか。11月12日、13日彩の国さいたま芸術劇場大ホールで上演される。
http://festival-tokyo.jp/