reporter:ペンネーム/ 若葉まこ

No.1 フラメンコ編
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 お次はカスタネット。こちらもいろいろと試着(試打?)させていただきます。「値が張るものほど音色がいい」を実感すべく、6,000円〜15,000円、20,000円と音の聞き比べをしました。 

 確かに、音色の軽やかさと響き方が違う!綺麗な音に感動し、すっかり私は踊る気満々に。ボルテージが上がってきました。高いものでなくても、お手頃な値段で音色もいいものもあるそうです。指の入れ方・締め付けの調節の仕方を教わります。「線が入っている方に利き手を」。なんでまた?「一組のカスタネットで音が違うんです」。た、たしかに高低の差がある〜!カスタネットも音楽の一部。割れないように合成樹脂だったり繊維だったり。黒いカスタネットはシンプルな形なのに、非常に奥が深いようです。

「素材によって様々な音が」

 最後にレッスン着を選びます。レオタードやTシャツなど、トップスは自由のようですが、スカートがなくてはいけません。それは次第にスカートを使った動きが出てくるから。初心者はスカートのひだが控えめな軽いものがいいようです。「基本的には好きなデザインで大丈夫ですが、スカートが持ちやすいのはこちらです」と勧めていただいた形は、腰回りはすっきり、足下に一段フリルのついたスカートです。さっそく試着室へ。丈はくるぶしあたりのものを選ぶこと。長さもOKが出て、最後に、意思表明?記念撮影をしました。


「店内は色とりどり」

「スカートをはいて完成!」



4月某日。


 いよいよ。いよいよです。4〜6月の1クール、今日が第1日目です。 私も含め、やや緊張している受講生のなかに、講師の谷淑江先生(小松原庸子舞踊団)が黒いスカートをひるがえし、たおやかな物腰でいらっしゃいました。

 カスタネットの練習からスタート。先生を囲んで円陣を組み、まずは装着。打ち方、腕は肘を落とさないように…など注意をいただいて、いざ、リズムを刻みます。 「タと言ったら左、ピと言ったら右」という決まり事にのっとり、最初はタ、ピ、タ、ピ、タ、ピ、タ、ピ……。先生の見本を聞き入っている暇はありません。 リズムの組み合わせも、指の動かし方もレベルアップしていきます。
「右手はひっかく、パンと言ったら両手同時に」が加わり、パン・タピタ、パン・タピタ…。 初めて体験するフラメンコのリズムになんとかついて行こうと必死。余裕などありません。 左と右、別な動きをさせるんだもの、頭がパニックになりそう!とはいえ、同時に鳴らすのが簡単かというと、 タイミングがずれたりどちらかがおろそかになったり、意外と「同時」に鳴らせないのです。不器用だなぁ。
次に腕の動きが上下前後と加わって、さらにレベルアップ。焦るな焦るな、自分の手元をしっかりと見て鳴らそう。 何よりギター音楽をきちんと聞いて、タピタピと呪文のように唱える。するとリズムが狂うことも少ないかも…そう自分に言い聞かせつつ、規則正しくリズムを刻む。 とにかく、必死でした。

「まずはカスタネットの練習から」

「では、カスタネットを片付けてください。」
もっとマスターしたいな。名残惜しさを感じる暇もなく、次のセビジャーナスの練習に移ります。時間も限られていますから、 レッスンはテンポ良くスムーズに進んでいきます。

セビリア地方の春祭りで踊られる曲のセビジャーナスは、4番目まであり二人組で踊るものだそう。フラメンコ用語に丁寧な解説が入ります。 片方のつま先を身体の前でフロアに押しつけて「これは、プランタといいます」。ポーズの名前もスペイン語だ。 スペインでは1階、2階にもプランタを使います。そうか〜、覚えやすいぞ。冒頭から徐々に振りを覚えていきます。 谷先生のお手本に合わせて、一緒に動いて身体にすり込みます。マーキングはできても、見るとやるとは大違い。 先生は簡単に足を運んでいるだけでなんだか体全体が踊ってるのに、自分はときたら。 動いてみてわかるフラメンコの難しさ!ま、カスタネットのときから感じてたけどさ。 「ゴルペはもっと床を鳴らして!遠慮せずに」「どうぞ、何度も間違えてください」と谷先生の励ましもあり、 なれない靴とも戦い、初めてのステップをぎこちなくもこなし、ひたすら先生のカウント、音楽にあわせて何度も鏡の前を往来します。 どうしたらもっとうまく踊れるの〜? 鏡の中の自分と火花を散らす…は大げさかもしれないけど、 先生が醸し出すフラメンコらしさを習得できるように少しでも近づけるように頑張っちゃいます。


  写真2枚とも:「お祭りの踊りセビジャーナス」

 

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