宝塚歌劇団 宙組の東京公演が7月幕を開けた。
芝居とショーの二本立て、1部はイギリスの国民的英雄ホレイショ・ネルソン海軍提督の半生を描いたミュージカル『TRAFALGAR(トラファルガー)』−ネルソン、その愛と奇跡−。
18世紀半ば、かのナポレオンとも対峙したイギリス海軍提督ホレイショ・ネルソンを主人公に、齋藤吉正が作・演出。ナポレオンとの戦い、親友の妻との許されざる恋、自身の妻との心のすれ違いなどが描かれている。
ヨーロッパの大国が制海権をめぐって苛烈な争いを続けた時代を描いた芝居と変わって、2部のショー『ファンキー・サンシャイン』は底抜けに明るい。「太陽」をテーマに、太陽からイメージされる言葉、生活、文化、ファッションを多角的に捉えた作品。美空ひばり、加山雄三の曲など昭和のメロディも登場する、宝塚の様々な魅力がぎっしりつまったバラエティ豊かなショーとなっている。
初日に先駆けて行われた公開舞台稽古の後、主演の大空祐飛(おおぞら ゆうひ)が会見した。
大空 皆さま本日は通し舞台稽古をご覧いただきましてありがとうございました。今回は夏にぴったりのお芝居とショーの二本立てとなっております。そして、宙組で私が主演してから初めて、全員そろってのショーとなっております。盛りだくさんのお楽しみいただける作品となっておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
-----宙組のソーラーパワーがはじけていますが、みどころは?
大空 『TRAFALGAR』は非常に宝塚らしい、コスチュームもので、ストーリーも宝塚的なドラマがありつつ、齋藤先生の新しいものを取り入れた、映像など斬新さも取り入れた、宝塚の古き良きものと新しい今の時代にあったものをミックスした作品になっております。ショーの方は、幅広い年代の方にお楽しみいただける、少し昭和の香りもしますけれども、皆さんがリズムに乗りやすい、帰りには歌って帰っていただけるようなショーになっておりますので、前半の少しコミカルな部分と、後半のドラマティックな部分と、絶妙なバランスの石田先生の味付けになっておりますので、その辺りが見所となっております。
-----トップスターになって1年がたちましたが、ご自身や宙組の変化など。
大空 船にたとえるならば、最初はやっぱりどんな航海になるのかという感じで、先が分からないけどワクワクしつつ、興奮状態で荒波に乗っていたような感じでしたが、今の心境は穏やかな海をいい風で渡っているような感じです。ちょうどこのお芝居も海の話ですが、とてもいい波に乗れているのではないかな、と。私自身も非常に充実した仕事をさせていただけたことと、宙組全体もいい作品に巡り会って成長しつつ、組の団体力のような、チームワークが非常にいま良い状態なのではないかと感じております。
-----今回お芝居は「ゲド戦記」の寺嶋民哉さんの曲などもありますが、大空さんご自身が気に入ってらっしゃるシーンなど。
大空 お芝居はオープニングの曲が寺嶋先生の曲で、私は初めてなのですが非常にパワーのいる曲で、本当に最初は大変でした。一曲歌いきるのに非常にエネルギーを使います。でも、今までにない曲にチャレンジすることで、自分もテンションが上がりいいテンションでお芝居を始められるので、新鮮に毎日やらせていただいています。衣裳で言いますと、今回は私が宝塚に入ってから初めて、雨合羽で銀橋を渡っておりまして(笑)、その着こなしっぷりを是非観ていただきたいなと。自信を持ってお送りしたいと思います。
-----最後に東京公演を楽しみにしているファンの方にひとこと。
大空 皆さま、宝塚大劇場での公演を経て、宙組は『TRAFALGAR』も『ファンキー・サンシャイン』も非常に充実しております。また新鮮な気持ちで東京の皆さまにお送りしたいと思いますので、ソーラーパワーを受け取りにぜひいらしてください。
『TRAFALGAR』−ネルソン、その愛と奇跡−
『ファンキー・サンシャイン』
※画像をクリックすると、大きな写真をご覧いただけます。