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幕開きは、菊地研のソロ "Run Like Hell"。バックライトを浴び、上半身は裸に白いパンツで元気良く踊った。続いてかつてプティのバレエ団のプリンシパルだったキューバ出身のリエンツ・チャン、もうプティ作品ではお馴染みのアルタンフヤング・ドゥガラー、英国出身で『デューク・エリントン・バレエ』にも出演したシャーロット・タルボットとチャン、そして20カップルの踊りへと舞台は進んで行く。さらに、草苅民代、上野水香、オペラ座のプルミエのマリ=アニエス・ジローも加わって、いっそうエキサイティングな踊りが繰り広げられた。
NHKホールの広い空間にセットを置かず、ブレイク・ダンスなども挿入したさまざまなフォーメーションを展開。しばしばレーザービームでダンサーの周辺に図形を描くなどして、ヴァーチャルな舞台イメージとピンク・フロイドの音楽を共鳴させていた。
牧バレエ団のプティ作品の上演は7作目になるが、『デューク・エリントン・バレエ』に続いて、彼の振付作品の中でもスケールが大きい音楽家をテーマとした『ピンク・フロイド・バレエ』の新制作の上演を成功させたことは、意味がある。今後さらに、プティ作品の優れたものを日本の舞台に定着させてもらいたいものである。 (2月7日、NHKホール)
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