[2010.06. 7]

宝塚月組『THE SCARLET PIMPERNEL』で新トップコンビが東京お披露目

100604moon01.jpg

宝塚歌劇月組 ミュージカル『THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)』が2010年6月4日に東京公演の幕を上げた。
1997年にブロードウェイで初演されたフランク・ワイルドホーン作曲のミュージカルを小池修一郎が潤色・演出した宝塚版で、2008年に星組で初演、第16回読売演劇大賞優秀作品賞、第34回菊田一夫演劇大賞を受賞している。
今回の月組公演は、霧矢大夢・蒼乃夕妃の新トップコンビのお披露目作品で、初舞台生も加えた新生月組のスタートを飾る作品となった。

18世紀末、民衆がバスティーユ牢獄を占領したフランスでは、王政が廃止され革命の嵐が吹き荒れていた。
主人公のパーシー・ブレイクニー(霧矢大夢)はイギリス人貴族でありながら、革命政府により次々と捕らえられ無実の罪で断頭台へと送られる貴族を、“スカーレット・ピンパーネル”と称して密かに国外へ逃している。その正体を突き止めようと躍起になる革命政府の公安委員ショーヴラン(龍 真咲/明日海りお)、かつてはショーヴランと共に革命の同志として闘った経験もある女優のマルグリット・サン・ジュスト(蒼乃夕妃)。
物語はこの三人を主軸に、恐怖政治を背景にしたすさんだパリでの民衆の叫びや、夫婦となったパーシーとマルグリットのすれ違い、ショーヴランの苦悩、マリー・アントワネットの遺児、王太子ルイ・シャルルの救出、イギリスでの貴族たちの華やかなシーンなど、大変宝塚らしく、ワイルドホーンのすばらしい音楽とともに盛り上がる冒険活劇だ。

100604moon02.jpg

公開舞台稽古終了後、主演の霧矢と蒼乃が会見した。

霧矢 皆さま本日はお忙しい中お集まりいただきましてありがとうございます。月組版『スカーレット ピンパーネル』、今日より開幕いたします。どうぞよろしくお願いいたします。

蒼乃 お披露目公演で、この作品に携われるとこを本当に光栄に思っております。千秋楽までがんばりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

----2年前に星組で大変好評だった作品ですが。

霧矢 そうですね、大劇場で一月公演してまいりまして、月組ならではの『スカーレット ピンパーネル』になったであろうと自負しておりますので、自信を持って東京に挑みたいなと、思っております。何の気負いもないですね。楽しんでこのエンターテイメント性の高い冒険活劇を皆さまにお伝えしたいと思っております。

蒼乃 今の月組にしかできない色がたくさん見られる作品に、大劇場公演を通してどんどん成長してきたと思うので、それを楽しみに月組の『スカーレット ピンパーネル』を観にいらしてください。

100604moon03.jpg

----どんなところが月組らしいと思われますか?

霧矢 月組は代々“芝居の月組”と言われておりまして、『スカーレット ピンパーネル』はパーシーとマルグリットとショーヴランの三角関係が主軸ですが、パリの人々であったり貴族の人々だったり、民衆の場面が大きなポイントをしめる作品で、その中で下級生の一人ひとりがそれぞれの役を、名前のない役でも作り上げて一生懸命お芝居しながらやっているというのが、やはり月組らしいと思います。どんなに小さな役でも全身全霊こめてやっている姿に、メインキャストの私たちも、そういう下からの押し上げをとても感じながら演じております。

----それぞれの役作りの工夫、アピールしたいところなど。

蒼乃 マルグリットという人物は、革命の元闘志ですごく芯の強い女性ですが、パーシーと出会ったことですごく女性らしい一面が出てきていると思うので、私はそういう部分を大切に、でもショーヴランと向き合った時は本来の自分というか、強い部分も出しつつ色んな面を持った女性でいられたらと思っております。

100604moon.jpg

霧矢 パーシーは冒険活劇の本当にヒーローらしいヒーローで、世間的には浮ついた貴族を演じておりますが、他国の貴族を助けるという正義感も持ち合わせておりますし、ちょっとした茶目っ気であったりとか、パーシーも本当にいろいろな面を出せる役だと思います。いちばん皆さまが楽しみにしていらっしゃる、グラパンの役作り等々もすごく期待が大きくて(笑)、どうしようかなと悩んだところではありますけれど、それを宝塚(大劇場)でやってきて、自分の中でも切り替えがうまくてきるようになってきたので、ヒーローの部分とマルグリットとの恋愛関係、ロマンスの部分とのバランスをうまく取りながら、自分なりのパーシーというのを言葉にするのは難しいですが、霧矢のパーシーというものを感じていただけたらな、と思っております。
大劇場公演の時は初舞台生も一緒で、本当に初めての、“初の”ということがすごくたくさん重なった公演だったのですが、東京ではその初舞台生の中から月組の組子が配属されまして、新生月組の完全版といいますか、この月組でこれからやっていきます、という形になったので、また気持ちも新たに月組みんなで力を合わせて毎日の舞台を元気に楽しくやっていくという、意気込みでございます。
そして、それが次回作、次回作とつながっていけば、と思っております。

 

100604moon04.jpg 100604moon05.jpg 100604moon06.jpg 100604moon07.jpg 100604moon08.jpg
100604moon09.jpg 100604moon10.jpg 100604moon11.jpg 100604moon12.jpg
100604moon13.jpg 100604moon14.jpg 100604moon15.jpg 100604moon16.jpg
100604moon17.jpg 100604moon18.jpg 100604moon19.jpg 100604moon20.jpg
100604moon21.jpg 100604moon22.jpg 100604moon23.jpg 100604moon24.jpg

※画像をクリックすると、大きな写真をご覧いただけます。