「ジゼル」2006年1月の公演から
ロホ、アコスタ、ヤナウスキー |
31歳になるまで古典バレエを踊ることがなかったのは、カンパニーの判断ミスだろう。それを踏まえて、本人にとって難しいと思われる点は、経験を通して培ってくる役へのセンスが不足していたことだろう。第2幕、アルブレヒトのヴァリエイションの後半に差し掛かって、ワトソンの体力ががくんと落ちたように見えた。ヴェテランのベンジャミンが相手ということもあって、失敗とまでは行かなかったが、夜明け前のシーンでのパートナリングは、一瞬動きが遅れて冷やっとしてしまった。反面、第1幕では、腕の動かし方、ステップの運び方は大変美しかった。来シーズンは、年末に『くるみ割り人形』、2007年になって『白鳥の湖』があるので、ワトソンが王子役を観る機会が増えることを期待している。 |