reporter:高堰恵理子
[2005.03.10]

No.11 バランスボール

今回、私が体験させて頂いたのは、”フィジオボール”のクラスです。 フィジオボールというのは、両手いっぱい位の大きなボールで、バランスボール、Gボール、とも、呼ばれているそうです。 私も、フィットネスクラブで見た事がありましたが、たくさんあるダイエット器具のひとつかな?ぐらいに思っていました。

それでは、レッスン開始です!
前から続けているという方も、今日が初めてという方もいらっしゃいましたが、先生のゆったりした雰囲気も相まって、とても、アットホームな印象です。 まずは、ボールを使わずに、床でのストレッチから始めました。ちょっとエキゾチックな、優しい音楽に合わせて、ゆっくり深く呼吸をしながら体をほぐしていきます。 「なんだか、南国のエステにでも来ているみたいだなぁ。」と思うような、リラックスした気分でした。

次は、いよいよ フィジオボールの出番です。
まず、片腕をボールに置いたまま、いろいろな方向に転がしてみると、これが自然と、肩関節のストレッチになります。 それから、足に乗せて、つま先を伸ばしたり、お腹の下に置いて、腕立て伏せのような体勢のまま、腰をひねったりと、ボールと戯れているあいだに、 いつのまにか、ストレッチができてしまいます。私も、普段ストレッチをすることがあるのですが、「もっと伸ばさないと」ばかりが先走って、 つい、息を止めて、踏ん張ってしまいがちでした。でも、ボールを使うと、遊んでいるような、楽な気分で、力を抜いて、ストレッチ出来ている気がしました。

次に、バランスです。ボールの上に腰掛けてみます。これが以外とラクチンで、とても気持ちが良いのです。
球体が、力を分散させて逃がし、体に負担がかからない為で、椅子として使っている人までいるそうです。
この状態で、脚を床から放していくのですが、ゆらゆらしてしまって、なかなか上手くいきません。精々もって、3秒くらい...なのですが、 慣れてきている人は、人に後ろから押されても、脚を浮かせたまま座っていられるようになります。
他にも、仰向けにボールの上に寝て、両手を床から放してみるなど、体のバランスを意識して、体の中心軸をみつける運動をしていきます。

もうひとつは、筋力トレーニング。
足の裏でボールを挟んで、太ももの内側の筋肉を鍛えたり、手を床について、脚をボールに乗せて、腹筋を鍛えたりしてゆきます。 どれも、ボールの位置を少しずつ変えたりして、その人その人の、筋力に合わせたトレーニングができるので、慣れない私でも、 疲れてヘトヘトというような事が無く、無理せずに出来ました。

ここまで、ストレッチ、バランス、筋トレ、とやってきましたが、実は、この3つ、全部、ダンスを踊る為に重要な運動で、 コンテンポラリーダンサーである先生の経験から出来たエクササイズなのです!!なるほど!
私も、バレエのクラスを受けたりしているので、思い当たる動きが多く、とても楽しく出来ました。
他にも、ダンスを習っていた人が、怪我のリハビリに来ていたりなど、ダンスと一緒にやると、楽しさが、倍増するような内容になっていました。 もちろん、ダンスをしていない人でも、ボールを使う事で、普段眠っている筋肉を動かす事ができ、息が上がるような激しい運動もないので、運動不足解消に、もってこいです。
なんだか、ボールで遊んでいる内に、もう、90分も経ってしまったという感じで、あっという間でしたが、とてもゆったりした気分になれて、 身体もすっきり軽くなり、本当に良い体験ができました。








■今回教えていただいたのは…

勝部ちこ先生

C.I.co.代表。大阪出身。ニューヨークにダンス留学。
4年間Joy Kellman/Companyの主要メンバーとして活動する。
その間、主にリモンテクニックをベースにしたダンスを学び、重力・はずみ・サスペンション・リリース・ダイナミズムなどの原理からいかに自然かつ有効な動きを編み出していくかにこだわる。 また、怪我のリハビリ中にフィジオボールに出会い、このボールエクササイズの持つ可能性と魅力にとりこになる。 1994年帰国後は、東京を中心にしてスウィング・リリーステクニック、コンタクト・インプロビゼーション、フィジオボールなどのクラスの開講と、 創作活動・自主公演に取り組んで来た。
2000年春にコンタクト・インプロビゼーション・グループC.Ico.(シーアイシーオー)を発足。 日本のコンタクト・インプロビゼーション・シーンをリードしその普及と発展に務める。
2002年夏には欧州C.I.会議などに参加、東洋的なC.I.の紹介を世界に向けて積極的に進めている。 2001年より立教大学非常勤講師、スポーツ実習の中でコンタクト・インプロビゼーションを開講。 活動中。