[2009.10. 9]

劇団四季ミュージカル『アイーダ』

劇団四季の『アイーダ』がついに東京にやってきました。

『アイーダ』は古代エジプトを舞台に、敵国同士の将軍と王女が巡り会い引き裂かれていく、ヴェルディのオペラでも有名な作品。
劇団四季のミュージカル版『アイーダ』は、『美女と野獣』『ライオンキング』に続くディズニーとのコラボレーション作。前2作は大ヒット(ライオンキング』は現在も10年以上のロングラン中)ということで期待が高まる中、初日を迎えたのは2003年12月と実に6年も前のこと。このときは、日本の演劇史上初の「関西発信のロングランミュージカル」と注目された、大阪での開幕でした。
その後、2005年に京都劇場、2006年に福岡シティ劇場、2007年 新名古屋ミュージカル劇場と場所を移し、満を持しての東京で開幕。
この日を待っていた関東のミュージカルファンも多いことでしょう。

9月24日(木)横浜市青葉区の四季芸術センターで、一足先にマスコミに通し稽古の様子が公開され、10月2日(金)には四季劇場[海]でのゲネプロがマスコミや一般公募されたブログサポーターに公開されました。
両日とも主要メンバーは、アイーダ役 濱田めぐみ、ラダメス役 渡辺正、アムネリス役 五東由衣。

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■公開稽古後のインタビューより
---東京公演での意気込み、見所など
濱田 3年前の福岡公演で演じたのが最後。今回は『ウィキッド』を挟んで全く違う日々を経て、それによって(自分自身の)アイーダがどう変わったのか見て欲しい。
渡辺 横柄な将軍だったラダメスが、アイーダと言う女性と出会って誠実な男に変わっていくところを。
五東 女性の美しさを表現しているファッションショーやスパのシーンなど。照明の美しさ、シルエット、また大きなプールがどのようになっているかなど、装置も楽しんでください。

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---実際にステージに立つ時と、稽古の時の違いは
五東 稽古ではチェックポイントがあり、段取りなどを確実に身体に入れていきます。舞台では、そういった意識を一切なくして、どんな状況でも芝居の世界を崩さないよう演じるために稽古をしています。
濱田 稽古場では狭い空間の中だけで演じるので、どうしても空気が回らない。稽古では台詞や導線など、たくさんのチェック項目がありますし、早くそれを抜け出したステージで演じたい。
渡辺 ステージでは客席の1000人の方の意識に共感できる。もちろん、共感だけではなく反論ののエネルギーも。そうやってステージではどんどん枝葉が増える、根を作るのが稽古だと思っています。

---エルトン・ジョンの楽曲はいかがですか?
濱田 1人のシンガーの音域を越えて、高い音から低い音まで広い。また、ロックやバラードなど全ての曲が『アイーダ』の中に包括されてます。このメロディの中にいられるだけで幸せですね。

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---特に印象の残る台詞や、想いをこめている言葉は
濱田 「人は迷いながら人生を生きる」
色々なことがある今の時代にマッチしているというか。世界の状況、人生観などを感じながら東京のアイーダをやるのではないかな、今日の稽古でこの台詞にふと共感しました。
渡辺 牢獄のシーンでの「アイーダはすばらしい、僕とは比べ物にならない」というラダメスの潔さが好きです。
五東 一番難しいと思っているのは、ファラオになったところ。感情に任せると子供っぽくなってしまうし、イシスの娘となり、辛いし悲しいけど自分はファラオというぎりぎりのところで、全身全霊で宣言しています。


インタビューでも語られた照明や装置などの美しさ、様々なメロディの数々は、伸びやかな、また迫り来る心情が込められた歌声により心に深く響いてきます。また、アンサンブルのダンスもすばらしく迫力があり、舞台のすみずみまで様々な角度から楽しめるミュージカルでした。
こうしてキャストも観客も、待ちに待った劇団四季のミュージカル『アイーダ』は汐留 四季劇場[海]でついに開幕。

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劇団四季ミュージカル「アイーダ」

●10/3(土)〜2010.1/31(日)
●電通四季劇場[海]
●S席9,800円/A席8,000円/B席6,000円/C席3,000円
●お問い合せ=劇団四季 http://www.shiki.gr.jp/applause/aida/index.html