reporter:ペンネーム/ 若葉まこ

No.1 フラメンコ編
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 脚を屈伸したりちょっと柔軟をして、いよいよ、フラメンコの真髄、足さばき、サパテアードの練習です!
 
 やってみて思った…。セビジャーナスの練習よりも難しい。足を規則正しくうち鳴らすのがこんなにも困難だったとは。左、右と、単純に踏み鳴らせばOKかと思いきや、つま先がまず床を踏み(プンタ)、次にかかとを下ろす(タコン)パターンや足の裏全面を使うパターンと複雑な動きなのだ。プンタ・タコン、プンタ・タコン。まずはこの繰り返し。上半身はすっきりのばして、足元は揃えることも忘れず、1ヶ所にとどまっていなくちゃならない。姿勢は「上半身はまっすぐに、ひざを緩めるだけ」と先生はあっさりとおっしゃるのですが、頭の隅には姿勢を保たなきゃという意識があるけれど、スピードの速さに置いてきぼりをくわないようにするのが精一杯。リズムが変わって、さらに足元はふらふら。激しい運動をしたわけではないのに、だんだんポカポカしてきて、じんわりと汗が体全体から出てきます。

 最後は、ブラソ。腕の動きです。両腕を挙げ、バレエで言うならアン・オーのポジションから、体の脇を通って下に、おへその前を通ってもとの位置へ。円を描く動作を左右交互に行います。上から下に動かすときは肘を上に引っ張り、指先を下に。これまたスピードが速い。次は手首を回す運動。両手を前方に差し出し、内回しと外回しを行います。回すときは指を一本一本折って、回しきったら一本一本開いていきます。指がつりそう!手のひらが痛い。仕事中ってパソコンの前で固まってるもんなぁ。手首は固いし、指も反ろうと思っても反らないし、ずっと続けると腕がだるくなってきます。「指先をきれいに。手首を回すだけ。」シンプルな教えだけど、滑らかに動かすには日ごろから柔らかくしてないとできませんでした。

「ウォーミングアップ」



「いよいよサパティアードの練習です」




「レッスンが終わって先生と記念撮影」

ううぅ。足が痛い…。初めてのフラメンコは、自分と戦っている間に終わってしまいました。ハッキリ言って、だれが見学にこようが、周りのことなんて気にしてられません。目に入ってこない。

レッスン後、笑顔がまぶしい谷先生からビギナーへひと言いただきました。
「意外と取っつきにくいかもしれませんね。やってみると、手も足も細かなところまで使うことがわかりです。見た目と違う、できないと落ち込まないで。3ヶ月も続ければ霧が晴れたようにわかるようになりますから」

 帰り道、頭の中は、タピピタピピタ、タピピタピピタ。カスタネットのおさらいしたくってしょうがない。手も動かしちゃったりなんかして。すっかり怪しい人だ。気分はすっきり軽やか、普段は好きじゃない夜の山手線に乗るのも苦に感じない。会社帰り、足裏マッサージやお友達とのお食事も、それはそれで楽しいしリフレッシュできるけれど、一週間に1日、自分のためだけに時間を使うのがこんなに極上のリラクゼーションだったなんて。嬉しい発見でした。続けたい!心からそう思ったのでした。

■今回教えていただいたのは…

谷 淑江先生
 小松原庸子スペイン舞踊団

幼少よりバレエを習得。
小松原庸子スペイン舞踊団の公演に感動し、1990年研究所入所。バレエで鍛えられたテクニックとスペイン的な容姿で舞台の華を持つ数少ない舞踊手。
入所2年目に舞踊団恒例公演「真夏の夜のフラメンコ」に出演。舞踊団でのマドリッド、バルセロナ、コルドバそしてニューヨーク、シンガポール等の海外公演にも参加。
現在では度々スペインで研鑽を続け、舞踊団公演では重要な役を与えられ、各方面より好評を博し舞踊団の期待に応えている。

 

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