[2008.06. 1]

ミュージカルロマンス『DRACULAードラキュラ伝説ー』

松平健さん18年ぶりのミュージカル「DRACULAードラキュラ伝説ー」の東京公演が幕を開けました。
以前ダンスキューブのトピックスでも制作発表をご紹介いたしましたこの公演のゲネプロに行ってきました。

ゲネプロ前には出演の皆さまよりお話を伺うことができました。
紫吹淳さんの
「東京が最後の公演なのでこれで終わってしまうのだと思うと寂しくもあります。」という言葉もあったように出演者のチームワークもばっちりな様子。
鈴木綜馬さんの
「完成度の高いエンタテインメント。楽しい仕掛けが散りばめられている舞台です。」
という一言に期待が高まります。
松平健さんはドラキュラというと恐ろしいイメージですが?という質問に
「このミュージカルのドラキュラは純粋な男で、どの人間よりも純粋な人間らしいドラキュラです。」
とお答え下さいました。
一体どのような物語、舞台なのでしょうか?

15世紀半ばトランシルバニアの名門、ドラキュラ伯爵(松平健)は勇敢な軍人であると同時に学識豊かな学者でした。ところが、最愛の妻アマンダ(劔持たまき)の死に我を忘れ悪魔と取引をしてしまいます。妻の命と引き替えに吸血鬼になることを承諾してしまったのです。しかし悪魔のメフィスト(園岡新太郎)はアマンダが「いつか」「どこかで」よみがえると宣言して消えてしまいます・・・。
悪魔とその手下が歌い踊り、ドラキュラ伯爵の先祖への恨みを語ります。それでも妻がよみがえるのならと懇願する伯爵。心から妻を愛している様子が伝わってきます。
それから400年後。ドラキュラはアマンダとの再会を待ち続けています。アマンダと生き写しのミーナ(劔持たまき)がロンドンに住んでいます。ドラキュラ伯爵の夢を見たと姉のように慕うルーシー(紫吹淳)に語るミーナ。名前は違ったけど、私を呼んでいたの、ととても幸せそうに語るミーナ。しかしロンドンには宿敵、ヴァン・ヘルシング(鈴木綜馬)が待ち受けています。伯爵は城を出るのか?そしてミーナは本当にアマンダの生まれ変わりなのでしょうか?

登場する人物の衣裳もそれぞれの人となりを表していてとても素敵なものです。まわりをとりかこむヴァンパイア達が軽そうなダークカラーの衣裳を纏ってひたひたと動き回ったり、悪魔のメフィストとその手下達もこの世のものではないような動きを見せたり。一時も目が離せません。

人の血を吸う恐ろしいドラキュラではない、純粋な心を持っているドラキュラ。ぜひ劇場で彼の生きた時代を一緒に過ごしてみて下さい。


 


 

ミュージカルロマンス「DRACULAードラキュラ伝説ー」

●新国立劇場 中劇場
●企画・原案=赤坂雅之
●演出=藤井大介(宝塚歌劇団)
●出演=松平健/鈴木綜馬/劔持たまき/大澄賢也/紫吹淳、ほか