クラウド・ゲイト舞踊団は、1973年にリン・フワイミンが創設した、台湾のモダンダンス・カンパニーである。カンパニーとして、ニューヨークのBAMネクスト・ウェーブ・フェスティバル、リヨン・ダンス・ビエンナーレ、シドニー・オリンピック芸術祭、ピナ.バウシュのヴッパタール舞踊団創立25周年記念フェスティバル、アデレード・フェスティバルなどに招聘さてている。
リン・フワイミンは1947年に台湾に生れた。当初、小説家をこころざしたが、その後身体表現の可能性を求めて中国伝統演劇の京劇、昆劇、を学び、ニューヨークでマーサ・グラハムのテクニックを修得した。73年にカンパニーを創設して以来、民族の結合への思いを込めた『家族合唱』、釈迦が悟りひらいたインドのブッダガヤを訪れた際に創った『流浪者の歌』、巨大な鏡面と3,000?の水を使った『水月』、書道の精神を身体言語で表現した『行草』などの作品で評価を高めてきた。
今回の来日公演では、『行草』と『水月』が上演された。個々の動きは太極拳などの古来の所作に基づいていると聞く。研ぎ澄まされ絞り込まれ、様式性を具えている。フォーメーションやダンスの流れはモダンダンスのものだが、動きの様式性が反映して美しいフォルムを描く舞台だった。(2月29日、新宿文化センター) |

クラウド・ゲイト舞踊団「水月」

クラウド・ゲイト舞踊団「水月」
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